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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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「黄金の太陽の選択 ――帝国とゴーレム、同時の脅威」

夜明けが地平線をかすめたその時、

王国全体が揺れ始めた。


地震ではない。

魔法でもない。


――もっと悪いものだ。


◆ 黄金の太陽・戦略室


ハルトは地図を見つめていた。

レヴィウム帝国の領土は赤く染まり、

北方の国境には進軍の光が瞬いている。


そこへ、アウレリア(人間形態)が飛び込んだ。


アウレリア

「ハルト! 帝国が全軍を動かした!

帝国竜、英雄部隊、禁呪術士……

全部こちらに向かってる!!」


カオリは歯を噛み締めた。


カオリ

「最後の総攻撃……

一撃で潰す気だ。」


その時、モモチが影から現れた。


モモチ

「……それだけじゃない。」


カオリ

「どういう意味?」


モモチは未知の封印が施された巻物を投げた。


巻物が開かれ、

魔法映像が空中に映し出される。


そこには――


ギリシャ風大陸の港。

神殿が砕け、都市国家が崩壊する光景。


そして、その中心を歩く巨大兵器。


ゴーレム・オメガN型。


さらに、その核から冷たい声が響いた。


アカシ(通信)

「ハルト、見えているか?

第二試作機――すでに起動済みだ。

遠隔操作だ。どこからか……は教えないよ。

これは……俺の“新しい王国”の始まりだ。」


ハルトは巻物を握りしめた。


アヤネの顔が青ざめる。


アヤネ

「あ、あれは……

前のものよりもっと危険……。

アカシは……私の友達の“残骸”を使って……

さらに犠牲を……!」


震える手を、ハルトが支えた。


ハルト

「アヤネ。

必ず償わせる。

だが今は……二つの脅威に同時に対処する。」


静寂が落ちた。


二方向。

二つの敵。

二つの災厄。


カオリは息を呑んで聞く。


カオリ

「ハルト……どうするの?」


ハルトは息を深く吸い、

黄金のオーラがゆっくりと広がった。


◆ アウレリアの決意


ハルト

「分散すれば死ぬ。

だが片方を無視しても……滅ぶ。」


アウレリアが一歩前へ。


黄金の翼が大きく広がり、目に炎が宿った。


アウレリア

「ハルト。

あのゴーレムは私が行く。

空から戦えるのは私だけ。

衝撃にも耐えられる。

あれは……私に任せて。」


カオリが目を見開く。


カオリ

「アウレリア……本気で?」


アウレリア

「当たり前よ!

あれは無関係の都市を踏み潰してる。

ハルトが帝国を叩くなら……

私はゴーレムを倒す。」


ハルト

「アウレリア、一人では死ぬ可能性がある。」


アウレリアは誇らしげに笑った。


アウレリア

「私はあなたの竜。

あなたの槍。

核を引き裂くまで死なない。」


アヤネが震える拳を上げた。


アヤネ

「私も……行かせてください!

私の友達のために……

犠牲になった人たちのために……!」


ハルトは静かに首を振った。


ハルト

「駄目だ。アヤネ、君は俺と来る。

帝国の“禁忌兵器”を知る者が必要だ。

ゴーレムはアウレリア。

帝国は俺たちだ。」


アヤネ

「……はい。

ハルト様がそう言うなら……」


マグノリアがチェーン銃を鳴らす。


マグノリア

「なら、私たちがアウレリアを援護!

あの化け物、ぶっ壊してやるよ!」


モモチ

「自殺任務……嫌いじゃない。」


カオリはアウレリアの肩に手を置いた。


カオリ

「絶対に生きて帰ってきなさい。

ハルトにも、私たちにも……あんたが必要よ。」


アウレリア

「帰るさ。

あの核を握ってね。」


◆ 王の選択


ハルトは地図に両手を置いた。


黄金のオーラが燃え上がり、

室内が太陽のような熱に包まれる。


ハルト

「アウレリア、マグノリア、モモチ。

ギリシャ大陸でゴーレム・オメガNを迎撃しろ。

アカシの“機械の王国”構想を潰すんだ。」


アウレリア

「任せて。」


ハルト(続けて)

「カオリ、アヤネ、アイリス、クララ。

俺と来い。

今日……レヴィウム帝国を叩き潰す。

アウレリアノの所まで行く。

逃さない。

容赦しない。

奴が望んだ戦争だ――

その結末を見せてやる。」


カオリは笑みを浮かべる。


カオリ

「ようやく本気ね。

……行こう。帝国をぶっ壊しに。」


アヤネは震える手を強く握り込んだ。


アヤネ

「今度こそ……弱くならない。」


アイリスは弓を構え、

クララは氷を集める。


モモチは影に溶け、

マグノリアは銃を回す。


アウレリアは翼を広げる。


◆ 黄金の太陽、進軍開始


ハルトが歩き出すと、

黄金の光が炎のように後を追う。


ハルト

「帝国だろうとゴーレムだろうと……

敵がいくら増えようと関係ない。

“黄金の太陽”がある限り――

俺たちは前へ進む。」


アウレリアが空へ舞い上がる。


アウレリア

「ハルト!

絶対に死なない!

戻るときは……この手に核を持って帰る!!」


ハルトは剣を掲げ、

都市に響くように声を放つ。


ハルト

「進軍だ!!

太陽は――退かない!!」

宰相

「陛下……!

ハルトがこちらへ進軍しております!!」


アウレリアノは震える手で立ち上がった。


アウレリアノ

「……アカシのゴーレムはどうした?」


宰相は青ざめ、声を震わせた。


宰相

「そ、そちらは……

ギリシャ大陸を蹂躙しております。

巨大にして――

しかし、ハルトの方向には向かっておりません。


つまり……

“二つの脅威”は別々に動いております!!」


アウレリアノの心臓が沈んだ。


アウレリアノ

「……ということは……

黄金の太陽は……

両方を相手にするつもりか。


……神よお守りください。

私には……もう止められない……。」


――続く――

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