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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
3章・董卓+何進=動乱
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~洛陽動乱~親子・双方その心知らず

仕事の都合で時間が殆ど取れず、物凄い駄文+短めになっております。


申し訳ありませんがお付き合い下さい。

 オヤジから漢朝に牙を剥いたら首チョンパすると言われました。


 朱霊です。



 分かってた事だけど、オヤジの漢朝への忠誠は本物だね。


 ただ、『お前はお前の信じる道を歩め』はオヤジなりの優しさだと思う。


 あの場に居たお袋や筋ちゃん、白兎が口を挟んで来なかったのは意外だった。


 まぁ、オヤジの威圧感が半端無かったから口なんて挟めなかっただろうけどね。


 あの後オヤジは何も言わず腕を組んで目を閉じたまま口を開かなかった。


 俺も何も言わず居間を後にしたけど、慌てた様に席を立ち手を伸ばしたお袋を筋ちゃんと白兎が制していた。


 居間を後にした俺はその足で厨房へ向かい、元気そうに厨房で料理の下準備をしていた舜水に傷薬を渡しそのまま朱家本邸を後にした。


 本当はもう少し朱家の皆と話をしていたかったのだけれど心情的に無理だった。


 あのままあの場に居たら泣いていたかもしれない。


 この世界に来てからなるべく思い出さない様にしていたのだけれど、感傷的になると嫌でも現世にいた時の家族を思い出してしまう。


 現世だと俺は死んでいるのかとか、親父やお袋、妹や弟が元気なのかとか色々考えてしまう。


 この世界に来たばかりの頃は現世の事をよく思い出していたんだけど、キャラの濃過ぎる朱家のメンツに圧倒される内に慣れてきていた。


 きっと俺は朱家の皆に精神的に支えられていたのだと思う。


 現世から俺がどうなっているのかも分からない状態で家族と離れ、この世界では自分の意思で家族と離れ様としている。


 いつかは独り立ちしなければいけないのだから遅いか早いかの違いでしかないのだけど、今回の俺の独り立ちは最悪な形だろう。



(現世でもこの世界でも俺は親不孝者だなぁ…)



 もし、この乱世を終えた先でまた家族として顔を合わせる事が出来たのならその時は思いっきり親孝行する方向で考えておこう。


 今の俺に出来る事はこの中華を再統一出来るか頭を使う事くらいだ。


 後悔する暇があるのならこの乱世を越える為に全力を尽くすべき。


 平原を得た今、俺に立ち止まっている暇は無い。


 そんな事を考えつつ陣への帰路へ足を進めた――



 一方その頃――



「旦那様…、このまま志牙さんを行かせてしまって良かったのですか!?」



 王異が朱儁へ詰め寄る。



「構わん。行かせてやれ。いつか子は親の元を巣立つものさ」


「ですがっ…!」


「志牙には志牙の行く道が見えているのだろう。そしてその先に漢は無いのかもしれない…それだけの事だ。俺でさえこの漢という国に疑問を抱いているのだ。聡いあの志牙が漢に見切りを着けていたとしても不思議ではない。そしてそれは志牙だけでは無いだろう――」



 腕を組み目を閉じたまま言葉を返す。


 その肩が僅かに震えている。



「今日、志牙の話を聞いて確信したが、アレはもう俺の手の届こない所まで行ってしまった。鳥は地に降りる事は出来るが、地を這う蟻は空を飛べん。地を這うだけの蟻に空を舞う鳥の心はわからんさ。――喜べ聖歩、俺達の息子は大した傑物に育った様だぞ」



 先程とは打って変わって朱儁の顔に笑みが浮かぶ。


 先程まで難しい顔をしていたのが嘘の様だ。



「朱儁様、随分と嬉しそうですね?先程から肩が震えていらしたのでお辛いのかと思っていましたが、武者震いでしたか…。心配して損をした気分です」



 眭固が呆れた様に肩を竦める。



「当たり前だ!息子の成長を喜ばん親がどこにいる!?はっはっは!俺は志牙の壁だ!いつかアレが俺を超えてくれる日も来るだろう!そう簡単に超えさせてやるつもりはない!既に色々と超えられてる気はするが、武だけはまだまだアレには負けんぞ!!」


「若と戦う事になる日が来るやもしれぬとは…ぬおおおおおおお!!!気合が漲る!!!若の成長が楽しみですなぁ!!!がっはっはっは!!!」


「はぁ…お二人が楽しみにしている事は分かりました。一応釘を刺しておきますが、今回の事は他言したらダメですよ?お二人は調子に乗ると口が緩む傾向がありますから…」



「うむ。白兎の言う通りだ!此度の件に関しては決して口外せぬ様に心掛けよう!」


「ははっ!!お任せ下さい!!この蔣寄、決して口外致しませぬ!!」



「本当に大丈夫ですかねぇ…?」



 気合を入れて口外しないと誓う朱儁と蔣寄だったが、眭固には不安しか無かった。

次回は仕事の都合により10/27に投稿予定です。

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