表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚された勇者たちは酒場からでない。  作者: 新居部留源
昼の情景~ミリガンティア市場~
13/32

11話 だいじなともだち



暗雲が空を覆い、満月を隠し激しい稲光が厚い雲の間を走り、時に地上へと降り注ぐ。

そんな雷雲の近くで2人の少女は対峙する。

2人とも年の頃は10歳くらいだろうか?

一人は栗色の髪のツインテールを青いリボンで結び、可愛らしいフリルの付いた白いセーラー服のような衣装で身を包み、手には身体に似合わぬ古びたワンドのようなものを持ち、腰のあるリボンが妖精の羽のように広がっている。

かたや、もう一人は金髪の美少女。綺麗な髪をサイドテールにまとめ、禍々しいヘッドギアのようなヘアバンド、黒紫のタイトな服にミニスカート、その上にプレートメイルのような装甲が施され背中にはコウモリの羽が逆さについている。手には剣のようなランスのような武器を持ちツインテールの少女を紅く光る目で憎々しげに睨んでいる。

「もうやめて、リーナちゃん!!私たちが戦う理由なんてないの!!」

ツインテールの少女は雷音に負けない声で悲痛にさけぶ。

「うるさい!!何もかもお前のせいだ!!お前のせいでわたしは・・・」リーナと呼ばれた少女はなにも聞かぬ、という意思を見せるようにランスを力づよく横凪に振るう。

ただその表情には悲しみが陰る。

瞳の紅がゆらゆらと揺らぐ。

「グゥゥゥ」

その瞬間、リーナは苦しそうに頭を押さえ呻き声を上げる。

そして微かに囁くように吐息が漏れる程度の声で

「あやね、たすけて・・・」

そう零れ落ちた。


あやねはほとんど聞き取ることは出来なかったただの吐息に

「うん。わかった!必ず助けるよ!!まかせて」

そう力強く答えると厳しい表情になりぐっとワンドを構え大きく息を吸う。

「ヴァルキルヴァス、わたしに力を貸して!!」

「安全制御モード解除、最大出力モード、ヴァルキュリア!!」

その声を機に ワンド ヴァルキルヴァスは古びた杖の表層がはげその下から輝かしい金属でできた杖の姿を現し、さらに形状を変化させ大量の青い光を放出し始める。あやねのリボンが弾け飛び、彼女の栗色の髪は毛先からどんどん蒼く染め上がっていく。

その力の解放に呼応するかのようにリーナの纏っていた鎧部分が形状を変化させ始める。そして黒い瘴気のようなオーラをまき散らす。

リーナは目を見開き苦痛と狂気で咆哮を上げる。

鎧は禍々しい獣のような形状となり、ニーナを覆い、その中央に紅に染まった瞳のニーナの姿がある。その表情は獣のそれに等しく獰猛に牙をむきながら血の涙を流している。

対峙するあやねは青い光に包まれその髪、その双眸は力強い蒼。手に持つワンドヴァルキルヴァスは変形し放たれる青いオーラを吸収する長剣の形となる。

「リーナちゃん、いくよ?」

あやねはやさしく微笑みながらそう呟くと電光石火の速度でリーナに向かって突撃する。同時に黒紫の鎧の獣に抱かれたリーナもまた獣の咆哮を上げながら特攻する。

黒と青がぶつかり合いものすごい閃光と衝撃波が起こり

曇天を吹き飛ばす。



雲がぽっかりと大穴を開け満月の明るい光が2人を映し出す。

あやねの持っていた長剣は無数に刀身を分散させ黒紫の鎧を貫き粉砕していた。

あやねはボロボロになりながらリーナを抱きしめている。

「おかえり、リーナちゃん」

頬にリーナの温かみを感じながらあやねは優しくつぶやく。

鎧を失い、力なくあやねの腕の中のリーナはぐったりしていたがかすかな声で

「ありがとう。あやね・・・」

そうつぶやき頬が緩む。

蒼い刀身と黒紫の獣鎧は共に砕け散ると青と白と紫の粒子か二人の周りを舞い散る。

そして支えられていた糸がきれてしまったように

2人はそのまま力なく落下していった・・・。


                       つづく

アニメ「異界魔法少女☆アリアネル」11話だいじなともだち

という内容でお送りしました。

本編とは一切関係ございませんがおもいついちゃったんだもん。仕方ないよね。


あとストックが尽きました。

さらに難航しております。文章難しい・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ