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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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女神が歩むとき

帝国は泣かない。

帝国は——報復する。

そしてアルビオルでは、外交が破綻したとき、

女神を召喚する。

黒大理石の広間。

蝋燭はすべて消され、

帝国評議会の影だけが残っていた。

ハルトの裁きによって辱めを受けたロード・ウェンズリーは、

白と金の玉座の前に跪いていた。

ヴィクトリア・エルズベス二世顧問官は、面倒げに目を閉じる。

ヴィクトリア

「……血も流さずに死んだ?

しかも“民衆”の前で?」

「それは“歴史”だ。そして、お前は“悪役”だったのよ」

やせた顔の男が、無言で手を上げた。

セドリック評議員。

セドリック

「では……我らの“答え”を呼ぼう」

「三つの王国を一兵も失わず制圧した乙女を——南へと送るのだ」

北の戦塔——

一人の女が静かに剣技を繰り返していた。

純白の軍服。

金の月桂樹が刺繍されたマント。

その瞳は、聖水で冷やされた鋼のように澄んでいた。

名:セレスティーヌ・ルース・エインズワース

帝国称号:勝利の女神ヴィクトリー・デウサ

彼女は軍も、竜も、国家すら屈服させてきた。

しかも——一度も“笑み”を失わずに。

その訓練中、若き士官候補が慌ただしく現れる。

士官候補

「将軍……“黒陽命令”が発令されました!」

セレスティーヌ(剣の動きを止めず)

「……とうとう来たか。

“太陽”を屈服させろと?」

士官候補

「標的は……藍沢ハルトです」

剣が静かに止まる。

セレスティーヌ(低く)

「……ハルト。記憶で裁く王?」

士官候補

「はい、将軍」

一瞬の沈黙。

セレスティーヌ(微笑みながら)

「ふふ。面白いわね。

もしかすると初めて……**“勝ちたくない”**と思うかも」

その頃、ハルトの野営地では——

アイリスとリースが新たな報告を受け取っていた。

アイリス

「アルビオルからの部隊が動いてる。

早く、静かに……騒がず、だが確実に」

リース(報告の署名を読みながら)

「来るのは彼女だ。“勝利の女神”」

カオリの手から、茶碗が滑り落ちる。

カオリ(緊張した声で)

「ルース・エインズワース……本当に来るの……?」

その夜——

ハルトのもとに、一人の使者が手紙を届ける。

魔力も、脅しも、何もない。

ただ、一行の言葉。

「殺しには来ない。正しに来る。

月の下で会おう、“黎明の王”。

——セレスティーヌ・ルース」

聖域の兵たちは、

初めて“自由な軍”として訓練を始めていた。


そして、丘の上では——

太陽と月が、まさに交わろうとしていた。


女神は歩む。

そして、火は……その時を待っている。


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