表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

123/383

太陽の軍勢

風は鋼のように鋭く吹きつけ、

灰色の空の下、無数の兵が凍てつく平原に整列していた。


黄金の旗が翻る。

兵たちの吐息は蒸気となり、空に消えてゆく。


 


そのすべてを――


ハルトは、塔の上から見下ろしていた。

その隣には、人の姿をとったオーレリアと、

軍服姿のカオリが立っている。


 


カオリ

「……彼らは、準備できてると思う?」


ハルト

「世界を変える準備ができてる人間なんて、誰もいない。

だが――“変わらざるを得なくする”ことはできる。」


彼の足元で、金色の魔法陣が発光し始めた。


 


ハルト

「――ガチャ召喚:戦略ロット・アルファ。」


 


空気が裂け、

まばゆい光が彗星のごとく降り注ぎ、

やがて、その中から三つの影が跪いた。


 


① ヴァレンハルト:不滅の鍛造騎士

 漆黒の巨体に赤熱の紋。

 隕石の破片で鍛えられた剣を携え、

 スキル《撃たれるほどに強くなる“動力の憤怒”》。


 


② イリス・ノクトヴェイル:紅月の狙撃手

 銀髪と魔法スコープを持つ少女。

 スキル《絶視“インフィニティ・サイト”》で、視界に入るものすべてを無音で射抜く。


 


③ リス・アークライト:変域の機工術師

 白のオーバーオール、機械腕、浮遊するドローン群。

 スキル《リアリティ・リフォージ》で地形を自在に戦場に変える。


カオリ

「……最近のガチャ運、良くなったんじゃない?」


ハルト(微笑み)

「運じゃない。投資だ。」


 


 


数日後――

戦場に響くのは、鋼鉄の轟き。


かつては農民だった兵たちも、

今ではガチャエネルギーを宿した槍を手に戦列をなしていた。


 


ハルトの設計した兵装ランク制度が浸透していた:


β(ベータ)級遺物:一般兵の武装に。


γ(ガンマ)級遺物:精鋭部隊に。


α(アルファ)級遺物:指揮官と召喚戦士専用。


 


上空では、オーレリアが金属竜の編隊を指揮。

地上では、カオリが白兵戦術を鍛え、

マグノリアが鎖と銃の使い方を叩き込み、

モモチが影の戦法と暗殺術を教える。


ハルトはその間を静かに歩き、観察し、評価し続けた。

その姿は、尊敬と畏怖を背にまとっていた。


 


カオリ

「敵は……物量で来るわ。」


ハルト

「……だが我らには、“意志”がある。」


カオリ

「それで勝てるの?」


ハルト

「意志は勝つ。

……“誰に従うか”を知っている時だけはな。」


 


 


――そしてその夜。


無数のたいまつの炎が揺れる中、

ハルトは高台に立ち、軍全体を見下ろした。


 


ハルト(演説)

「数ヶ月前――

君たちは、奴隷だった。乞食だった。

ただの捨て駒だった。」


「だが今――

千年続いた嘘に、終止符を打つ軍となった。」


 


風が止まる。

たいまつが揺れ、沈黙が支配する。


 


「西の帝国は、我らを“化け物”と呼ぶ。

神々は、我らを“罪人”と呼ぶ。

英雄どもは、我らを“臆病者”と嘲笑う。」


 


ハルトは、金色のガチャ剣を抜く。

その刃は、純粋な意志の光で震えていた。


 


ハルト

「ならば震えさせてやろう!

我らこそ、忘れられし者たち――“黄金の太陽”!

もはや、どんな神も我らの運命を決めはしない!」


 


兵たちの雄叫びが、地を揺らす。

槍と剣が天へ突き上げられ、

その反射光は、まるで金の海のように地上を覆った。


 


下で見守るカオリの心臓が、力強く鼓動を打った。


カオリ(小声)

「……もう、あの裏切られた少年じゃない。」


オーレリア(微笑み)

「いいえ。

彼は今――

“暁の皇帝”そのものよ。」





西方の訓練場では、兵たちの槍が風を切り、叫びが空に響いていた。

その中、ハルトは本陣で報告書を読み漁っていた。


 


リス・アークライトが、輝く線が浮かぶ地図を広げる。


リス

「探査隊が報告してきました。

西の沿岸部で海上活動の兆候あり。

高確率で――」


ハルト

「……アルビオールか。」


リスはうなずいた。


リス

「封鎖体制を敷こうとしているようです。」


 


ハルトは目を閉じ、しばし黙考。


 


そして、低くつぶやいた。


ハルト

「――ならば、奴らが動く前にこちらが行く。」


 


背後で聞いていたオーレリアが、眉を上げる。


オーレリア

「……また、“一人で”行く気?」


 


ハルトはゆっくりと立ち上がり、

その目に宿る金の炎が、地図の西端を射抜く。


 


ハルト

「いや――黄金の太陽、総力をもって向かう。」


 


その言葉に、部屋の空気が張り詰める。


剣を握る手が力を帯び、

魔導士たちの目が光を宿し、

兵士たちの士気が静かに、しかし確実に燃え始める。


 


なぜなら、戦争は待って勝てるものではない。


“恐怖よりも強く、先に光を放つ者が勝つ。”


 


 


――つづく。


他の作品もぜひ読んで、コメントをお願いします。ありがとうございます。


面白かったら☆評価とブックマークをお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ