表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
61/268

~黄巾の乱~東海王と豫州の戦況

駄文ですがお付き合いください。

 さて、包先生が左遷されると黄巾が長引くので左豊をぶっ飛ばして捕まえました。


 クサイ、キモイ、ウザイと三拍子揃った左豊さん。


 なにか良い使い道はないかと模索中です。


 朱霊です。



「貴様ぁ!この左豊にこの様な真似をしてただで済むと思っておるつもりか!!

 さあ、離せ!今すぐ離せ!!直ぐにでも陛下に直訴し貴様のその素っ首を叩き落としてくれるわ!!!」



 縛り上げて転がしておいたのだけれど、とにかくうるさい。



「コレって使い道あると思うか?」


「まぁ、無くはないが正直うるさくて敵わん。始末してしまった方が良いかもな」


「殺ってもどうせ帰り際に賊に襲われたとしか思われねーんじゃね?」


「なら、左豊の護衛はどうする?」


「一緒に始末すればいいさ」



 左豊を横目に物騒な相談。


 殺されるかもしれないとわかった左豊とその護衛は顔を真っ青にしてあわあわ。



「こ、この左豊を殺すと申すか!?天子さまの代名であるこの左豊を殺すというのか!?」


「いや、天子の名を使って賄賂要求したり、天子への報告を偽ろうとしたお前が無事に帰れるとでも思ったのか?」


「この左豊を殺すな!生かしてくれるのであればお前たちを天子さまに推挙してやっても良いのだぞ!?」


「この義勇軍には東海王が参加している。お前如きの推挙に意味はないな」


「「…へ?」」



 思わず俺と左豊の声がハモった。



「…東海王って誰よ?」


「東海王劉彊(りゅうきょう)の末裔である劉虞の娘。つまり桃香だ。れっきとした王族だぞ」


「えーっと、つまり劉虞が今の東海王って事か?」


「いや、劉虞は既に王の座を長男の劉和に渡したが、劉和が病没し、桃香がその後を継いでいる故、今の東海王は桃香だ」


「…マジかよ」


「言ったはずだ。『東海王が参加している』とな」



 王女どころか女王だった。



 えっと、コレってどうすればいいんだろう?


 いずれ漢を滅ぼすって目標がある俺。


 その義妹筆頭が漢の東海王。


 森羅が何も言わなかった所を考えると利用価値はかなり高いのだと思う。


 もしかしたら新たに王朝を建てた時の飾りにするつもりなのかもしれない。


 これに関しては後で色々話し合っておくべきだな。


 まぁ、桃香のお陰で左豊をぶっ殺しても何も問題がないって事はわかった。



「つまり、左豊は東海王の学問の師に賄賂寄越せ、天子に偽りの報告出してやるって言っちゃった訳ね」



 包先生が左豊を相手に堂々としてたのは東海王である桃香が側に居たからってのもあるのかもしれないなぁ。


 なんか色々見えてきた。



 庶人の白蓮さんが麗羽の幼馴染だったのは東海王だった劉虞の娘に桃香がいたからだ。


 桃香と麗羽の繋がりに白蓮が交ざったってことだろう。


 あ~、そっか。


 包先生の私塾で袁基が桃香に遜ってたのは王族の娘だったからなのか。



「そうなるな。コレは斬って捨てて構わないだろう。生かしておく意味はない」


「なら、黄巾を鎮めた際に投降兵を納得させるのに使うか」


「それも有効だな。こういう手合いを倒すのが黄巾の狙いだ。我らがこの手合いと敵対すると明確に示せば得られる物は大きいだろう」



 左豊は移送用の牢にぶち込んで監視を付ける事に。


 包先生には伝令を送って左豊は問題なく処理出来ると報告しておいた。


 森羅や桃香と色々話をしたいところだけど、行軍中なので落ち着くまでは無理だと思う。


 しばらく保留だな。



 さて、今俺たちが向かってるのは頴川の長社。


 皇甫嵩が火攻めで波才を破った戦場。


 本来は朱儁もいるはずなんだけど宛を攻めてるのでいない。


 恐らく朱儁の代わりが俺なんだろう。


 ここで現状整理。


 俺が知っている歴史とこの世界の相違点。



 1:歴史だと張角、張宝、張梁の三兄弟が首魁。

 この世界だと波才。三兄弟どこ行った?


 2:歴史だとここでは皇甫嵩と朱儁が波才と戦う。

 この世界だと朱儁は既に宛を攻めてる。


 3:歴史だと盧稙は罷免される。

 この世界では俺が左豊をぶっ飛ばして捉えた。



 これらを踏まえると、黄巾の乱は本来の歴史とは違い随分と早く終息する様に思われる。


 気になるのは張角、張宝、張梁の三人の行方。


 波才が本当に首魁であるならほっといても問題ないが、あの三人が存在しないとは思えないので警戒が必要だ。


 出来れば波才を生け捕りにしてそこら辺を聞き出したい所だ。


 斥候を放ち得た情報によると頴川での戦闘はほぼ互角。


 一方は官軍の皇甫嵩軍、陳留の張邈軍、濮陽の劉岱軍、陶謙率いる徐州軍。

(華琳は張邈の配下として参戦している)


 対し黄巾党、第一軍の波才。



 一方は官軍の董卓軍、汝南の孔伷軍。


 対し黄巾党、第六軍の何儀。



 皇甫嵩軍と諸侯の軍は波才軍と対峙、草原に布陣した波才軍に火攻めを行ったらしい。


 本来ならこれで波才軍は瓦解してなければいけないのだけれど、大した効果が得られなかった様だ。


 コレは歴史と違い、農民や賊で構成された部隊ではなく、朝廷のあり方に不満を持った諸侯が率いる正規軍だから起こりえた事だと思われる。


 火計に掛かっても落ち着いて対処出来たんだろうな。


 火計に乗じて攻勢に転じた皇甫嵩軍と諸侯軍は火計で混乱したはずの黄巾軍に逆襲され、後退を余儀なくされたらしい。


 計略を用いながら攻め手に欠ける。


 マスゲームらしい戦争だわ。


 華琳は何やってるんだろうなぁ。


 騎都尉じゃ発言権が無いのか?


 こっちは義勇軍…あ、桃香が居たからか。



「伝令!盧稙将軍に朱家義勇軍は先行し波才軍に奇襲を掛けると伝えてくれ」


「はっ!」


「森羅!義勇軍の総指揮はお前に任せる。膠着した盤面をひっくり返せ」


「心得た」


「各軍団は進路を変更。波才軍の後方へ」



 さて、独断専行になるけど気にしたら負けか。



「報告!孫家軍が進軍速度を速めました!黄巾軍の側面を狙っているかと!」



 考えてたら斥候の報告が舞い込んできた。


 炎蓮さんが動いたらしい。


 コレは願ったり叶ったり。


 連携して黄巾を追い詰めていこう。

次回は8/8に投降予定です。

続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ