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魔女の探し物 in 明治  作者: 小伊俊紀
プロローグ
2/16

東京へ

内容はまだしっかりしてませんがよろしくお願いします。


投稿はあんまり連発して出来ないと思います

城外には出たものの裏御門をでた目の前には歩兵第十一聯隊(れんたい)の聯隊司令部があるため

(このままだと挟み撃ちにされる監獄の方から逃げるのは無理か、なら)

ニコルズは堀の水を凍らせ道を作り、城の南側にある陸軍西練兵場(れんぺいじょう)を横切り住宅街(じゅうたくがい)の方へ逃げた

住宅街では、さっきの発砲音を聞きつけた付近を巡回していた警察官や憲兵が城の方に向かっていたため住宅街は(さわ)がしくなっていた


「何じゃ、やけに警官に憲兵が騒がしのー」


と、この騒ぎに気づく市民もいた

ニコルズは住宅街の路地を通り広島駅の方へ逃げた

その頃広島城内では憲兵や警察が加わり現場検証が行われていた

だが大きな手がかりが見つからず難航していた

金井輝三(かないてるぞう)陸軍大尉は憲兵や警察に紛れて同僚で同じ階級の遠藤(えんどう)と調査をしていた裏御門の表側に差し掛かると足もとにガス灯の明かりに照らされ光っている物があった

金井が光っている物を拾う


「氷?、なんでこんな所に、今日は霜柱(しもばしら)が出来る程の寒さではなかったが」

「金井どうかしたんか?」

「なあ遠藤、今年は霜柱が出来る程の寒さの日はあったかな」

「今年は暖冬(だんとう)じゃあったけなー霜柱が出来る日なんかなかったぞ」


遠藤はため息をついた


「のお、金井もうええじゃろ、保管室にあったもんなにもぬすまれとらんそれに戦利品の大体はこの前東京に移動させとる、後は憲兵と警察に任せりゃええ」

「おお、わかったよ」


金井たちは連隊司令部に戻った

その頃ニコルズは警官や憲兵の目を避け広島駅付近まで逃げて来ていた


「ここまで来ればひとまず安心かしら」


(広島にあると思ったのだけどハズレかー、もう帝都の東京の方に移動させられちゃったのかも)

朝になるとニコルズは宇品線に乗り宇品港に移動した

宇品線(うじなせん) 日清戦争開戦時に軍事輸送用目的に作られ、同年宇品地区に戒厳令(かいげんれい)がしかれた際は陸軍の管理にあったが翌年には一般営業も開始された、広島駅と宇品を結ぶ路線


「帝都東京、日本の中心都市、あれも必ず東京にあるはず」


宇品港に着くとニコルズは東京行きの船に乗りこみ東京を目指した



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