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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
3章・董卓+何進=動乱
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~洛陽動乱~男も三人寄らばなんとやら

駄文ですがお付き合い下さい。

 結局麗羽さんが洛陽にいる間に結論は出ませんでした。


 朱霊です。



 あの話し合いの後、袁家は陣を引き払い帰還。


 口を滑らせちゃった当の華琳は



「麗羽がどんな答えを出しても構わないわ。

 それに敵になったとしても楽しみがひとつ増えるだけよ」



 と不敵に笑ってた。


 多分、華琳と麗羽は袁逢様と炎蓮さんのライバル関係に近い間柄なんだろう。


 敵が強ければ強いほど彼女にとっては倒し甲斐があるという事かな。


 華琳らしいと思う。


 どんな結論を出すのか楽しみねとか言いながら華琳も去って行った。



 麗羽や華琳が去った後、俺はまだやる事があるので森羅と烈火待ち。


 玉蘭と風には天幕周辺の人払いを頼んでおいた。


 本格的に動き出す今、森羅と烈火にも俺の事を話しておきたい。


 義兄妹達にも話すか迷ったけど、天然、暴走頑固、お子様と不安要素の塊なのでやめておいた方が賢明だろうね。



 少ししたら森羅が天幕に入ってきた。



「すまん。待たせたな」


「んにゃ、待ってないから大丈夫だ。烈火もまだ来てないしな」


「そうか。いや、洛陽の酒は中々に旨いな。思わず色々と買ってしまった」


「お、そいつは良いな。平原に着いたら酒宴でも開くか」


「ああ。上物が手に入ったしな。今から楽しみだ」



 孫家に遣いを出した後、洛陽で酒屋巡りをしていたらしい。



「で、酒以外に収穫はあったか?」


「いや、どうも城下の者達は宮中の出来事を殆ど知らないらしい。

 知っていたとしても汚吏管理が蔓延っているからか、随分と口が堅い様だ」


「そっか。洛陽では直接情報を集めるのは無理そうだな」



 城下で情報が集まらないのであれば宮中にいる何進や月に聞くしかないか…。



「ありゃ?森羅はもう来てたか。オレッチの方が早いかと思ってたんだけどなぁ」



 森羅が入って来て少し話している内に烈火も入って来た。



「いやー、志牙と風に見られたーって動揺してる白蓮を宥めるのが大変だったよ」


「おっふ!いや、邪魔するつもりはなかったんだ…。ホントごめん!」



 パンッと顔の前で手を合わせて謝罪。



「あー、気にしなくていいぜ?

 白蓮の慌てた顔も可愛くてオレッチとしては眼福だったしな!」



 ちょっとだけだらしなく鼻の下が伸びた烈火君。


 ニマニマしてる顔がちょっと残念な事になってるぞ?



「そう言って貰えると助かるよ」


「おうさ。所で小耳に挟んだんだけどよ、どうも霊帝を大将に据えた『西園八校尉』っつーのが出来るらしいぜ?」


「「は?」」



 おいおい、その情報どこで手に入れて来たんだよ?


 森羅も驚いたのか絶句しちゃってんじゃん。



「淳于瓊って奴なんだけど、オレッチが并州袁家にいた時の上司だったんだけどよ。

 久々に話したら教えてくれたんだよ。

 もう人選は始まっててその八校尉の一人に選ばれたって自慢してたぜ」


「そうだったのか…」


「袁家からの情報であるならまず間違いないな。

 …しかし、皇帝が将軍を名乗るとは前代未聞だな」



 烈火君の情報ネットワークは意外と馬鹿に出来なさそうだ。


 并州袁家から情報を引っ張ってこれるのは烈火だけだろうしなぁ…。




『西園八校尉』


 黄巾の乱が終わった後も混乱が続く中で占い師が、都で戦が起こり宮中でも血が流れると予言した。


 これを聞いた大将軍司馬の許諒と仮司馬の伍宕という人物が、大将軍であった何進に対し



「六韜には天子が将兵を率いるという記述があり、それに倣って皇帝が将兵を率いて四方を威厭すべきである」



 と献言し、それを容れた何進が霊帝に献策。


 霊帝は何進に四方から兵を徴発するよう命じ、その後出来上がったのが『西園八校尉』だ。



 俺が知っている西園八校尉は蹇碩、袁紹、曹操、淳于瓊の4人。


 後の4人は忘れちまった。


 ま、問題ないだろう。



「そんな事よりよ、志牙が話したい事があるっつーから来たんだぜ?どんな話なんだ?」


「あー、そいつは俺が秘密にして来た事に関する話だな」


「ほう?お前の秘密とは興味深い。是非聞かせて貰おうか」


「はっ!どんな秘密かは知らねーけど面白そうじゃねーか!」


「ここでの話は他言無用で頼む」



 静かに頷く森羅と烈火。



 腕組んで仁王立ちしてる烈火。


 興味深そうに宅で肘を着いてる森羅。


 二人の視線が俺に集中する。



「俺の秘密ってのは…そうだなぁ、ぶっちゃけてしまえば俺は1800年以上も先の未来からこの時代に転生して来た存在だって事だ」


「「…………………………は?」」



 おお、この二人がアホ面晒してる所を見る事になるは…。


 烈火君はともかく、森羅までアホみたいな顔になっとる。



「俺はこの今の中華の歴史をほぼ知っている人間だって事さ」


「――思っていた以上にとんでもない秘密だったのだな…。いや、今思えば思い当たる節は多い。そうか、そういう事だったのか…」


「えっと、あー?んんん?やっべえ、頭がこんがらがって来やがった!」



 思い当たる節があった様で、理解したのか頻りにうんうんと頷いている森羅。


 頑張って頭を使ったけど理解が追いつかず、煙が出そうになってる烈火。



「この事は他に誰が知っている?」


「玉蘭と風だな。元は風だけだったんだけど、少し前に玉蘭にバレた。だからこの際、森羅と烈火にも伝えておいた方が良いと思ってな」


「…ふむ。なるほどな。それなら義兄妹達にも…」


「いや、あの三人には教えるつもりはないよ」


「…何故だ?あの三人は間違いなくお前を裏切る様な真似はするまい」


「信用してない訳じゃないさ。

 ただ、それ以上に森羅と烈火は俺にとって特別なんだよ。

 風と玉蘭にはバレてしまった感じだけど、どうせなら森羅と烈火にはバレるって形じゃなくて俺から伝える形にしたかった」



 これは俺の本音だ。


 森羅と烈火はオヤジの袂から離れた俺にとって最も大切な基盤の役割を担ってくれて来た。


 だからこそこの秘密はちゃんと面と向かって伝えたかった。



「まぁ、俺はこの世界でイカサマしてる様なもんなんだけどな。俺が天下への道筋が描けたのも未来で得た知識が元になってる」


「…ふむ。理解した。詰まる所、この中華で最も天下を狙える勢力だという事だ。お前の知識はどこまでこの中華を知っている?」


「詳しく知っているのは黄巾から100年前後までだ。大雑把な部分も多いけどな」


「ふむ。今の中華はお前の知っている歴史をなぞるとどうなっている?」


「…まだ黄巾が終わった段階だけど、細かい部分でかなりの齟齬が出てるな」


「具体的に教えてくれ」


「先ず、俺の知っている歴史だと朱霊は朱儁の倅じゃないんだ」


「なっ!?そこからなのか…」


「ついでに俺の知っている歴史だと袁紹や曹操、孫堅、孫策を始めとして俺達が関わってきた者達は全員男だ」


「…それは歴史と違うとかそういった問題を超越してしまっていないか…?」



 森羅の言う通りだ。

 

 この世界は俺の知っている歴史と違うとかそういった問題を超越してしまっている。

 

 ただ、事象の流れだけは俺の知っている歴史と変わらないのではないかという考えはある。



「まぁいい。細かい部分はどうにもならん。…やれやれ。本当にお前という奴はとことん俺を楽しませてくれるな。クックック…。どうせお前の知っている歴史とは違うのだろう?ならばお前のやりたい様に天下を蹂躙してやればいい」



 なんか玉蘭と同じような事言ってらっしゃる。



「あー、オレッチにはよくわかんねーけどよ。志牙は志牙だろ?どうせだ、派手にやろうぜ!」



 ホント俺は仲間って奴に恵まれてるみたいだな。



「ああ、派手に行くか!これからもよろしく頼むぜ。森羅、烈火!」


「フッ…。任せておけ。以前にも言った通り、俺はお前に最後まで付き合ってやる」


「おうさ!頭が足りねーぶんは働きで貢献してやんよ!せいぜい上手く使ってくんな!」



 うん。友情って良いね!




「あ、ところでよ。白蓮に婚姻を申し込みたいんだけどよ。どうすりゃ良いか教えてくれ!」


「これは俺の出番だな。得意分野だ。任せておけ!完璧な策を練ってやる」


「…策いるか?サクッと結婚してくれって言えばそれで万事上手く行くとおもうんだけど?」


「志牙…。お前という奴は女心という物を理解していないな。よし、良い機会だ。烈火と白蓮の婚姻の策を練るついでにお前に女の扱いという物を叩き込んでやろう」


「げっ!?薮蛇だったか…」


「何を言っている?お前はいずれ朱家の当主になるんだぞ?少しは女の扱いの重要性をだな…」


「ぶっは!良いじゃねえかよ志牙!一緒に頑張ろうぜ!?」



 やっぱ俺達三人だけだと真面目な話は長続きしないみたいだね。

次回は9/27に投稿予定です。

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