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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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「太陽の召集 ―― 英雄たち集結」

◆ 黄金太陽帝国 ―― 海軍指揮殿


荒れ狂う海が断崖を叩く。

まるで、迫り来る“何か”を知っているかのように。


ハルトは腕を組み、

蒼い魔力で投影された地図を黙って見つめていた。


包囲は完全。

船は近づけず、

偵察も、魔獣すらも通れない。


カオリが息をのみながら問う。


「……ハルト。

海から行けないなら……

残っている手段は……?」


ハルトはすぐには答えなかった。

黄金の瞳が、一点一点を冷静に分析する。


やがて。


「――呼べ。

全員だ。」


マルガリータが一歩前に出る。


「全員って……

具体的には?」


ハルトは拳を握りしめ、静かに告げた。


「この戦いを始めた時、

帝国の護りを任せた者たち。

全員をだ。」


アウレリアが目を見開く。


「……モモチまで?」


ハルトはうなずく。


「彼女とその部隊。

リラ・フロストベイン。

そして――セレス。」


指揮殿が静まり返った。

その名が示す意味は一つ。


もう後戻りはできない。


その時、

黒い影の門が部屋の中央に開いた。


そこから四人の黒装束が歩み出る。


先頭は――

モモチ。


静かで、危険で、

夜そのもののような眼差し。


「陛下。」

深く頭を下げる。

「我が隊、帰還いたしました。」


その後ろには――


メイカ ―― 静かに、鋭く、殺意を隠しきれない影。

カイレン・ダル ―― 規律と矢のような集中力を持つ狩人。

ジノ ―― 最年少ながら、誰より強い意思を宿す少年。


ハルトは一人ひとりを見渡し、

堂々と告げた。


「よく守ってくれた。

今日よりお前たちは――

太陽特殊作戦隊ソル・ブラックオプス として動く。」


全員が一斉に片膝をつく。


モモチはわずかに口元を上げた。


「では……

討つべき敵を、お命じください。」


アウレリアが苦笑する。


「信じて。今日は敵が多すぎるくらいよ。」


その時――

氷の風が窓から吹き込む。


魔氷で造られた小型竜が舞い降り、

その背から銀髪の狙撃手が降り立った。


リラ・フロストベイン。


星のように輝く氷結銃クリスタルライフルを肩に担ぎながら。


「ハルト。」

冷静で落ち着いた声。

「合図を受け取ったわ。」


カオリが驚いて声を上げる。


「リラ!

何してたの?」


リラは銀髪をかき上げ、淡々と答える。


「山で訓練よ。

戦の匂いを感じてね……

しばらく戦場から離れていたから。」


地図を見るなり、

表情がわずかに変わる。


「……なるほど。

これは本物の試練ね。」


ハルトは強くうなずく。


「海域を任せたい。」


リラは構えたライフルを肩に叩いた。


「任せて。

私の射程はゴーレムより長い。

――狙う相手さえ言ってくれれば、

必ず穿ち抜くわ。」

扉が静かに開いた。


白いドレスをまとい、帝国劇場の助手二人を従えて――

セレス が入ってきた。


緊急連絡を受けたのは、

大規模なコンサートの最中だった。


「ハルト……そんなに、深刻なの?」


ハルトは短く頷く。


「君の力が必要だ。」


セレスは深く息を吸い込んだ。


「……なら、歌うわ。

この戦争に勝つために。」


カオリがそっと手を握る。


「あなたの声は士気を上げられる。

軍全体の心を安定させることもできる。」


セレスは柔らかく微笑んだ。


「うん。

……彼のために。」


ハルトはほんの少し頬を赤らめたが、

平静を装った。


アウレリアとマルガリータは

それをしっかり見抜き、くすっと笑った。


そして、すべての英雄が揃った。


✓ アウレリア/カオリ/マルガリータ

✓ モモチ、メイカ、カイレン、ジノ

✓ リラ・フロストベイン

✓ セレス

✓ フロストとアイリス(後から到着)

✓ 音魔法を磨いていた竪琴の少年デイビッド

✓ 高位魔法の双子、エリーズとエルフィラ

✓ 無口な召喚士セルル

✓ 氷の魔女エイルリス

✓ そして学院の大魔導師


――帝国最強。

――家族のような仲間。

――黄金太陽の中枢。


ハルトは皆を見渡し、静かに口を開く。


「呼んだ理由はひとつ。

敵はただの王ではない。

島々全体が結託し、完璧な封鎖を敷いている。

そしてアカシは……“イーカロス”なるものを作っている。」


空気が震えた。


リラが小さく呟く。


「その名……小さな存在には聞こえないわね。」


ハルトは頷く。


「小さくない。

イーカロスは“国”を滅ぼせる。

すでに海は、ゴーレムによって地獄と化した。」


セレスは両手で口を覆った。


「じゃあ……どうすれば……?」


ハルトは危険な笑みを浮かべた。

“絶対に不可能を超える時”にだけ見せる表情。


「俺たちが得意とすることをする。」


アウレリアが一歩前へ。


「防衛線の突破?」


カオリ:


「ゴーレムの殲滅?」


マルガリータ:


「海を味方につける?」


ハルトは首を横に振る。


「いいや。

まずは――

島へ行く。」


その場が凍りつく。


リラが息を呑む。


「……内部から攻める、ということ?」


ハルトは首を振った。


「それよりもっと悪い。

一つずつ切り離す。

根元から同盟を崩壊させる。

イーカロスが完全に目覚める前にな。」


アウレリアは翼を広げ、厳かに言う。


「なら……まるで古代イーリアスの戦い。」


ハルトは微笑んだ。


「ただし今回は……

トロイアはもっと早く落ちる。」


――その頃、海底の禁じられた研究所。


巨大な石の巨影がゆっくりと目を開いた。


二つの蒼い瞳。

深淵の色。


イーカロス:

『ハルト・アイザワ……

必ず、見つけ出す。』


闇の中で、アカシは愉悦に満ちた笑い声を上げた。


アカシ:

「完璧だ。

――追撃はここから始まる。」


――つづく――

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