表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

190/378

「それを選んだのは――お前だ」

戦いは“旗”で始まる。

だが、“自由”は――たった一つの本音から生まれる。


「ただ残った」では足りない。

なぜ逃げなかったのか、それを語らねばならない。


──呼び出し──


襲撃の翌日。

ハルトは、エミリスを静かに呼び出した。


衛兵はいない。

ただ一つの部屋。

一つの机。

二杯の温かいお茶。


ハルト(率直に):

――襲われたことは知ってる。


そしてお前が“誰なのか”も。


昨夜――逃げることもできたのに。

お前は、残った。


エミリスは視線を落とす。

最初の声は、かすかに震えていた。


エミリス:

――私は……任務で来たの。


諜報活動。

情報の漏洩。

この“暁の王国”を崩すための準備。


──告白──


だが、ハルトの顔に動揺はない。


ハルト:

――では、なぜ今こうしてここに座っている?


なぜ、それを自分の口で語る?


エミリスは立ち上がる。

その瞳は揺れていない。


エミリス:

――だって、私は見てしまったの。


帝国では教わらなかった光景を。


――崩れた村が再建されていくのを。

農民が貴族と肩を並べて学ぶのを。

兵士が笑い、

指導者が“耳を傾ける”姿を。


そして――

あの子供に抱きしめられたとき。

“貴族”でも“敵”でもなく、

ただ「助けてくれた人」として。


そのとき気づいたの。


帝国は私に嘘のつき方を教えた。

でも、本当に誰かのために立つことを――

一度も教えてくれなかった。


──選択──


ハルトが立ち上がる。

歩み寄る。


その黄金の瞳は、鋭くない。

夜明けのように、静かでまっすぐだった。


ハルト:

――では、教えてくれ。

エミリス――


お前は、何を選んだ?


今度は迷わない。


エミリス:

――私は残ることを選んだ。


スパイとしてではなく。

囚人としてでもなく。


――この国のために戦うことを。

なぜならここには、

すべてを賭ける価値があると思えたから。


──王の言葉──


ハルトはゆっくりとうなずく。

そして手に取るのは、小さな紋章。


暁を象徴する印。

魔法と鋼が交わる“陽”のマーク。


ハルト:

――ならば、お前はもう客人ではない。

帝国の影でもない。


ようこそ――

暁のエミリス。


彼女は、迷いなくその印を受け取った。

両手で、強く、まっすぐに。

その夜、エミリスは最後の一文を日記に記す。


「手紙を焼いた。

刃を向けられた。

でも今日――私は“紋章”を受け取った。」


「そして、それを震えずに握りしめた。」


この章で、エミリスがついに“自らの意志”を語った瞬間に心を打たれましたか?


彼女の成長に共感したなら、ぜひ評価を。


今の彼女を“ハルトの真の仲間”として見ているなら、お気に入りに追加して。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ