12月25日
今日はクリスマス。
栗鼠は朝からクリスマスリースの下にいる。
栗鼠のクリスマス靴下の中には、サンタクロースからのプレゼントが入っていた。
それは一通の手紙。
“賢き栗鼠よ。
今の君にこれ以上のごはんは必要ないようなので、私からは一通の手紙を送ろう。
君はドングリと君の仲間達の行方を気にしているようだ。
ドングリについては…今年が例年に比べて夏が長く秋が短かったことも原因かもしれない。
ただひとつ言えることがある。
君のドングリ探しは時期を外しているということ。
クリスマス前でなく、10月か11月の実が樹から離れる時期に探さなくては。
これからまだ雪は降る。
君の仲間は雪の上を駆け回るのが大好きだ。
君の家にいる、黒い犬と一緒に散歩にでも行くといい。
彼女は胡桃が大好きで、栗鼠もそれが大好きだ。
もしかしたら他の栗鼠に会えるかもしれない。
来年は君が全ての種類のごはんを揃え、素敵なクリスマスリースができることを期待している”
栗鼠はクリスマスリースの下でじっとしている。
栗鼠はサンタクロースからの手紙ですっかり満足したようだ。
ドングリは、また来年。
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This is the end of the fairly tales.
Thank you for your reading.
Next winter another tale may start…
No one know if that is true story.




