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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
3章・董卓+何進=動乱
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~洛陽動乱~知識がなければただの凡人

洛陽動乱編も長くなりそうな予感がしますねー。

文才があればスッキリと纏められるのでしょうが羅貫厨には無理です。

今回も駄文ですがお付き合い下さい。

 華琳さんが麗羽さんの前で進めていた計画をポロリしちゃったので孫家共々引き込む事にしました。


 自分が知っている歴史とはかけ離れたこの世界。


 彼女達を纏める事は予定していたとは言え、時期的に早過ぎる気もするんですよね。


 華琳達を陣幕へ案内し、雪蓮達が来るまでに考えを纏める為ブラリと外へお散歩なぅ。


 朱霊です。



 計画を進めるにあたって十常侍を排除するのに麗羽は必須。


 歴史だと袁紹は何進の配下として十常侍抹殺に一役買っていたので、この世界でもそのうち何進の配下に収まるだろうと踏んでいた。


 既に何進と繋がっている俺が引き込んでも歴史的には問題無いと思うのだけれど、後々これがどういう影響を及ぼすのかは不明。



 まぁ、そんな事を言っちゃうと朱霊が劉備三姉妹の長兄になって義勇軍率いて配下に勢力図無視した配下が連なってるって考えると今更なんだよね…。



 華琳と麗羽、そして孫家を纏めてしまえば歴史の流れは変わるだろうが、漢を滅ぼし中華の戦乱を早期に終わらせる事が出来るだろう。


 それは悪い事ではないのだけれど、ある意味で賭けの要素が強すぎるんだよね。



 俺は歴史や演義の知識を元に予測を立て行動している。


 歴史の流れが変わるという事は、俺の知識を元にしたアドバンテージを失うという事だ。


 俺は歴史が変わった乱世で華琳にちゃんと天下を取らせる事が出来るのだろうか…?


 ヘタをすれば本来の歴史以上に泥沼化する恐れもある。


 ―俺はどうすれば良いのだろうか…?



「おやおや?お兄さんはどちらへ行かれるのですか?」



 ブラブラしてたら後ろから独特の間延びした声に呼び止められた。



「…ん?―風か」


「はいー。風ですよー」


「愛紗は落ち着いたか?」


「今の所はと言った感じですかねー」


「あはは。宥めるの大変だったろ?お疲れさん」



 近づいて来た風の頭を労いと共に軽く撫でる。


 目を細めて気持ち良さそうにしてるその様はまるで猫みたいだ。



「ところでお兄さん。随分と難しい顔をされていましたがー?」



 気持ち良さそうにしていた風が薄っすらと目を開けて俺を真っ直ぐに見てくる。


 まあ、なんというかよく見てらっしゃる。


 これ以上は人目があると話を出来ないので、人気の無い場所へ移動しないと。



「風。人の居ない所に行こうか。ここじゃちょいとマズイ」


「…?あ、なるほどー」



 一瞬不思議そうに首を傾げたものの、直ぐに理解した様で俺に手を引かれるまま着いてくる。


 察しが良くて助かるよ。


 風と共に細かい物資を保管してある天幕へ。


 人気が無かったので丁度良い。



「「あ…」」



 ――と思ったら中で烈火君と白蓮さんがイチャイチャしてたわ…。



「「…お邪魔しました〜」」



 固まってる二人を見なかった事にして回れ右。



「うわあああああ!見られた〜〜〜!?」



 と、白蓮さんが絶叫してたのでその場からダッシュで逃走。


 いや、ホント邪魔しちゃたわ!


 てか、アレもう嫁にしたいっていう相談いらないと思う。


 間違い無く絶対嫁になってくれるよ烈火君。


 あー、次に白蓮さんと訓練する時にボコボコにされる未来が見えるわ…。




 そんなハプニングがあったものの、人気の無い天幕があったのでその中へ。


 今回は誰もおらずセーフ!


 中にあった椅子に腰掛けたら俺の股の間を定位置と言わんばかりに風が鎮座。


 さっきの烈火君と白蓮さんに触発されたっぽい。


 左腕で風を抱え込み、右手で頭を撫でてやる。


 俺に身体を預け成すがまま気持ちよさそうにしている風。



 義勇軍を率いる事になるまではこうやって風が俺に引っ付いている事も多かったけど、最近は忙しくて時間が取れなかった分存分に撫でてやろう。


 黄巾の乱が終わり平原を手にした今、僅かとは言え落ち着いた時間もあるだろうからこの子とのこれからも考えなきゃいけないなぁ。



「それでお兄さんが難しい顔をしていた理由なのですがー」



 しばらくして風が満足したのか会話の続きを開始。



「ああ、今ウチに華琳と麗羽が来ててな。孫家も交えて話をするってんでどこまで話して良いのか迷ってたのさ」


「ふむー。味方が増える分には問題は無いかと思いますがー」


「この先の在るべき歴史の流れが変わっちまう可能性があるんだよ」


「歴史ですか。風にはお兄さんが知っている在るべき歴史を知らないのでなんとも言えませんが、その流れを変えてしまうとお兄さんの優位性が失われてしまうとー」


「そうなるな…。だから迷ってるんだよね」



 この世界で俺が立ち回れているのは歴史や演技の知識があるからだ。


 それが失われれば俺はただの凡人。


 一介の将や文官としてやって行く分には問題ないだろうが、義勇軍を率い将兵の命を預かる身としては今この優位性を失うわけにはいかない。



 最終的に歴史は変える事になる。


 漢を滅ぼし華琳の下で中華を一つにする。


 儒教を廃し法治国家へ移行した中華を造るのが目的なのは変わらない。



 ただ、問題なのはそのタイミングだ。


 早過ぎる段階で動けば俺が予測出来ない速度で波紋が広がり収拾を付けるのが難しくなる可能性が高い。


 そうなった場合、目的が達せられないのかと言えばそれは違う。


 目的は間違いなく達成出来る。



 その代わりこの時代にはありえない技術を用いる事が前提になってしまう。


 時間は無限じゃない。


 俺が生きている内に事を成そうと思うならその技術を使う事に躊躇いは無い。


 出来れば使わないに越した事はないのだけれど…。



「知り過ぎているから悩んでいるのですねー。1800年以上も先の未来に生きていたお兄さんならではのお悩みという事でー」


「はは、そうだなぁ。歴史を知ってるから悩むとか役に立つんだか立たないんだか…」


「――へぇ。そういう事だった訳」


「「!?」」



 予期せぬ声がした方へ向くとそこに黒い猫がいた―――


次回は9/23に投稿予定です。

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