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魔剣姫

久しぶりの投稿です。

魔剣姫。


それは魔法と剣が得意な職業クラス

それだけ聞くと凄さは伝わらわないが、実際はやばいという話だ。

理由としては、魔法と剣を使うこと自体は珍しくもなく、魔剣士と名乗ったりするのもいる。事実、剣士でも魔法使いでも魔剣士はいる。

メインが剣士で、魔法を使えば魔法の恩恵は薄い。

メインが魔法使いでも剣を使っても、剣の恩恵を薄い。

ただし、魔剣姫と魔剣聖は違う。

こいつらはどちらにも才能(剣と魔法)があり、更には剣士や魔法使いより各得意とする才能を上回る。

理不尽な職業だ。


そして、俺は一度会ったことがある。

魔剣姫の方だが、前世のパーティーの時には加入はしてくれはしなかったが、その実力は俺より凌駕していた。

まぁ、俺はそもそも剣以外も使える戦士だからまだ精神的にはマシな方だったが、そうじゃない奴らはたまったのではないだろう。


魔剣姫か、全く凄い職業になったものだ。


「アーガイン!どうしよう、私すごいかも!!」


「職業が凄いのはわかる。が、職業が凄くても鍛えないと意味がないからな。しっかり鍛錬しろよ。」


「うん!!」


「では、次の方、どうぞ。」  


俺の番か。


そしても俺も受けたが、それは予想にもしない職業であった。


「貴方の職業は、治療師ヒーラーですね。」 


「ヒーラーか!!ハハハハッ!!」


俺は笑ってしまった。

そう、まさかのヒーラーであったのだ。


ヒーラー


割と溢れてる職業でもあり、上級職になると確か聖癒師セイントヒーラー破戒僧ダークビショップになるはず。なかなか面白そうではある。


「これからも貴方に幸があらんことを。では次の方〜」


俺はそのあと、教会を出た。



「アーガイン!大丈夫?」


リーゼが心配そうな目で見ていた。


「あぁ、大丈夫だ。あまりにも予想してない職業が来たから驚いたが、実は悪くはないと思っているんだ。」


「そうなの?」


「あぁ、俺はヒーラーで最強を目指すことを決めたからな。」


「え?どういうこと?」


「まぁ、戦士や剣士などのいわゆるバチバチの近接職だけが戦える(近接で)ことではないって証明するのさ。」


「ヒーラーがはそもそも回復役なんだから戦っちゃだめでしょ。」


「俺はそんなルールには縛られたくないね。それにヒーラーだからこそ、強くなれるのさ。」


以前に、いや前世で考えたことがあった。

もし、戦士職が回復を使えたらと。

持久戦も出来るし、手が空けば傷ついてる仲間のサポートがしやすいと考えたことがあった。

だが、戦士だからそもそも魔法適正はなくはないが、回復系は魔法使いやヒーラーじゃないと使えないと知っていた。

だが、回復ができるなら話は別だ。しかも、戦士のスキルは本来ならヒーラーでは使えない。ただし、俺は前世に染み込んだスキルの数々を再現できる自信がある。

ヒーラー✕戦士のスキル。

これができると考えたことだけでワクワクする。

そう考えた俺は、その日から木剣を持ち鍛錬に励むのでった。

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