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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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「暁の糸――秘密任務と最初の約束」

夜が静かに、暁宮殿を包み込んだ。


ハルトは“真の味方”だけを呼び出した。

カオリ、アウレリア、モモチ、マグノリア、アイリス、クララ、エリーズ、リリアナ、そしてフロスト。


アカシとアヤネは別室で監視下に置かれている。


青い燭台に照らされた作戦室。

帝国の地図が宙に浮かび、魔力で投影されていた。


ハルトは腕を組む。


ハルト

「よし。

明日から潜入任務を始める。」


カオリが一歩前に出る。


カオリ

「目標は?」


ハルトは地図の一点に触れた。

帝国境界線の奥深くに隠された基地。


ハルト

「情報だ。

アカシとアヤネが本当に何を作ったのか知りたい。」

「設計図も、弱点も、欠陥もすべて。」

「奴らを利用して帝国を叩き……

そのあとで、完全に潰す。」


モモチが静かに笑う。


モモチ

「獲物を狩る目だね。」


アウレリアは誇らしげに腕を組んだ。


アウレリア

「うん、すごく似合ってる。」


ハルトは微動だにしない。


ハルト

「この任務に行くのは三人。」

「潜入、戦闘、分析が必要だ。」


彼が指差したのは――


モモチ:完璧な潜入

アウレリア:圧倒的な炎魔法

エリーズ:観察と解析の天才


アイリスが小さく手を上げる。


アイリス

「あ、あの……わたしは……?」


ハルトは優しく肩に触れた。


ハルト

「お前は俺と残る。

支援魔法が必要だ。」


アイリスは真っ赤になった。


◆ 婚姻の話題が突然飛んでくる


作戦を詰めていた時、

フロストが妙に真剣な顔でハルトを見つめた。


フロスト

「ハルト……

わたしたちの種族ではね、

命をかけて共に戦う相手は“運命の番い(つがい)”になるの。」


しん……と沈黙。


アウレリアが真っ先に手を挙げた。


アウレリア

「じゃあ決まりね。

第一夫人は私。」


カオリがむせる。


カオリ

「はぁ!? 誰が決めたのよ!?」


アウレリア

「私。

ハルトは否定しなかったし。」


ハルト

「いや今のは――」


モモチが手を挙げる。


モモチ

「じゃあ私は第二夫人。

影には光が必要だし。」


マグノリアは勝ち顔。


マグノリア

「じゃあ私は“貴族夫人枠”で三番目ね。」


クララが震えながら叫ぶ。


クララ

「わ、わ、私も……!

い、いつか……その……!」


エリーズが優雅に胸へ手を当てる。


エリーズ

「王家の慣例では、外交夫人は私が最適でしょう。」


リリアナは視線を落とす。


リリアナ

「私は……ただの兵士です。

ですが、もしハルトが望むなら……その……」


全員の視線がアイリスへ向いた。


アイリスは震え上がった。


アイリス

「わ、わたしも……対象……なの……?」


ハルトは椅子から落ちそうになる。


ハルト

「ちょ、ちょっと待て!

戦争中だぞ!? 何で結婚の話になる!?」


アウレリアは獲物を見る獅子のように笑った。


アウレリア

「照れて逃げても無駄よ。

最後は全員、あなたのものになるんだから。」


カオリの声が凍る。


カオリ

「ハルト……

誰が一番好きなの?」


空気が止まった。


燭台も揺れるのをやめた。


ハルトは深く息を吸う。


ハルト

「今は考えていない。」


全員

『はあああああッ!?』


◆ 一瞬だけ、真剣な空気


ハルトが手を上げると、

空気が変わる。


ハルト

「この戦争が終わったら……」

「帝国を滅ぼしたあとで……」

「結婚の話をしよう。」


誰も笑わなかった。


カオリ

(小さく)

「……本気で言ってるの?」


ハルト

「本気だ。

それまでは――」


全員を見渡す。


ハルト

「絶対に、お前たちを失わない。」

「それが俺の最優先だ。」


アウレリアは胸を叩く。


アウレリア

「じゃあ生き延びるわ。

全部終わったら……あなたが誰を選ぶか見せてもらう。」


モモチ

「もしくは、全員選べばいい。」


マグノリア

「“暁のハーレム”ね。最高じゃない。」


ハルト

「やめてくれ……!」


皆が笑った。

ほんの少しだけ、穏やかな時間だった。


◆ 任務開始


夜が更ける頃、

ハルトはアウレリア、モモチ、エリーズに

特製の魔法印を手渡した。


ハルト

「見て、調べて、帰ってこい。」


エリーズが指先で彼の手を包む。


エリーズ

「必ず戻ります。」

「だって……まだ、あなたのものになっていませんもの。」


ハルト

「エリーズ!?」


アウレリアは腕を絡める。


アウレリア

「戻ってくるわ、王よ。」


モモチは背後から囁いた。


モモチ

「情報と……お土産を持って帰る。」


三人は闇へと溶けるように姿を消した。


ハルトは扉を見つめたまま動かない。


アイリスがそっと隣に来る。


アイリス

「ハルト……

戦争が終わったら……

本当に結婚、考えてくれる……?」


ハルトは答えない。


遠い空を見据えていた。


ハルト

「まずは……アカシとアヤネを潰す。」

「次に帝国を焼き払う。」

「そのあとで――」


視線が柔らかくなる。


ハルト

「初めて、愛を考える。」


アイリスは微笑んだ。


アイリス

「……ずっと、ここにいるね。」

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