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ロンドンに着いた!

ドーバーの白い壁とはよく言ったものだ。フェリーですぐに渡れる。

泳いでわたれるくらいだから近いのだ。すぐに水平線上に白い絶壁が

見えてくる。遠く一直線に見えてきたものがじわじわと帯状に、


さらに近づいて屏風上になったかと思うと数十メートル級の大絶壁

が思いっきり視界一杯に広がる。ナチスがフランスに攻め込んできた

時、多くのフランス人が数多くの小船に分乗して、この海峡をあの


白い壁を目指してせっせこせっせこ、漕ぎ出したのだ。その胸の内、

唯一の希望の白い壁だったのだ。まもなくこの下にトンネルが通る。


おっと!上陸と同時に左側通行だ。そこはカルマンギアのオオツキ

さん、心得たものだ。モーターウェイをひたすら北上する。


「制限速度40キロ?こんなハイウェイで?」


「いや、あれはマイルや。40マイル。1.6倍で時速54キロ。

イギリスはずっと伝統とかでマイペースでやってはんのや。欧州

大陸が右側通行でkm/時で統一されてんのに。左側通行でマイルや。

イギリスは取り残されてまうでこのままやと」


オオツキさんのご意見はもっともであった。


とうとう着いたロンドンや!あのビッグベンの時計が見える。

テームズ川。セントピーター寺院。大英博物館。バッキンガム宮殿。

さすが植民地の国。宮殿の衛兵にはアジア系もたくさんいた。


ハイドパークにオックスフォードストリート。ボンドストリート。

リージェントにピカデリーサーカス。ソフォー。カーナビーストリート。


ものすごく多人種の国。パリと同じだ。その中にオーソドックスな

丸帽とタキシードにこうもり傘を持った若いのが歩いていたりする。


パリには屋台のケッテ屋がたくさんいた。合法的で堂々とやっていた。

路上ヒッピーは全くいない。ロンドンにも路上ヒッピーは見かけない。

大通りに車輪つきの屋台で販売をしている。時々ポリス、馬に乗った


あのポリスが来ると。そろそろと屋台を引いて裏道へと逃げる。

ここも追いかけっこだ。馴れ合いで全く緊迫感がない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつづく

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