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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
3章・董卓+何進=動乱
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~洛陽動乱~張譲の思惑

前回の続きを書いていたのですが、事故って全部消しちゃったというミスががががが…。

なので今回は次回に上げようと思ってチョコチョコ書いていたのを先に上げる事になりました。

ごめんなさい。

駄文ですがお付き合い下さい。



本編とは全く関係ありませんが、職場で『おかかおにぎり』を食べてたら、パートさんが本気かふざけてなのかわかりませんが「何食べてるの~?あ、『カカオおにぎりだ~』」と変な事を言い出しまして、カカオ味のおにぎりをダイレクトに想像した羅貫厨の食欲が一気に減衰…。

食欲を返せ!と言いたかったです。


おかかおにぎりは美味しいですが、カカオおにぎりとか想像しただけでゲロ不味ですよね――

 論功賞が終わり諸侯が宮中を去った後、趙忠を除いた十常侍達が宮殿にある一室に集まっていた。



「張譲殿!何故に我らに仇なす朱霊に情けを掛けたのだ!?あの場で始末してしまえば面倒は避けられたというのに!」



 張譲の下した判断を不服とした声が挙がる。



「…主ら本当にそう思うておるのか?」



 同胞達は朱霊を出た杭程度としてしか見ていない。


 アレを手に掛ければ必要以上の敵を作りかねないというに…。



「当たり前だ!あの場で見せしめとして処刑まで持って行ってしまえば良いものを!」



 彼らの周りを見る目の無さに張譲は眉を顰めた。


 張譲があの場で朱霊を処分する事は容易ではあった。


 ただしそれはあの場にいたのが『朱霊だけであったのなら』という前提になる。


 張譲は朱霊と論戦を繰り広げる中、諸侯の中から少なくない敵意をひしひしと感じていた。


 それは三傑を筆頭に董卓軍、袁家、孫家、曹操軍、張邈軍、劉岱軍、徐州軍に何進と朱霊旗下の者達…。


 朱霊旗下の者達は除いてもこれだけの諸侯の前で朱霊には手を出せなかった。


 政敵である何進と三傑を近づけてしまう恐れがあるし、強大な軍事力を有する袁家、宦官の中にも太い繋がりを持っている曹操を敵に回す事になるだろう。



 何進が董卓と接触した事は張譲も知っている。


 その折り、董卓と共に朱霊という名の男もいたと報告があった。


 報告を受けた当初は朱霊など気にも留めていなかった。



 だがここに来て朱霊は決して無視してはならぬ存在であったと認識した。


 子供が築き上げた人脈にしては規模が大き過ぎる。


 反応を見るからに董卓は元より、袁家や曹操も朱霊とは懇意の関係にあると見て間違いないだろう。


 そして三傑とも浅からぬ繋がりがある。


 朱儁の反応や、その性からして朱儁の倅であろうか。


 何故か朱霊の袂には東海王までいる。



 それに誰にも漏らしてはいなかった黄巾との繋がりを看破してみせた洞察力。


 誤魔化せはしたものの危険である。


 黄巾が敗れ孤軍となった以上、繋がりを示唆されたのならば今まで以上に慎重を期さねばなるまい。


 左豊が賄賂など要求せねばこの様な事にはならなかっただろう。



 それにしても左豊が盧稙に対し罷免を仄めかしたという話は聞き捨てならない事だ。


 子飼いにしていた左豊に誰かしらの息が掛かっていたのは間違いない。


 そちらも慎重に探りを入れなければ。


 全く以て面倒な事になった。



「朱霊を手に掛けるのは簡単であった。だが、お主らはその先の結果が見えておらんな」


「その通りですな。あの者を始末すれば袁家や宦官と繋がりの深い曹操まで敵に回りかねない」



 張譲の意に賛同する様に段珪が声を投げた。


 自分以外にも視えている者がいたと知り張譲は北叟笑む。


 まぁ、少し考えれば分かりそうなものだが…。



「…むぅ。張譲殿や段珪殿のいう事もわかるが…。それならば何故あの痴れ者を平原なぞくれてやったのだ!?」


「朱霊に平原を渡すつもりだったのは何進だろうの。この張譲も袁家に近い平原を渡す事は憚られるが、地方へ追いやっても勢力を拡大する可能性が大いにあった。これ以上アレの人脈を地方で繋がれると厄介になる故、黙認するしかあるまいて」



 霊帝陛下が治めるこの漢の国は大きな闇を二つ抱えている。


 その闇がいつ暴発するかわからぬ以上、余計な敵は増やさぬに限る。


 せめて霊帝陛下やその妹君である劉協様には闇が届かぬ様にせねば…。



 悔やまれるのはこの身。


 老いていなければもっとやり様はあったのだ。


 だが、自身に残された時間はそう長くはない。


 せめて趙忠がもっと謀に長けていれば安心出来たのだろうが…。


 しかし、あの女は霊帝のみに固執しそれ以外に興味を示さぬ。



 強硬派である蹇碩と何進の対立も激しさを増してきている。


 頼れるのは同じ十常侍であるはずなのだが、殆どの者は本来の目的を忘れ私服を肥やす事にしか頭が無い。


 我らが財を築き力を蓄えんとしたのはなんの為だったのか…。


 それすら忘れてしまった同胞達は役に立ちそうにもない。



 段珪はこの張譲の様に目的を違えておらん一人であると期待したい所だが…。


 もし違ったのならと思うと十常侍その物が内々で分裂しかねない今、その心内を探る事も出来ない。



 霊帝陛下はこの様な事態になっていても宮中での出来事に興味すら持って頂けぬ。


 権力争いの傀儡にされ、その御心が痛まぬ様に蓋をされてしまったのだろう。


 その原因はこの張譲にもある。


 だが、漢が抱える闇が霊帝陛下や劉協様にその食指を伸ばさんとする限りこの身を堕としてでもお守りせねば。



 ―この身にはとにかく時間が足りない―


次回は9/21に投稿予定です。

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