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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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~黄巾の乱~決戦前夜

投稿しようと思って気付きました。

今日の投稿は三話目じゃなくて四話目だわ。

駄文ですがお付き合いください。

 自陣に戻り波才を倒す為のプランを練っております。


 張三姉妹が華琳の元にいる今、彼女に功を上げさせるには波才の首を獲らせるしかないかなーと思ってます。


 そんな時、少し考えているとある疑問が浮かんできました。


 朱霊です。



 さて、何が疑問に思ったかと言いますと波才率いる黄巾軍に対し、包囲していた皇甫嵩率いる官軍と張邈軍、劉岱軍、徐州軍の諸侯三軍が揃っていながら攻めきれなかった事実。


 総兵力は黄巾の方が多かったとはいえ、手数では大きく上回っていた筈だ。


 俺達義勇軍や孫堅軍が仕掛けた時、動いたのは官軍と徐州軍だけだった。


 何故、張邈軍と劉岱軍は動かなかった?


 まさかとは思うが、足の引っ張り合いをしてるんじゃないだろうな。


 ありえる事だけに頭が痛い。


 そんな俺の頭痛を更に激しくする言葉が軍議から戻ってきた森羅の口から放たれる事に。



「志牙。少し良いか?実は厄介な事になっていてな」



 森羅が厄介事と判断したのだから相当厄介なんだろうなぁ。



「何があった?」


「実は皇甫嵩率いる官軍を始め、張邈軍と劉岱軍の士気が軍を維持出来そうにない程落ち込んでいる」


「は?どういう事だ?」


「開戦直前に皇甫嵩が波才と舌戦になり最終的に返す言葉が見つからなかったらしい」


「なるほど、そういう事か」


「やはり志牙にも思い当たる節があったか」


「ああ、張邈軍と劉岱軍が動く気配を見せなかったからな。足の引っ張り合いをしてるのかと思ってたんだが、士気の低下が原因か」



 火計を用いても勝てなかったのは黄巾兵の練度が高いだけでなく、討伐軍側の士気の低さも要因となってたのか…。



「波才は朝廷の腐敗を高らかに叫び、討伐軍側に腐敗を正す者なのか腐敗に加担する者なのか問い、大義は黄巾に有りと謳ったらしいな」


「なるほど、そりゃやり辛いな」



 黄巾本隊と対峙した討伐軍側は黄巾が掲げる大義に飲まれたという事だ。


 森羅の危惧してた事が現実になったな。



「黄巾は天より堕ちた漢という巨龍を癒し再び天に戻すそうだ」


「そうか…。龍を殺す俺達からしたら目障りだな」


「早急に波才の首を獲ったほうが良いだろう」


「やれやれ。ホント思った様には行かないもんだな。波才は華琳に獲らせるつもりだったんだが…。俺が殺る」



 華琳に手柄を立てさせてやれないのが残念だが、華琳の場合人材コレクターのクセが出たら波才を取り込もうとするかもしれない。


 俺としては波才を生かしておくつもりはない。



「志牙。お前の傷は塞がってはいるが完治した訳じゃない。あまり無茶をしてくれるなよ?」


「ああ、わかった。森羅、俺を波才まで届かせろ。俺以外の全ての指揮をお前に託す」


「心得た」



 森羅に指揮権を移譲し、義勇軍の動きを伝える為に各将、軍師達を天幕へ招集。


 全員が集まった中で森羅の声が響く。



「集まって貰ったのは他でもない。この戦を我々の手で終わらせる為だ。各自には軍師達が説明をしただろうが討伐軍は瓦解しかねない程に士気が低下している。正直、真面な戦にはならないだろう。

 そこで我々が独自に動き敵総大将である波才を討つ。波才の首を狩るのは志牙に任せる。各自の仕事は志牙を波才へたどり着かせる為の道を切り開く事だ」



 森羅が確認する様に周囲に目をやると全員納得しているのか頷いているのが見える。



「盧稙軍と皇甫嵩軍、孫堅軍はこちらの動きに連動、三方向より圧力を掛けて貰えるよう打診してあります。

 士気が低く真面な戦が出来ない状況になっている諸侯三軍は後詰を任せる事になっていますので先ず邪魔にはならないでしょう」



 森羅に続き龐統が声を投げる。



「ただ、孫堅軍の孫堅さまと孫策さんが異様に張り切ってまして、お二人が何をするかわからないと言った不確定要素もあります」



 龐統に続いたのは諸葛亮。


 この二人には各軍に伝令として直接動いて貰い、各軍を説得して回って貰った。


 孫堅軍の説得に当たった諸葛亮は大変だったろうなぁ…。


 主に炎蓮さんと雪蓮の相手が、だけど。



「それから華琳さまだけれど、陣に楽進、李典、于禁の他に曹一族の者を残して夏侯惇、夏侯淵の二将を連れて参戦するそうよ。

 夏侯惇の鬱憤が溜まりすぎて少し発散させないと陣の中で暴れかねないって言ってたわ」



 …春蘭かぁ。


 確かに勝手に一人でフラッと敵陣へ突撃する可能性があるもんなぁ。


 華琳も大変だ。


 出来れば動きたく無かっただろうに…。


 玉蘭は曹操の所へ使いにだしていた。


 三姉妹の事もあるし、なるべくこの戦を早く終わらせるから動かないで良いって伝言を頼んだだけだったんだけど、意味は無かったみたいだ。



「次はですねー。お兄さんをどうやって敵総大将の元へたどり着かせるかですねー」



 引き締まっていた軍議の空気を間延びした風の声がぶった切っていく。



「みなさん、気合じゅうぶんのようですが、あまり気負い過ぎてもだめですよー」



 風の言葉にみんなの表情が幾分柔らかくなる。



「良い感じで緊張もほぐれたみたいなのでー作戦を説明します」




 作戦の内容はこうだ。


 河北からの援軍組は士気が低下していないので最前線に配置。


 敵軍左方から盧稙軍、右方から孫堅軍による挟撃。


 正面中央に義勇軍、左翼に皇甫嵩軍、右翼に曹操軍。敵軍後方には徐州軍が控えている。


 正面からの後詰には張邈軍と劉岱軍が控えている。


 ただし、皇甫嵩軍と張邈軍、劉岱軍は士気の低下が著しいので、皇甫嵩軍には義勇軍から袁家の精兵五千を送ってある。


 張邈軍と劉岱軍は今回は役に立たない可能性が高いので大人しくしていて貰おう。



 義勇軍の先鋒は最も突破力に優れる白蓮と星。


 追従する歩兵部隊を烈火が率いる。


 烈火率いる歩兵部隊には俺が配置されている。



 左翼に愛紗と次平に諸葛亮。


 右翼に鈴々と三吉に龐統。


 中央の歩兵部隊は一鉄に率いさせるという大抜擢。


 軍師には玉蘭。


 三馬鹿のリーダーだったヒゲのおっさんが大出世した。



 本隊には森羅と風に桃香。


 超短期決戦を挑む布陣らしい。


 かなり無理やり感の溢れる布陣だが、冀州袁家から借り受けた二万の兵がいたから出来る事なんだろうな。



 各軍の布陣が終了したら日の出と共に作戦開始だ―――

長かった黄巾の乱編も残す所あと数話です。

文才の無い自分に戦争を書くのは大変ですが、コレさえ終われば一息入れられそうです。

次回は9/4に投稿予定です。


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