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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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十字の炎──黎明の乙女たち

***


戦は、力だけで勝てるものではない。

勝つために必要なのは──


"スタイル"、"連携"、

そして、"くじけぬ意思"。


***


セレスティン軍の猛攻が続く。

黎明の陣は割かれた。


だが、崩れてはいない。


なぜなら、召喚された戦乙女たちは一歩も退かなかったからだ。


彼女たちは戦った。


──炎で、

──影で、

──そして鎖に包まれた鋼で。


***


南部戦線、地は血で赤く染まっていた。


マグノリア・アルバレスは、帽子を斜めにかぶり、

口元で細い枝を噛みながら、魔法銃に装填する。


「二面作戦ね……

じゃあ、踊るしかないでしょ。──アルビオール♪」


彼女の戦闘スタイルは唯一無二だった。


──魔弾と鎖の融合銃。


撃てば絡み、

絡めば回り、

回れば叩き、

そして戻る。


まさに──火薬と鋼の舞踏。


敵兵:

「なんだこの女は!? 悪魔か!?」


マグノリア(くるりと回転しながら射撃):

「死の実習よ、坊や♡」


その弾丸はリズムを刻み、

彼女の回転は戦場に死と音をもたらした。


***


その頃、アルビオール軍の補給基地では、夜の静寂を裂く声がひとつ。


──いや、正確には「声にならぬ声」。


モモチ。

仮面をつけ、裸足で地を踏む影の忍。


彼女はすでに敵地深くに潜入していた。


声は出さず、

足跡は残さず。


「スキル発動:内なる影──敵の魔力線に溶け込み、完全な隠密を得る」


見張りたちは、一人ずつ消えた。


悲鳴もなく。

響くのは──鋭い鎖の切断音と、その後の沈黙だけ。


敵隊長(赤い墨の痕を見て):

「……これは、何の印だ?」


モモチ(闇の中から低く):

「“警告”。──聞く耳がなかったようね。」


***


マグノリアとモモチは友ではなかった。


だが、同期された兵器であった。


ハルトの魔力信号により、ふたりは「双蝕作戦ダブル・イクリプス」を同時発動。


マグノリアが閃光弾で敵の視線を誘導し、

モモチがその混乱の中で幹部級の指揮官たちを仕留めていく。


9分足らずで、南部戦線は崩壊した。


***


小競り合いが終わった後──

マグノリアは戦場を歩く。


マグノリア:

「……騒がしかったわね。血もいっぱい。

でも、勝ちは勝ち。」


モモチ(無音で隣に現れる):

「あなたは音を立てすぎ。

私は“仕上げ”をしてるだけ。」


マグノリア(口元で笑って):

「でも、嫌いじゃないでしょ? あたしのやり方。」


モモチ(空を見上げながら):

「まだ、決めてない。」


ふたりは、微かに笑う。


ほんの一瞬だけ。


そして、ふたたび歩き出した。


──戦火の先へ。


──黎明の、その向こうへ。


高き塔の上──

セレスティンは沈黙の中で、地図に刻まれた印を見下ろしていた。


二つの戦線──失陥。


補佐官:

「南部、そして後方支援……崩壊しました。」


セレスティン(静かに):

「……当然の結果よ。

ハルトの“個人兵器”たち相手なら。」


彼女は金の羽根ペンを取り、地図の上に二つの名を書き記す。


“マグノリア”

“モモチ”


そして、唇の端にかすかな笑みを浮かべながら、こう囁いた。


「……危険な駒。

だが──これはまだ、“前半戦”にすぎない。」


――つづく。


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