表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

279/386

「深淵支配――太陽王の初撃」

◆ 第一の島・混沌の渦中


空が吠え、

海が千年の眠りから目覚めた神のように暴れ狂う。


砂浜では、ナウクリアの神聖なる巨蛸が黒い水柱を巻き上げ、

その奥ではイカロスの巨影がゆっくりと迫っていた。

世界を喰らうためだけに作られた、機械の怪物のように。


ハルトは手をモノリスに置いた。


「時間がない……

今すぐ、お前を制御する。」


《ガチャ召喚:支配ロット》


三つの黄金の光球が彼を包む。

その光に、アウレリアでさえ目を覆った。


ハルトは神蛸へ手を伸ばす。


「聞け。

お前は兵器ではない……

守護者だ。」


巨蛸が咆哮し、

高圧の水流が岩を真っ二つに裂く。


カオリが叫ぶ。


「ハルト! 下がれ!!」


だが彼は退かない。


触手が襲いかかる。


ハルトは手を上げる。


《深淵絶対支配:レヴィアタンの鎖》


黄金の鎖が触手を拘束する──

だが、怪物はそれすら引きちぎった。


アウレリアが歯を食いしばる。


「ハルトでも……完全には押さえられない……」


マルガリータが笑う。


「王サマでも手に負えないモン、あるよねぇ?」


ハルトは奥歯を噛みしめた。


「まだだ……!」


瞳が太陽のように燃える。


「許可は聞いていない!

命令だ、従えッ!!」


巨蛸の動きが一瞬止まり──

さらに激しく咆哮する。


その背後。

海が大きくうねる。


イカロスが腕を持ち上げ、

ハルトへ照準を合わせていた。


ライラ・フロストベインが銃を構える。


「ハルト王に触れさせない!」


風を切りながら岩上に跳ぶ。


セレスが隣に立つ。


「ライラ……補助歌、入れるわ。

3……2……1……」


《紅月のアリア》

《カントゥス・クレッシェンド》


銃弾が光を帯びる。


ライラは息を吸う。


「特射──

《ムーンブレイク・ショット》!」


弾丸が空を裂き、

イカロスの腕装甲を粉砕した。


カオリが絶句する。


「ライラ……今のは……!」


ライラは銃口を軽く吹いた。


「準備運動。」


イカロスは胸部にエネルギーを収束し始める。


セレスが一歩前へ。


「これは……私。」


腕を広げ、空気を震わせる。


《大瀑声:堕落のカント》


咆哮の衝撃は

イカロスの光線を粉雪のように空へ散らした。


ナウクリアの民は衝撃で地に伏した。


モモチがハルトの背後へ現れる。


「今です、我が王。」


巨蛸が再び襲いかかる。

イカロスも砲撃を構える。


だがハルトは高らかに詠唱する。


《完全支配:アハブの輪》


光の鎖が飛び、

神蛸の中央眼に突き刺さる。


巨体が震動し──

崩れ落ちた。


ハルトは一歩前に出る。


「今より……お前は私のものだ。」


巨蛸は頭を垂れた。


アウレリアが感嘆の息を漏らす。


「ありえない……支配した……?」


「それがハルトよ。」


ハルトは巨蛸の背に立ち、指を伸ばす。


「神蛸──

イカロスを叩き潰せ。」


海が裂けた。


触手がイカロスの胴体を直撃。

巨体は崖に叩きつけられ、岩が砕け散る。


アウレリアが高笑いする。


「フハッ! やり返されたわね、このポンコツ!」


ライラが再装填。

セレスが次の歌を構える。

モモチは影へ溶け、

カオリは日輪刀を抜く。


ハルトが手を上げる。


「みんな──

二割の力でいい。」


全員の口角が凶暴に上がる。


✦ ライラ

《クリムゾン・スナイパー・ノヴァ》

✦ セレス

《滅声歌:アビス・オペラ》

✦ カオリ

《斬光烈刀:日割の一閃》

✦ アウレリア

《帝焔:フェニックス・ロア》


四つの必殺が一斉に直撃。


イカロスの上半身が吹き飛ぶ。


火花。

軋む金属。

崩れ落ちる断片。

ハルトは、まだ微弱なエネルギーを放つイカロスの胸部の破片を拾い上げた。


空を見上げる。

その先にアカシが、センサー越しに必ず見ていると分かっていた。


「よく聞け、アカシ。」


ハルトは破片を握りしめ、

バキッ──と粉砕した。


「今のは……二割だ。」


アウレリアが翼を広げ、挑発的に笑う。


「次はもっとマシなのを送ってきなさいよ。」


ライラは銃を肩に担ぎ、冷ややかに言い放つ。


「“天才”さん。

そのうち壊すおもちゃ、無くなるわよ?」


セレスは微笑み、まるで祈りのように。


「来るなら……あなたのお葬式、歌ってあげます。」


島全体が、ドン、と震えた。



評価を通してこの物語を応援していただき、ありがとうございます。ぜひコメントやシェアをお願いします。これからも改善に努めてまいります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ