表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/100

仕事がないストックホルム

職安にはなぜかアラブ系とトルコ系が多かった。

書類に書き込む。スベンスカランデ(スウェーデン語

できる人)がほとんど。ほかでも探す。


中央駅の近くにあるブルーハウス。ユースのチャップマン。

ガムラスタン(旧市外)のディスコ”ホワイトシープ”。

いろいろと情報を探る。ユースで知り合ったアメリカ


渡りが加わって4人で探す。オゾネは造園の技術を

生かして郊外の牧場へすぐに決まった。レストランに

欠員1名、先輩ずらしてアメリカ渡りに譲った。


やはりマメタンが決まらないと、オサムはその後だ。

この数日間の間に夏季労働協約というものが急遽締結され、

工場の期間労働者は全てアラブ系とトルコ系とに独占されて


あぶれたアラブとトルコに我々日本旅行者とが入り乱れて

仕事の奪い合いになった。カフェテリアもレストランも、

もう手遅れだった。歩き疲れて港にたたずむ二人。


オサムは意を決してマメタンに言った。


「俺にはまだ農場も土方もある。君はワーパミを持っている

んだからコペンに戻ったほうがいいのでは?」


ヒッチハイクでマルメまで送っていくからコペンに帰りな。

幸い東京館からは是非帰って来いという返事みたいだし。

しかし、それでも彼女は帰るのをためらった。


それにはやはり訳があったのだ。マメタンは静かに話し始めた。

”時には母のないこのように”、カルメンまきの透き通った

声が遠くに流れていくようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ