表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

人形の様な少女

あれからイグス達は南東にある港に向かって街道を進んでいた。

「そう言えば、イグスはツインブレイクって知ってる?」

突然、テイラが話して来た。

「確か、別々の術技が組み合わさって別の術技に変わることだよな?」

「そう、もしかしたら私達でツインブレイク出来るかもしれないし、合体魔法は強力だからこれからの旅に使えそうかなって」

「確かにそうだな、でも俺達で合体技を出来そうな術技あるか?」

「そうねじゃあ、そこら辺に要る魔物で実践しましょう? あれとか」

そう言って指を指した先にはサイノットが居り、どうやらこちらに気づいたようでこっちに突っ込んで襲ってきた

「たく、行き成りかよ」

イグスは鞘から剣を抜く。

「光斬衝きえたことによっt!」

剣に光を纏わせた斬撃をサイノットに飛ばし、斬撃はサイノットの突進を止めた。

「光の意思よ…フォトン!」

テイラが詠唱を唱えると、サイノットの目の前に小さな粒子が現れる、そして光の粒子は瞬く間に破裂し、サイノットを転倒させる。すると突然武器が光り出す

「イグスタイミング合わせて」

「分かった」

「光よ!」

「弾けろ!」

「「フォトンパニッシュ!!」」

テイラがサイノットの周りに光の粒子の塊を無数に出現させる、イグスは光の斬撃で粒子を破裂させるすると他の粒子も衝撃によって破裂しサイノットに襲いかかりサイノットは消滅した。

イグス達は倒したことを確認すると武器をしまった。

「どうやら上手くいったみたいね」

「ああ、けど結構タイミングを合せるのって難しいな」

「そうね、でも何回か実戦を積んだらすぐに出来ると思うよ」

「そうだな」

イグスは頷きながら言う

「新しい技も覚えたし港を目指すか」




カーライル南東港

「やっと着いたな」

「そうね、何とかここまで来れたわね」

イグスとテイラは辺りを見渡した、建物はカーライルと同じレンガを立てて造られた家や道だった。

見る限り港と言うより港街と言った方があっている感じがする、とイグスは思った

「カーライル程じゃないけど此処も人が多いな」

「そうね、此処は漁業が盛んだからね」

「で、これからどうするよ?」

イグスは言うと、テイラはうーんと言いながら考える

「船の時間も気になるし、時刻表を見にでも行きましょう?考えるのはそれから」

「あー、なら俺はちょっと別行動とって言いか? ちょいと討伐依頼の魔物とかの掲示板とか見に行きたい」

「そう? 別にいいけど? じゃあ、宿屋で待ち合わせましょう」

テイラはそう言い船が停泊する左の道の方に歩いていく、イグスはそのまま中央へ歩いていく

中央区に着いたイグスは早速討伐依頼の張ってある掲示板を見ていた、隣には他にも落し物やその他の情報が貼られた掲示板が有った。

「んー、あんまり良いのがないなー」

イグスは溜息を吐きながら言った、イグスの見ていた討伐依頼には「サイノットを10匹倒してくれ」や「ミツビーの討伐依頼」「花を枯らすラフレシアント討伐」「人攫いをどうにかして」など千R以下と報酬の少ない物ばかりがあった

「こんなんじゃ、普通に倒した方がいじゃん」

イグスはその場から離れようと思った時ふと隣を見ると、人形いや人形のように表情が無いく紫いろのゴシック服を着た十二歳ぐらいの少女がいた、腕には兎の様な何かの魔物の様なそんな感じの人形を抱いて。

「………」

少女は落し物の掲示板をじっーと何を考えているか分からないような目で。

そんな少女にイグスは話しかける

「君何か落し物でもしたのか?」

「………」

すると、少女はイグスの方を見て、無言でコクリと頷く。

「何を落としたんだ?」

「………」

少女はすぅと指を掲示板に張ってある紙に指を指す、そこには、

『母の肩見であるアクセサリーを探しています    リーゼ・アルトゥトゥス』

と書いてあった、リーゼとは少女の事だろうとキリトは分かった

「……大切な物」

と少女、リーゼはそう小さな声でしかしはっきりと言った。

「そっか、大切な物なんだな」

「………うん」

「じゃあ、少しの間だけど手伝ってあげるよ」

「………ありがとう」

リーゼは小さく言った

「じゃあさ、君、えっと…リーゼで合ってるよな?」

「……」

リーゼは頷く。

「リーゼは何処で落したんだ?」

「……分らない」

行き成り分らないか…困ったな、イグスは腕を組んで悩む。

「じゃあ、無くなる前に何か無かったかな? 何かこう…誰かに話しかけられたとか」

「………あ」

リーゼは何かを思い出したようだ。

「何か思いだした?」

「………頭にバンダナ巻いた人とぶつかった」

「バンダナ?」

「……青いバンダナの人」

青いバンダナをの人間か確かに目立ちやすい印象だがな…、取ると分らなくなるしそれだけじゃな…

「………あと」

「? …あと?」

「………腕に入れ墨してた」

入れ墨? とイグスは言う、すると

「あ、いたいたまだ此処にいたの」

後ろからテイラの声が聞こえた、振り返るとテイラがこちらへと歩いて来た。

「時刻表見に行ったんだけど…、あらその子は?」

テイラはリーゼを見る、するとリーゼはぺこりと小さくお辞儀をする。

「あー実はな…」

と、イグスは今までの事をテイラに話す。






イグスLV16

テイラLV16




誤字脱字など有りましたら報告、感想その他お願いします!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ