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ゲナウゾーエッセンス?

フランクフルトへ戻り北を目指す。

チューリンゲンの森が国境沿いに続く。

西のシュバルツバルトはザールの工場煙


の酸性雨のために名物の黒きもみの木が

枯れかけてて頂上付近は苗木が育たず

誠に無残であったが、チューリンゲンの


もみの森林は実に見事であった。その中心

フルダの町、ここがよく売れた。我々一組

だけで全くのフリー。オートキャンプ場に


泊まり一週間ほど居座ってみよう、とても

良い所だ。夏のバカンスの時期でもあって

多くのファミリーがいた。キャンプ場は


車ごと乗り込んでテントを張ったり車中で

寝たり。大型キャンピングカーもたくさん

来ている。炊事場、シャワー、トイレが


完備していて、売店もある。イギリス人の

家族と仲良くなってご馳走するから来いと

言われていったら、ブラートブルストと


ポンフリだった。翌日焼き飯を持っていく

とものすごくうまいうまいと感激していた。

そういえば、トランプのカードをぱらぱらと


切ったら皆びっくりしてもう一度やってくれ

なんていうこともあったな。そうしたある日。

にんにくをいっぱいいれて、野菜炒めを作っ


ていたら、ドイツ人の高校生3人組が、ちょ

っと離れた所で肩を組んで、


「ゲナウゾー、エッセンス!」


と3回繰り返して、花いちもんめみたいな事をする。


『なんやそれ?文句があるならちゃんと言うてこい』


と思いつつ見とれていたら、さらに3回繰り返して

去っていった。いまだにその意味は分からない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーつづく

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