外国語は日本語で読むのです、はい。
お久しぶりでございます。
ところで、以前から亀で突発的なたすくの更新頻度でしたが、最近それをもっと顕著にする『遊び道具』を手に入れてしまいました。
韓国でも書籍化されたなろうの作家様がいらっしゃいまして、その献本を読めないからと頂戴したのです。
自慢ではないですが、このたすく20年ばかり韓国語を勉強してますが、全くしゃべれません。しかし、ハングルだけは読めます書けます。
それって、どういうことやねんと思われるかもしれませんが、ハングルは発音をそのまま表記する形の文字。だから、意味なんか解らなくても書けるし読めるんです。
ただ、読めても意味が解らなければ面白くも何ともありません。そこで登場するのは伝家の宝刀『翻訳コンニャク』もとい、『翻訳ソフト』ワードにアプリとして入れてある翻訳ソフトを起動し、ポチポチ入力。一区切りずつ翻訳ボタンをぽちっ。
もちろん、最近の翻訳ソフトは偉い子なので、スキャナーさえあればそんなまどろっこしいことなんてしなくても、読み込んでコンパチ翻訳も可能なのですが、病的にタイピング大好きなたすく、それがたとえハングルであっても、タイピングできるのを無碍無碍無駄にはいたしません(笑)覚えました! ブラインドタッチできます。
ただ、韓国語の文字って基本小さい。パッチムの部分なんて老眼にはホント優しくないので、虫眼鏡をお供にしなきゃならないのはご愛嬌。
そして、翻訳ソフトは大体において、ビジネス文書の翻訳などを目的として作られているもの。決してラノベを読むためには作られていない訳で……前後の文章を全く鑑みない翻訳ソフト君は、小説的にはとんでもない訳をごろごろと量産することになる訳です。
そう言えば、私が高校の頃、O-ヘンリーの「20年後」を訳す授業で、しゃべってるのがアメリカ西部の荒くれ者なんだからと、ガラガラの日本語で訳したら、
「うん、意味的にはばっちりだし、キャラクター的には正解なんだけど、これは英語の授業だからね。使ってない単語を出しちゃダメなんだわ」
と先生に苦笑されてしまったことがありました。
そうやって見てると、(当然日本語版を傍らに置いて読んでいるのですが)作者様が用いていない単語もちらほら。ああ、訳者さんも苦労されてるなぁと思うわけです。
で、それをまた逆翻訳している私は、また日本語の感覚を総動員して訳す。
これが、オリジナルの執筆に生きてきたらいいんですけどねぇ……なくても本人ホントに楽しんでるので、どうかお目こぼしください。