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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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影を裏切った魔導士

雨がアルビオル帝国の屋根を叩きつけ、

空気は重く淀み、

貴族たちはざわめき、

兵士たちは震えていた。


ハルトはセレネを伴い、自らの要塞へ戻ってきた。


その時――


ドンッ


濡れそぼった衛兵が膝から崩れ落ちた。


衛兵

「陛下! 侵入者を……確保しました!」


ハルト

「侵入者? この俺の王国にか?」


衛兵

「アカシを知っていると……陛下だけに話がある、と。」


その瞬間、カオリ、マグノリア、アイリス、クララ、アウレリアが同時にハルトを囲んだ。


カオリ

「危険です。罠かもしれません。」


クララ

「ハルト様、まず私たちに調べさせてください。」


しかし、ハルトは片手を上げただけで全員を静止させた。


不意の来訪者


衛兵たちが連れてきたのは――雨に濡れた少女だった。


濡れた黒髪。

灰紫の瞳。

破れたマント。

数日間逃げ回った者だけが持つ疲労。


ミヤコ・キサラギ。


まだ見つかっていなかった“クラスメイト”の一人。


ハルトは目を細め、低く呟く。


ハルト

「……お前か。」


ハーレム陣の武器が一斉に構えられる。

モモチはいつの間にか背後に立っていた。

マグノリアは銃を向ける。


ミヤコは膝をつき、崩れ落ちた。


ミヤコ

「ハルトくん……お願い……助けて……」


場の空気が凍りつく。


ミヤコは震えながら、言葉を絞り出した。


ミヤコ

「アカシは嘘をついた……

アヤネも……

二人とも……ただ王国を滅ぼしたいだけ……

正義なんて求めていない……」


カオリはゆっくり槍を下げた。


カオリ

「ではなぜ……ここへ?」


ミヤコの瞳に涙が溢れる。


ミヤコ

「だって……ハルトくんは……

学校でも……唯一“嘘をつかない人”だったから……」


ハーレム陣の空気が一気に刺々しくなる。


アウレリアは唇を噛む。

アイリスはノートを握りしめる。


アウレリア(小声)

「……気をつけて。演技かもしれない。」


ミヤコ

「アカシの計画……

ゴーレムの本当の正体……

次に滅ぶ植民地……

覚醒させた“英雄たち”の名前……

そして……アヤネの居場所も知ってる……」


モモチは目を細めた。


モモチ

「嘘なら、その場で首を落とす。」


ミヤコ

「わかってる……それでも来たの……」


完全に力尽きて倒れ込んだ。


密室での真実


ハルトはミヤコを隔離室へ連れて行くよう命じた。


ミヤコは震える声で語り始める。


ミヤコ

「ゴーレムは……武器じゃない……

“器”なの……」


ハルト

「器?」


ミヤコ

「……人間の魂の。」


全員が息を呑む。


クララ

「そんな……!」


ミヤコ

「アヤネは……植民地の人達を“贄”にして……

その魂をコアに閉じ込めたの……

だから……ゴーレムは泣いているの……」


ハルトの表情が暗く歪む。


ミヤコ

「それに……アカシはハルトくんのことも……知ってる。」


ハルト

「何を?」


ミヤコ

「ハルトくんは“本物の選ばれし者”……

だから奪うって……

その力を全部……」


部屋の空気が重く沈む。


カオリとアウレリアが同時に表情を曇らせた。


ミヤコの願い


ミヤコはハルトににじり寄り、頭を深く下げた。


ミヤコ

「もう……誰も死んでほしくない……

ハルトくん……

私……あなたを助けたい……

全部話す……全部渡す……

だから……お願い……捨てないで……!」


その姿は必死で、痛々しく、真剣だった。


カオリは嫉妬で眉を歪ませ、

アイリスも胸を押さえ、

アウレリアは槍を握りしめる。


セレネだけが、面白そうに笑っていた。


ハルトの決断


ハルトは歩み寄り、

ミヤコの顎を指で持ち上げた。


ハルト

「裏切ったら……その瞬間に殺す。」


ミヤコ

「……うん……絶対に裏切らない……」


ハルト

「……なら立て。」


腕を取って立ち上がらせる。


カオリ

「……っ」


アウレリア

「むぅ……」


マグノリア

「また増えたわね……」


ミヤコは震える息を整え、最後の情報を口にした。


ミヤコ

「帝国は……明日動く。

でも……それだけじゃない……

アヤネも動くの……」


ハルトの瞳が細く光る。


ハルト

「アヤネが……何をする?」


ミヤコは唾を飲み込み、


ミヤコ

「……あなたを取りに来る。

“力ごと”……」


沈黙。

緊張。

全員が身構える。


そして――


ハルトはゆっくりと笑った。


その笑みは静かで、恐ろしく、王のものだった。


ハルト

「……いいだろう。

来るなら――歓迎してやる。」

ミヤコは、赤い印で埋め尽くされた地図を広げた。


そして、小さく震える声で言った。


ミヤコ

「ハルトくん……

ひとつ、告白しなきゃいけないことがあるの。


逃げ出したのは——私だけじゃない……。」

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