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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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「暁の決闘:太陽 VS 紅の剣」

暁の光が石造りの広場を染める。

何千もの民が、巨大な儀式円を囲むように集まっていた。


――罠には、あまりにも理想的な舞台。


ハルトが一歩前へ進む。

朝風に、黄金のマントがひるがえる。

上階のバルコニーでは、

カオリ、アウレリア、マグノリア、モモチ、アイリス、クララ、エリーズ、ルナリア、エミリーズが固唾を呑んで見守っていた。


そして彼女が現れた。


リリアナ・ヴェイル。

“紅の剣”。

レヴィウム帝国が誇る最強の将軍。


炎のような赤髪。

氷のように冷たい瞳がハルトに突き刺さる。


リリアナ

「ハルト・アイザワ。

ついに相まみえたわね。」


ハルト

「君の“呼び声”は……ずいぶん騒がしかった。」


リリアナが愉快そうに微笑む。


リリアナ

「お喋りしに来たんじゃないわ。

あなたの首を落としに来たの。」


群衆がざわめいた。


◆ 決闘の儀


拘束された帝国神官が、血に濡れた鐘を掲げる。


神官

「この決闘は先血、もしくは降伏によって――」


リリアナが遮る。


リリアナ

「嘘よ。これは“死合い”よ。」


ハルトのまぶたは揺れもしない。


カオリは剣を握り締め、

エミリーズは唾を飲み込み、

モモチはクナイにそっと手を添えた。


リリアナが紅い大剣を抜いた。

その周囲の空気が震える。


リリアナ

「準備は? “暁の王”さん?」


ハルトは片手を上げた。


ハルト

「いつでも。」


◆ 隠された罠


試合開始の合図と同時に――


リリアナが地を砕く勢いで突進する。

超人的な速度。

空気が裂ける音。


ハルトは腕を上げる。


ガァン――!!


衝撃が広場全体を揺らす。

砂塵が舞い上がり、視界が揺らいだ。


ハルトは一歩後退。

リリアナは二歩後退。


観衆は息を呑む。


リリアナが舌打ち。


リリアナ

「報告より強いじゃない……

まぁ、関係ないけど。」


その瞬間、観客の中から三つの影が飛び出す。

全員武装。


潜んでいた暗殺者――

ハルトが予測していた通り。


カオリが飛び降りる。


カオリ

「ここは通さない!」


モモチが影のように現れる。


モモチ

「古い手ね。」


マグノリアは後ろを見ずに引き金を引く。


マグノリア

「ばいばい、三流さん。」


三人の暗殺者は瞬殺された。


リリアナが顔をしかめる。


リリアナ

「……ちっ。

おもちゃは役立たずだったみたい。」


ハルトが微笑む。


ハルト

「もっと賢いのを送るべきだったな。」


リリアナは歯を食いしばり、

消えた。


◆ 真の戦い


紅い閃光。


次の瞬間には、

リリアナがハルトの背後に回り、首へ刃を向けていた。


リリアナ

「あなたの首、もらった!!」


ハルトは振り返ることなく、手をひねった。


―ガチャ召喚:アルファ太陽神器―

『ヘリオンの黄金槍』


巨大でまばゆい黄金の槍がその手に現れる。


ハルトはそのまま、リリアナの斬撃を軽々と受け止めた。


バリィィィン――!!


広場が震えた。


リリアナは驚いて後退する。


リリアナ

「……そんなの……聞いてない……!」


ハルトが歩み寄る。

その一歩ごとに、大地が震えた。


ハルト

「俺の力は……民とともに育つ。」


リリアナが咆哮し、連撃を叩き込む。


ガンッ

ギィン

ガシャァア

ドオオオォン!!


紅の剣からは禁術の魔力が漏れ出し、

その気配だけで地面が黒く焦げた。


だが――

ハルトは歩みを止めない。

すべてを受け止め、前へ進む。


カオリが小さく呟く。


カオリ(小声)

「……これが、私の王……」


アウレリアは微笑む。


アウレリア

「オーラが……また強くなってる。」


◆ ハルトの力 ― 解放


リリアナが最終奥義を放つ。


リリアナ

「“紅の剣――古の獣の憤怒フューリア!!”」


赤い大波が迫る。

血の太陽のような魔力。


群衆が叫び、

エミリーズは目をつむり、

モモチですら息をのんだ。


ハルトは静かに口を開く。


ハルト

「――太陽、解放。」


巨大魔法陣が足元に出現。

空気が熱し、

風が止まり、

世界が静寂に染まる。


黄金の光が爆発した。


フオォォォン――!!


リリアナの必殺技は、音も残さず蒸発した。


リリアナが後退する。


リリアナ

「な……なに……あんた……」


ハルトが歩き出す。


ハルト

「俺は、ハルト・アイザワだ。」

「そしてお前は……」

「……もう武器を持てない。」


紅の大剣を奪うと、片手で折った。


パキィィィン!!


リリアナ

「やめてっ!!

その剣は私の――!」


ハルトは彼女の首をつかむ。

殺さない絶妙な力で。


ハルト

「禁術の武器も、隠した兵も、暗殺者も……

全部、無駄だった。」


リリアナはもがくが、抜けられない。


リリアナ

「……殺すの……?」


ハルトは顔を寄せ――静かに言う。


ハルト

「殺さない。」


地面に叩きつける。


ハルト

「お前は……囚人として連れて行く。」


リリアナは屈辱と怒りで、目を見開いた。


◆ 残党の処刑


兵士たちが逃げようとした瞬間――


アウレリアが竜人形態で空から降下。


アウレリア

「逃げ道なんてないわ。」


カオリが剣を回す。


カオリ

「私の王に刃を向けた罪、

安くないわよ。」


マグノリアが銃を構え、

モモチが刀を抜き、

アイリスが弓を引き、

クララが叫ぶ。


一瞬で帝国兵は殲滅された。


生き残ったのは――

リリアナただ一人。

ハルトはリリアナの両腕をつかみ、地面から無理やり引き上げた。


彼女は叫び、そして怒りに震えながら涙すらこぼした。


リリアナ

「ハルト・アイザワァァァッ……!!

呪われろおおお――!!」


ハルト

「暁へようこそ。」

「今日から――

お前は俺の囚人だ。」


観衆が爆発するように沸き上がった。

仲間の少女たちは安堵の息をつく。

エミリスは胸に手を当て、涙を流した。


そして――


ハルトは大陸で最も恐れられた将軍を、

殺すことなく打ち倒した。


完全なる勝利だった。

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