第7話 プールでエンジョイ!つかの間の休息
「うわぁ~~、すごいプール!!」
あやねはおどろきの声を上げる。
眼前には小学校のプールなど足元にも及ばない、彼女の目には大海原に匹敵する水面が広がっていた。
「おーほっほ、おじーさまが経営するリゾートプールですのよっ。今日はこの間のお礼にオープン前にあなたたちをご招待しましたのよっ」
小学生に似つかわしくない笑い方をしてるのは橋野宮コンツェルンのご令嬢、橋野宮郁子
。喋り方は高飛車だが容姿は年齢より年下に見える。(本人はそうとう気にしている)
いかにも子供体形だがセパレートタイプのスポーティな水着が活発な印象を与えてかわいらしい。
「わたしまで一緒でいいのかな?あやねちゃんたちが呼ばれたんでしょ?」
ちょっとおどおどしながら話しかけてるのはあやねのクラスメイトの薫子。
郁子とは対照的にとてもあやねたちと同い年とは思えないほど発育しており、一人だけ中学生のお姉さんに見える。
唯一小学生に見えるとすれば着ているスクール水着に「4ー2 南」のゼッケンの入っているところくらいである。
「構いませんわ!あやねちゃんのお友達は私のお友達ですのよ」
郁子は上機嫌に答える。
「なんで私がこんなとこに・・・」
3人の後方でやや不機嫌そうにブツブツと文句を言いながら歩く金髪の美少女。
「リーナちゃん、はやくはやく〜」
あやねは金髪少女、リーナを手を振りながら呼ぶ。
そんなあやねを見てめんどくさそうに歩みを早めるニーナ。
合流したニーナを3人がじっと見つめる。
「な、なによ」
ニーナは視線が集中したことに少したじろぐ。
「ニーナちゃんの水着、かわいい。似合ってるよ!!」
あやねは目を輝かせながら褒める。
薫子もウンウンとあやねと同じくらいうっとりとニーナを見ている。
郁子はぷいとそっぽを向きながら
「ふん、似合いすぎてて逆にむかつきますわっ」
と謎の怒りを向ける。
綺麗な金髪をいつものようにサイドテールにまとめ淡いブルーと白のシンメトリな色合いのワンショルダーでふわっとしたフレアトップ。パンツはショートパンツでその上にスカートを巻いている。実にファッショナブルな水着だった。
ニーナは三人の反応でかなり恥ずかしそうに
「あ、あんまり見ないでよ・・・」
「ええ〜!かわいいよー。大人っぽいし。わたし、なんか子供っぽくない?」
あやねはクルッと回りながら自分の水着姿を気にする。
ピンクと白のチェック柄のワンピースで肩紐にフリルがあしらえてある。腰回りはスカートタイプとなっておりやや子供っぽさを強調してしまっている。
その子供っぽさが可愛らしいとリーナは思ったのだが口にはしなかった。
「あら、可愛らしいですわよ?子供っぽくって」
悪びれもなくリーナが言わなかったことを郁子が褒めた。
「もう!!気にしてるのに〜。郁子ちゃんのいじわる〜」
あやねは膨れっ面で抗議するがそれがまた可愛らしいなと素直にリーナは思った。
「それに比べてあなたはなんで学校指定の水着を着てますの?」
郁子は薫子の格好をジト目で抗議する。
「え〜、だって去年の水着が入らなくって・・・」
薫子はしょんぼり気味に抗議する。
3人は薫子に視線を集中させる。
実に女性らしい体のラインに育ち始めており3人とも羨ましいの一言しか出てこないが言ったら負けな気がして誰も口に出さなかった。
何よりその大人びたラインにスクール水着は何やらいかがわしさの方が際立っていた。
「・・・まぁいいわ、今度みんなで薫子ちゃんの水着を買いにいきましょう!」
郁子は妙案を思いついたと笑った。
「あ、それいいね。楽しそう♪」
あやねも同調する。
「え〜、いいよーそんなのー」
薫子はやや乗り気ではなかった。
「その格好は犯罪者を生みかねないからちゃんとしたのを選んだ方がいいわ」
リーナですら同調した。
「さ、今日はとことん遊ぶわよ!!ついてらっしゃい!!」郁子は力強く歩き出した。
「おーー!」
あやねと薫子は掛け声を上げながら郁子に続く。
そんな3人をやれやれと見送りながら口元に笑みを浮かべリーナはついていくのだった。
アニメ「異界魔法少女☆アリアネル」第7話 プールでエンジョイ!つかの間の休息
という内容でお送りしました。
本編とは一切関係ございません。
作中作アニメで一本作品書けそうなくらい考えました(無駄




