〜黄巾の乱〜桃園の誓い 後編
PCの改行とスマホの改行の使い分けが難しく上手く修正作業が進んでおりません。
使いこなせられる様に頑張ります。
さて、桃香と白蓮が頑張ってくれたのか落ち着きを取り戻してくれた愛紗さん。
なんとなく堅物で融通の利かないタイプだろうと判断しました。
朱霊です。
実は現在、歴史の流れ的にピンチです。
なんでかって言うと、
「志牙殿!なぜ私や鈴々を義妹にして頂けないのですか!?」
と、まぁ義兄妹の契りを申し込まれ、断ったら執拗に問い詰められてる訳でして。
流石に歴史が変わるかもしれないから無理!とは言えないので、うまい具合に言い訳が見つからないんです。
「志牙君。受け入れてあげれば良いのに」
いきなり最後の頼みの綱が敵に回った。
劉備玄徳ぅぅぅぅぅぅ!
歴史的に仕事しろぉぉぉぉぉぉ!!
と、どれだけ強く願っても頭の中がお花畑な桃香さんに通じるはずも無く。
飛び道具としてよく分かってないであろう鈴々を盾に。
「鈴々まで巻き込んじゃダメでしょー!?」
「鈴々は始めからお兄ちゃんって呼んでるのだ!」
そうでしたーーーー!!
「別に良いじゃないか。何かが減るわけでもないんだし」
と白蓮さん。
減らねーけど増えるんだよ!
主に俺の悩みが!
「ふむ。朱霊殿は甲斐性無しだな」
趙雲が風みたいな事言ってるしよー!?
俺は今、完全にアウェーにいる。
外堀は勝手に埋まった!
味方はいない!
風を置いてきたのは失敗だった!
「なんで俺なのさ!?同じ女の子の桃香で良いと思うんだけど!」
「桃香さまとはすでに誓いました!」
事後だった…。
この後いろいろ理由をこじつけてなんとか回避しようとしたけれど、外堀が埋まってて回避出来ませんでした。
色々あった結果。
「我ら二人は誓う!この槍を以てこの大陸に平穏とメンマを!」
「え?メンマ?…えっと、この剣と馬術を以てこの大陸に平和を!」
「そこは酒も追加して欲しかったのだが…」
「えええええ!?」
なんか趙雲と白蓮が竹馬の誓いというのをやってた。
竹馬の友とはかけ離れた内容でした。
まぁ、白蓮と趙雲が結束したのはこちらとしても嬉しい事だったので敢えて突っ込まなかった。
俺はというと…。
桃香、愛紗、鈴々の長兄にされました。
元々ぶっ飛んだ世界だけどさ。
まさか自分が劉備三兄弟…じゃなくて、劉備三姉妹の長兄になるとか思わねーじゃんかよ?
なんでこうなってしまったのかを考えてたらある仮説に行き着いた。
たぶん、俺って正史の劉備に近い。
たぶん演義も混じってる。
1:盧稙門下。
2:任侠の親分。
(たぶん袁基と荀爽絡みで)
3:好んで豪傑と友好を結ぶ。
(コレは最初から周りが凄い人ばっかだった)
4:立札見てたら関羽と張飛が登場。
(コレは演義で劉備が関羽と張飛に出会ったのに由来)
5:龍を殺すと決めた俺。
(正史や演義の劉備は中華全土を戦乱に巻き込んだ疫病神。乱世の奸雄という言葉はむしろ劉備という人物その物)
そして桃香の存在。
この世界の桃香ってたぶん簡雍の立ち位置だと思われる。
簡雍がいないしね…。
そう考えるとこののんびり屋でおっとりとした性格も納得いくんだよね。
ただそうなると、俺が朱霊であるという矛盾も出てくる訳で…。
恐らく、この世界は可能性として分岐した世界ではないような気がする。
たぶん願望を基に派生した世界ではなかろうか?
誰が願ったのか、それがどんな望みなのかはわからない。
だが、予測は出来る。
各勢力と親密とも言える関係を持ち、劉備達を纏める事になった異端の朱霊。
もし、俺のこれまでの行動全てが予定調和だったとしたら?
答えは絞られてくる。
きっと俺はその為に存在するのだろう。
「お兄ちゃーん!ここが良いのだ!」
「志牙くーん!早く早くー!」
「志牙様。参りましょう」
『俺が出会い、これから出会うであろう者達の未来のため』
『誰かが願い、そして望んだであろう結末を迎えるために』
桃の花弁が舞う澄んだ蒼い空の下。
義を結ばんと新たな義妹達の元へゆっくりと歩む。
覚悟を決めよう。
その願いを。
その望みを。
それらを背負い大地を血で染め上げることを。
俺が望む『理想』を掲げて。
一際大きな桃の樹の下。
愛紗が盃に酒を注ぎ全員に渡す。
ニコニコしてる桃香。
緊張してるのか表情の硬い愛紗。
元気いっぱいにはしゃぐ鈴々。
三人の顔を見渡し盃を掲げ
「我ら四人は誓う!」
「例え生まれた時、性別は違えど!」
「死す時は同「そんなくだらねーことは言わん!」」
「「えええええええ!?」」
「龍を殺し、お前らが嫁に行って幸せになるまで!」
「「ちょ!?」」
「はにゃ?」
「俺について来いや!!!」
「四人で誓うことじゃないよおぉぉぉ!?」
「気にすんな!」
朱霊という異物が混じった『桃園の誓い』
ここに『朱霊四兄妹』が誕生した。
次回は…次回はどうしようかなぁ…




