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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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~黄巾の乱~覇王と治能乱奸

羅貫厨の暇つぶしにお付き合い下さってる皆さんに感謝。

 ~前回のあらすじ~


 妹達が二喬ポジでへそ曲げた風のご機嫌取りが大変だった。




 冀州への帰路の途中で陳留に立ち寄りました。


 朱霊です。



 俺が何進と協力関係になった事を華琳にも伝えておかないと連携が辛くなっちゃいますので。


 華琳宅にお邪魔した俺達を出迎えてくれたのは楽進、李典、于禁。


 曹家もかなり力を着けている様だ。



 楽進。字を文謙。真名は凪。


 歴史だと曹操が董卓に反抗し挙兵した時に幕下に加わった名将。


 この世界だともう華琳に仕えているらしい。


 かなり生真面目な性格みたいで色々苦労してそうだ。




 李典。字を曼成。真名は真桜。


 歴史だと従父の代から曹操の元にいた。


 演義だと曹操が董卓に反抗し挙兵してから。


 何故かスパナとかドライバー持ってる。


 ついでに槍が巨大な電動ドリル。


 この子一人だけ時代を先取りし過ぎだろ!?




 于禁。字を文則。真名は紗和。


 歴史だと元鮑信の配下で曹操の顔馴染。


 鮑信が戦死してから曹操の配下になったんだけど、この世界では鮑信には仕えていなかったっぽい。


 本来は規律にかなり厳しかったらしいがこの世界だとその厳しさは片鱗さえ見えない。


 見た目はただのオシャレ好きな女の子。




 彼女達は華琳が命じるままに俺に真名を預けさせられちゃったので俺も真名を預けた。


 華琳宅での会議には華琳を筆頭に春蘭、秋蘭、桂花、稟、凪、真桜、紗和。


 曹一門の栄華、華侖、柳琳。


 朱家の俺、風が参加。




 栄華。名を曹洪。字は子廉。


 曹家の金庫番。


 正史ではかなりの倹約家でケチだったらしく、曹丕からの借用を拒み、恨まれて死罪にされそうになった事がある。


 この世界でも倹約家らしくお金の事に関しては五月蝿いらしい。


 因みに何故か俺はめっちゃ嫌われてる。




 華侖。名を曹仁。字は子孝。


 明るく素直な女の子。


 いつでもどこでも全裸になりたがる困ったちゃん。


 歴史だと若い頃は乱暴者だったが、曹操に従うと過去の行為を戒めて厳格に法を遵守し、常に法と照らし合わせて信賞必罰を行なったり、諸将の見本になったとされる人。


 もちょっと恥じらいを持って欲しい。




 柳琳。名を曹純。字は子和。


 華侖の妹で秋蘭以外、何かと暴走しがちな曹軍の将達のまとめ役。


 蓮華とどっこいの苦労人。


 正史では曹操から虎豹騎の指揮を任されていた。


 麗羽+蓮華÷2=柳琳。


 多分この子も怒らせたらヤバいタイプ。


 気をつけましょう。




 華琳から真名を預ける様に言われた栄華は物凄く嫌そうな顔してたけど渋々預けてくれた。


 呼んだら睨まれるけどね…。


 華侖と柳琳は姉が俺に簡単に真名を預けちゃって、妹は姉が預けたのだから自分も…といった感じでした。



 それはさておき。


 活発化してる黄巾は陳留付近にも展開してるらしく、太守である張邈が牽制の為に軍を出しているとの事。


 俺は華琳に何進と手を結んだ事を告げると共に、オヤジ達三傑が動く事になるからいつでも兵を出せる様に準備しておいて欲しいとお願いした。


 動くとなれば行動は早いもので、



「栄華、予算をどれだけ使っても構わないから可能な限りの兵装と糧食を整えなさい」


「わかりました。この曹子廉。お姉様のご期待に添えるよう尽力致しますわ」



 曹家の金庫番が張り切ってらっしゃいました。


 華琳は元々俺が動くのを待っていたらしく、兵を集める傍ら情報収集に徹していたらしい。



「全く。いつまで待たせるつもりだったのかしら?」



 と軽くお小言を頂きました。


 その後、華琳と二人で軽く食事を摂る為に飯屋へ。


 風も連れて行こうと思ったんだけど、栄華が風を拉致して消えたので諦めた。


 二人で飯食ったのは良いんだけど、華琳が飯屋で暴走して店主に喧嘩売った挙句、同じ材料を使って店主より客を集めちゃってまぁ大変な事に。


 最後には店主がブチ切れて出禁を食らうハメになりました。


 二度と華琳とは飯屋に行かない。



 飯屋を追い出されてから華琳宅へ戻る道中、



「そこなお二方。少しよろしいかな?」



 と、一人の男が声を掛けて来た。



「あら?私に何か用かしら?」


「ん?」


「はっはっは。いや、申し訳ない。某は許劭と申す。お二方が余りにも珍しい相をしていたので思わず声を掛けてしまいましたわい」


「!」


「へぇ…あなたがあの許子将なの」



 許劭。字を子将。


 曹操を『治世の能臣。乱世の奸雄』と評した人物で人物評論家として有名。


 まぁ、実際はかなりの偏見家で気に入った人物には良い評価をして気に入らない人物には酷い批判をしていたらしい。


 しかし、アレか?


 ここで華琳を『治世の能臣。乱世の奸雄』と評すのか?


 ある意味歴史的な場面に遭遇した俺としてはかなり美味しい場面に立ち会えそうだ。



「珍しい相、ね…良いわ。聞いてあげましょう」



 むんっと細やかな胸を張る華琳。


 胸を張った所でその細やかさが改善されるわけじゃないんだけど。



「…志牙?なにか変な事を考えてるんじゃないでしょうね?」



 人が思ってる事を察して来る覇王様。



「いや、別に何も?」



 正直に答えたら首チョンパされかねないので嘯く。


 そんな俺達のやりとりを他所に許劭が口を開く。



「ふむ。そなたは心に大望を抱き、覇道と王道の両道を行く真の覇王の相の持ち主と言えるであろう」



 うんうん頷きながら華琳を評価する。


 あれ?『治世の能臣。乱世の奸雄』じゃないのか?



「ふふ。許子将にそう評価して貰えるとはね」



 ご満悦といった感じの華琳。


 この世界だと華琳の評価はだいぶ違うらしい。


 歴史的場面に遭遇しながら全く違う評価にちょっとがっかり。


 まぁ、覇王と評される方が奸雄と評されるよりはマシなんだろうけどね。



「さて、お次は其方だな」



 と俺へ向き直る許劭。


 中身が現代人な俺の評価か…。



「ふむ。治世の能臣。乱世の奸雄だな」


「!?」


「へぇ…」



 な…んだと!?


 俺がその評価を受けるのか!?


 華琳が俺を興味深そうに見てくる。


 なんで俺が治世の能臣、乱世の奸雄と評されるんだ!?


 いや、俺だからなのか?


 現代知識とこの漢の歴史を知ってるが故の評なのだとしたら…。



「俺が治世の能臣、乱世の奸雄ねぇ…」


「はっはっは。其方は奸智に長けた相をしておるからな。平和な時代であれば其方の奸智は良薬になろうが、世が乱れたならばその奸智は猛毒となろうよ」



 許劭の人相だけでその人物本質を見抜く眼と言うのは馬鹿に出来ないものがあるらしい。



「ふっ。なかなか思った以上に面白い話を聞かせて貰えたわね」


「…そうだな」


「さて、其はそろそろお暇させて貰いましょうかな。お二方がこの先の中華にどの様に羽ばたくのか…いや、実に楽しみですなぁ、はっはっは!」



 そう言い残し去って行く許劭。



「…俺が治世の能臣、乱世の奸雄か…」


「あら、龍を殺す事を掲げたあなたにぴったりの言葉だと思うけれど。

 能臣としての姿は私が大陸を統べた後に見せて貰えるのかしらね?」



 俺達は笑いながら去るその背中が見えなくなるまで見送っていた。


 覇王と評されご機嫌な華琳と治能乱奸と評され若干複雑な気持ちの俺が華琳宅に戻ったら、風がゲンナリとした表情をして卓に突っ伏していた。


 どうやら栄華の着せ替え人形にされていたらしく気力を使い果たしたらしい。


 ご愁傷様です。


 未だ活き活きと風に次は何を着せようかと画策してる栄華のテンションがおかしい事になっていて、このままだと風の精神衛生上的に宜しくないと判断。


 華琳達に別れを告げ早々に冀州への帰路に着きました。


 栄華は小さい女の子が大好物だったらしい。



「風は穢されちゃいましたー…」



 いつも飄々としてる風が此処まで凹むとは…。


 栄華恐るべし。







 …風のコスプレ姿、見てみたかった!


麗羽さんのセリフの私=わたくしの部分をわたくしと平仮名に修正します。

次回は冀州に戻ります。

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