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魔女の探し物 in 明治  作者: 小伊俊紀
明治東京編
7/16

東京見物 2

フラフラ〜と、続けていきます。

ニコルズは浅草に着いて早々赤レンガできたタワーか目に入った

「ずいぶんと高いタワーね」

「あれは十二階ですね、日本のエッフェル塔とも呼ばれてて、あそこに登るとこの東京が一望できるんですよ」

正式名、凌雲閣(りょううんかく)

「それじゃあぜひ登って見ましょうよ」

二人は凌雲閣に登ることにした

凌雲閣の前で人力車をおり中に入ると受付が

「大人二人で十六銭だよ」

入るとすぐにエレベーターと階段があったがエレベーターのドアの前にはエレベートル使用禁止と書いてある貼り紙があったそれを見たニコルズは

「えー、これを階段で登るのー」

階段で登るのを嫌そうな顔をしているニコルズに椿樹は少し言いにくそうな顔をして

「そお、ですねエレベートルは数年前からずっと使えませんから」

一階から八階までエレベーターがあったが故障が頻発したため明治二十四年から明治四十四年の改装まで使用禁止だった

「やっと着きましたよ、ここが最上階です」

「ふう、やっと着いた 十二階を階段はさずかにキツイわね」

東京の街並みの風景が広がっていた

「うーん高いそれにいい眺めねー」

ニコルズは風に当たりながら爽快(そうかい)そうにいった

「当然ですよ日本一ですから」

するとニコルズは

「この景色はもっと見てたいけど、あまりゆっくりはしない方がいいわね」

「どうしてです?」

「だってツバキおすすめの場所が周りれなくなっちゃうからね」

椿樹は嬉しいそうに

「はい!まだまだおすすめの場所はいっぱいありますから行きましょう!」

二人は凌雲閣を降りまた人力車に乗りこんだ

椿樹たちの乗った人力車が神田川の近くの通りを通った、そこには湯島(ゆしま)聖堂や東京教育博物館があったそしてニコルズがあることに気づく

「あそこは随分と厳重の守りね」

と、ニコルズは博物館を指差した

入り口の門にはバリケードが作られライフルを持った警官二人が見張りに立っていた

「あそこはこの前襲撃(しゅうげき)事件があったんです、それだからあれほど厳重な守りをしてるんですよ」

「へー何かと物騒(ぶっそう)ねー」

二人を乗せた人力車はそのまま博物館の前を走り去っていた、そして二人はその後も観光を続けていった。


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