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9話 ルードさん色々詳しいんだね。

毎日投稿十日目!  これは結構な快挙ですよ! 僕の中では!

「そうなんですか、最近は衣服の需要が多いんですか」


今、町へ向かっている途中、追いかけられていたときはかなり飛ばしてたらしくて、今はさっきよりはかなり遅い速度でのんびり進んでいて、商売に関する面白い話を聞かせてもらってる。


「そうなんだよ、最近は特に、『ラ・ローズ』っていうブランドの人気が出てきてるね。あそこの商品はデザインが上品で、品質もいいから、きっと大きくなるよ。だからもうあそこには定期的に『ビッグ・シルクワーム』の繭の納入の契約をとってる。アレをあの肌触りに加工する技術はすごいよ、『ビッグ・シルクワーム』の繭はそもそも、硬いから丈夫なんだけど、肌触りはそこまでよくないんだ。それをわざわざ欲しいって言ってきた時はびっくりしたね。あんなの、作業着のメーカーくらいしか欲しがらないからね。それを本当に絹みたいな肌触りにしてしまうなんて、本当にすごい技術だよ、あの技術は欲しいね。変なものを使っていないか、いろいろな人に試してもらったけど、皆いいって言うしね。僕も試してみたけど、最高としか言いようがない。早めに『ラ・ローズ』のことを見つけられてよかった。あそことはどんどん取引していきたいね」


「なるほどー、やっぱり情報って大事ですね」


「そりゃ大事さ、とてつもなく重要だよ。情報を如何に早く入手するかで、行商人の価値は決まったようなもんだからね。だから、僕は基本的に人をあまり雇わないんだけど、情報に関しては、情報屋から買い漁ったり、口コミ、調査、考えうる大体の方法を使っているよ。情報の早さは本当に大事だよ。でもね、お得意様や、大きなお客には誠意を込めて、部下じゃなく、僕自身が商談をする、って言うことが大切なんだ。今の運営は右腕に任せているんだ。国を相手にできるようになったら、いよいよ大商人の仲間入りさ、ここからが本番なんだよ」


「そうなんですか、頑張ってください!」


「頑張ってくださーい」


知り合いにそんなすごい人がいたら、色々いいことありそうだし。


「ああ、頑張るよ。っと、着いたよ。ここが帝都イムルスだ」


ルードさんがドアを開けると……


「おお……」


「すご……」

ルードさん……台詞長すぎ……

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