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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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【日本語訳】 「過去の声:ハルト vs アカシ」

爆発は〈暁の王国〉の半分の地区を呑み込んだ。

黒い炎はまだ燃え続け、セレネは立ったまま、

まるで墨のように血を滴らせていた。


ハルトが彼女へ歩み寄ろうとしたとき——

灰の中から声が響いた。


???

「ハルト……思ったより遅かったな。」


煙が左右に割れる。


崩れた建物の残骸の中を、

炎が道を開くようにして歩く影があった。


黒髪、疲れた瞳、学生服のままの姿——

だがその“気配”は怪物そのもの。


アカシ。


ハルトは歯を食いしばった。


◆ 1. ハルト vs アカシ:再会


アカシが片手を上げると、

背後のゴーレムたち数百体が

“完全な同期”で動きを止めた。


アカシ

「驚いたか?

こいつらに核は要らない。

命令もいらない。

所有者すら必要ない。」


そう言って笑った。

だがその目は死んでいた。


アカシ

「人間より……ずっと優秀だ。」


ハルト

「言ったはずだ。やめろと。」


アカシ

「俺も言ったろ。

この世界には“支配”が必要だと。」


アカシが指を鳴らす。


ゴーレムたちが一歩前へ。


ハルトが止めようとすると、

アカシが指を振った。


アカシ

「戦いに来たわけじゃない。

まだな。」


「今日は……“伝言”だ。」


ハルト

「誰からだ。」


アカシは空を見上げた。


アカシ

「皇帝陛下からだ。

“準備は整った”とな。」


ハルトは目を細める。


ハルト

「何の準備だ。」


アカシは魂が凍るような笑みを浮かべた。


アカシ

「お前の王国を……地図から消す準備だ。」


ゴーレムたちが同時に姿勢を低くし、

武装を構える。


だが攻撃直前——


BOOOOOOM


ハルトの体から黄金の衝撃波が爆ぜた。


山が揺れ、大地が裂け、

一瞬、空が割れた。


ゴーレム軍が押し返される。


アカシは本気で目を見開く。


アカシ

「そこまで……力が上がったのか。」


ハルトは答えない。


ただ手を上げる。


ハルト

「今攻撃するなら……

お前の機械を一片も残さず消し飛ばす。」


アカシはゆっくり息を吸う。


そして微笑んだ。


後退しながら。


アカシ

「今日はやらないよ、ハルト。」


「今日はな。」


ゴーレムごと闇に溶け、消える。


残されたのは——

沈黙。

恐怖。

そして戦争の気配。


◆ 2. 皇帝アウレリアノ五世の視点


数千キロ離れた帝都。


皇帝アウレリアノ五世は

大陸地図の前に座っていた。


大臣が駆け込んでくる。


大臣

「し、陛下! ゴーレムが——!」


アウレリアノ

「分かっている。」


バルコニーから地平線を見下ろす。


そして、凍りついた。


黒煙。

崩れ落ちる塔。

帝国の要塞が次々と塵へ。


遠方に響く金属の咆哮。


アカシの自律型ゴーレム軍が……


帝国領すら破壊していた。


大臣

「ど、どうなさいますか、陛下!」


皇帝は深く息を吸い、

恐ろしいほど静かな声で言った。


アウレリアノ

「アカシはもう……アルビオルの指示を聞かん。」


大臣

「……え?」


アウレリアノ

「奴は命令を捨てた。」


「ハルトの“第二形態”だ。」


「だが……心のない化物だ。」


大臣は膝から崩れた。


アウレリアノは北の空を見る。


そこには黄金の光——

ハルトの力があった。


アウレリアノ

「ハルト・アイザワ……」


「私の敵はもうお前ではない。」


「私の背後から迫る、この怪物だ。」


◆ 3. ハルトの視点に戻る


ハルトはアカシの消えた方角を見つめていた。


周囲には彼の仲間たち。


カオリ

「ハルト……これは戦争じゃない。」


「もっと……“それ以上”よ。」


セレネは血を拭いながら微笑む。


セレネ

「人間じゃない。

彼は……“兵器”だ。」


ハルトは目を閉じた。


黄金の力が、怒れる星のように燃える。


ハルト

「アカシ……」


「必ず倒す。」


「だがその前に——」


ボロボロになりながらも立ち続ける仲間を見渡す。


ハルト

「——まず、この王国を守る。」


黄金の双眸が燃え上がる。

息を切らした伝令が駆け込んできた。


伝令

「ハルト様っ!! き、緊急事態です!!」


ハルト

「今度は何だ?」


伝令

「八つの都市が……!」


「八都市が同時に襲撃されました!!」


ハルトの目が見開かれる。


伝令は震えながら続けた。


伝令

「帝国ではありません!」


「アルビオルでもありません!」


「……自律型ゴーレムです!!」


ハルトの背中に寒気が走る。


ハルト

「……アカシ。」


伝令はごくりと唾を飲む。


伝令

「そ、それと……皇帝陛下が……」


「あなたと至急会談したいと!!」


その場の女子たちが絶句した。


クララ

「皇帝が……助けを求めてるってこと……?」


セレネは口角を上げて笑う。


セレネ

「面白くなってきたわね。」


ハルトは拳を固く握りしめた。


ハルト

「……行くぞ。」

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