ケットシー
誤字脱字在りましたらよろしくお願いします
店の中に入ると中は、棚に多くのアイテムや商品なので陳列されている、どうやら此処は道具なども扱っているらしい、イグスは奥にあるカウンターへと歩くするとカウンターの上に一匹の白い猫が丸まってい寝ていた。
外に沢山猫が居たので、店の中にいても不思議はないと思った、すると猫は耳をピクンッピクンッと動かして目を覚ました、そして俺を見る。
「にゃー、情報屋にいらっしゃいにゃー」
うおっ!と俺は驚いてそこから飛びのいた
「猫が喋ったわ」
テイラも内心驚いているようだ、猫はにゃはははと笑いながらこちらを見る。
「いやいや、失礼しましたにゃ、うちは人を驚かすのが好きでしてついやってしまうのですにゃー」
白猫はそう言い続けて
「後うちは恥ずかしがり屋何で猫を通して喋ってるにゃー、よろしゅうにゃー」
つまりこの店のどこかに猫を通して喋っている人が居るのかとイグスはそう考えた
「…ミーネ」
後ろから来たリーゼが白い猫を見ながら言った、白猫は尻尾を揺らしながら
「おーリーゼじゃにゃいか、最近どうニャー?」
「…まぁまぁ、上々、あえて言うなら普通」
「そうかニャー、それはなによりにゃー」
「…それでね、今日来たのは---」
「分ってるにゃー、リーゼの大事にしてる物が無くなったんにゃーしょ? そしてその二人は探し物を手伝ってくれる人だよにゃー? 猫の皆から聞いたニャー」
とリーネは言った、イグスはちょっと待てと言い。
「猫から聞いた?」
「あー、そう言えば君たちは今日この街に来たんだったにゃーね? うちは唯の情報屋じゃないにゃー猫の情報屋ニャー」
「猫の情報屋?」
「そうにゃー、うちは人以外にも猫から色々な情報を仕入れてその情報を売っているニャー、他にも此処を訪れた旅人などの為にも道具を取り扱ってるにゃー」
白猫は体を毛づくろいをしながら言う、するとテイラが
「もしかして、貴女ケットシーかしら?」
白猫がお、と意外な表情をして
「おー、うちの事ケットシーと見破ったのはそなたが初めてニャー」
「ケットシーって何だ?」
「ケットシーは猫や動物と喋れる一族のことよ、二、三回あった事あるわ」
と言う、するとカウンターの奥から
「にゃー、ケットシーを知ってる人が居て嬉しいにゃー」
と一人の女性が現れた、髪の毛は栗色で首まで垂れたショートヘアー目は猫のように立て目で頭にはピクピクと動く猫耳があって170ぐらいはある背丈の女性だった
「改めてうちがこの情報屋のリーネにゃ、お見知りおきにゃー、この姿見せるのはリーゼ以外久しぶりだ二ャ」
「俺はイグスよろしく」
「テイラよ」
それぞれ名乗り終わると
「んじゃ、情報だけでタダではあげれないニャー、それに見合った依頼を受けてほしいにゃ」
「依頼?」
「そうだにゃ」
そう言ってリーネがカウンターの隣にある掲示板に貼ってある紙を一枚取りイグス達の前に置く
「北東の山に住みついてる盗賊を撃退してほしいのにゃそしたら情報をおしえてあげるにゃ」
「情報だけに盗賊討伐? もうちょっとマシなのは無いの?」
「残念ながらないにゃ、ごめんにゃ」
「いやいや、普通だろ? 魔物数十匹より簡単だろ」
「そう言っていただけるとありがたいにゃん♪」
「…私も頑張ります!」
小さい声であるがやる気を見せるリーゼだが
「いや、リーゼは留守番だ」
とイグスに言われて、驚くリーゼ
「…でも」
リーゼは俯いて言う、俺はリーゼの頭を撫でながらリーゼに笑いかける
「ちゃんとお母さんの肩見見つけてやるからな、待っといてくれよ?」
リーゼは少しの間イグスを見ると無言でうなずいた
「どうやら話はまとまったみたいにゃね」
「じゃあ、俺たちは盗賊懲らしめに行くんでリーゼの事よろしくお願いします」
そう言って店からでようとすると、
「任せたニャー」
リーネが手を振りながら言ってきた、俺とテイラも返すと扉を閉めて外に出た
「じゃ、リーゼの肩身を奪い返しに行きますか!」
「ん? どういうこと唯の盗賊退治でしょ?」
テイラは不思議に思いながら言う
「そうだぜ? 盗賊を退治してその盗賊からリーゼの母の肩身を奪い返すんだよ」
テイラはあ、とどうやら気が付いたらしい
「ああ、そう言うことね、彼女依頼と言いながら私達に母の肩身が在る場所を教えたわけね」
「そうだ、リーゼの言っていた青いバンダナの男は多分ここら辺に住みついている盗賊なんだろうよ」
「盗賊を倒せば肩身も手に入る、お互いに利益が生まれる流石情報屋ね」
テイラは感心したように言う、流石に俺も此処までお互いに利益のなるようなことをするとは感心したと思ってるしな。
「じゃあリーゼとリーネの為にも頑張らないといけないわね」
「ああ、そうだな」
イグスLV16
テイラLV16