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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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~黄巾の乱~Re:朱家本邸 後編

二喬のキャラがよく分からずweb上でめっちゃ探していたので投稿が遅れました。

すいません。

かなり焦ってたので物凄い駄文になっております。

御了承下さい。

 和気合い合いとした再開は母娘三人の出現により氷点下です。


 朱霊です。



 卓を囲むように俺、風、オヤジ、じぃ、白兎、筋ちゃん、母、妹、妹。


 母達が入ってきてから微妙な空気に支配され、オヤジ達も困惑気味。



「…天に変わ「言ったらもぎます」」


「…………」



 思わずムスコが縮み上がる。


 聖母の様な微笑みを湛えながらで悪魔の様な事を仰る。


 流石は王異。


 息子からムスコをもぐおつもりとは…。


 歴史だとかなり苛烈な性格で貞節を守る為に毒を飲んだり、息子の趙月を見殺しにしてたりする。


 この世界の王異も似たような性格だったらマジで俺のムスコが危ない。



「せ、聖歩?」


「!…あらあら、まあまあ。うふふふふ…」



 オヤジがドン引きしてるのに気付いたのか笑ってごまかしてる我が母。


 そんな中、風がクイクイッと俺の袖を軽く引っ張ってきて耳元で



(薮を啄いて蛇を出す必要はありません。暴走したら周りを巻き込んで盛大に散っちゃいそうな感じがするのでアレには触れないでおいた方が良いかもですねー)



 と、ありがたい助言。



(せやな。触らぬ神に祟りなしって奴だ)



 俺と風は『天に変わってお仕置きよ』の記憶を封印する事に決めました。


 このまま居間を氷点下にしてたら凍死者が出かねないので話題を投げる。



「あ~、オヤジ。おふくろは俺が記憶をなくした事を知ってるのか?」


「「「えっ!?」」」



 俺の言葉に驚く母と妹二人+風。


 どうやら知らなかったらしい。


 風には教えてなかったしな。



「いや、知らせてなかった。知らせる前に交州に遠征に出たからな」


「そっか。んじゃ、悪いんだけど紹介して欲しい。今の俺は知らないからな」


「んむ。それもそうだな」



 オヤジが立ち上がり母の元へ。



「まぁ、流れでわかってるだろうがコイツが俺の妻の王揺旗(ようき)。真名は聖歩せいふだ」



 母は若干混乱しているらしく肩に置かれたオヤジの手に自分の手を重ねている。



「記憶を失ったと言うのは…」


「ああ、だいぶ前の話だがな。岩から落ちて頭を打ったらしいとは聞いたが、まぁ記憶以外は大事無かったようでな。覚えていないのならまた教えれば良いという結論になった」


「その様な大事なことを何故教えて頂けなかったのです!?」


「あ!?いや…もしかしたら記憶が戻るかもしれないって思ってたし、えっとだなぁ…」



 説明したら教えられてなかった事にご不満なおふくろ様。


 オヤジがしどろもどろになってらっしゃる。


 機嫌を損ねたっぽい母のに対し、身振り手振りしながらオヤジが筋ちゃんとじぃを巻き込みご機嫌取りに走る。


 ……不毛だ。



「あの、お兄様。わたしたちのこともお忘れになられてしまったのですか?」


「お姉ちゃん。志牙にぃは覚えてないわよ。っていうか、覚えてるはずがないでしょ?」



 おっとりした感じの方が上の妹でじゃじゃ馬っぽいのが下の妹らしい。


 忙しそうなオヤジ達をよそに妹達が声を掛けて来たんだけど、二人の反応は何か変な感じがする。


 上の妹は忘れたのかと問い、下の妹は覚えてるはずがないと断言する。



「え?どうしてですか?」


「だって志牙にぃって私たちが生まれて直ぐ冀州の眭家の屋敷に行ったってお母さんが言ってたじゃない。

 それに、あたしたちが生まれた時って志牙にぃだって二歳くらいでしょ?覚えてる方がおかしいと思うけど」


「あぅぅ…そうですかぁ…」



 どうやら上の妹はおっとりしてる分どっか抜けてて、下の妹は活動的な分頭の回転が速いらしい。



「確かにそれじゃ俺は二人の事を忘れてるというより、初めから覚えていないって方が正しいかもな」


「でしょ~?だからまずはお互いに自己紹介から始めましょ♪」


「は、はい~」



 そんなこんなで始まった自己紹介。



「じゃぁ、まずは志牙にぃから!」



 いきなりトップバッターを任されたものの名前も字も真名も知ってる相手に何を紹介して良いのやら。



「俺の事は粗方おふくろから聞いてるだろうから俺じゃなくて風を紹介するよ。この子は程昱。字を仲徳。真名は風。俺の直属の参謀だ」



 よく分からなかったので俺じゃなくて風を紹介する事にした。



「自分は眭固。字を元進。真名を白兎と申します。風様、以後よろしくお願いします」



 模範的な返答をしてくれる白兎に対し、



「あれ?お兄様のお嫁さんじゃないんですか?」



 触れて欲しくない所にダイレクトアタックを仕掛けてくる上の妹。


 女の子だからだろうか?


 この手の話題には食い付きが良いのね…。



「その予定ですねー」


「風。外堀から埋めてくのやめようか」


「ぐー」



 既成事実になってしまうと色々後が怖いので釘を刺したらお約束のパターン。


 毎回起こすのもアレなので寝かせたまま放置しておこう。



「それよりもそろそろお前達の事を教えて欲しいんだけど」


「………………」



 風を放置して話を進める。



「はい~。では、わたしからいきますね。わたしは朱符。字を揺靚。真名は大喬です」


「!?」


「次はあたし!あたしは朱皓。 字を揺婉。真名は小喬だよ!」


「そ、そうか…」


「……………チラッ……………」


「えっと、改めてよろしくな?大喬、小喬」



 えっとなんて言ったら良いんだろう?


 まさか妹達が二喬ポジとは思わなかった。


 しかもこの世界は京劇の要素も混ざってるらしい。



「はい。こちらこそよろしくお願いします。お兄様」


「志牙にぃよろしくね!」


「………」



 歴史では橋玄という男の娘とされていた。


 京劇の『鳳凰二喬』では、大喬は喬靚。小喬は喬婉という名で登場する。


 この世界では字に入ってるみたいだ。


 ただ、今回の事でこの世界がどの物語の流れにも沿わない歪な世界だと確信した。



「…むー…。ぇぃっ」



 ぎゅむっ…。


 正史、演義、京劇、ifが入り乱れ多くの人物が性転換した世界。


 痛い。


 選択と可能性で生み出され続け無限に連なる平行世界のどれかなんだろう。


 てか、痛い。


 マジで痛いっす!?


 風さんを放置してたら機嫌を損ねたのか、思いっきり俺の腕を抓ってらっしゃる。



「風さん、痛い。マジで痛い」


「最近お兄さんは風の扱いがぞんざいなのですよ?」



 むくれていらっしゃる風さん。


 後でご機嫌取るのが大変そうだ…。


 朱家の男は女性のご機嫌取りに奔走する呪いにでも掛かってるんだろうか?


 白兎は静かに微笑みを湛えている。


 少しは助けて欲しい。



「お兄様、その様ではお嫁さんに愛想を尽かされてしまいますよ?」


「志牙にぃって甲斐性無しなの?」



 好き勝手言ってくれてる妹達。


 もう少し兄を敬ってくれても良いんじゃないですかね?


 オヤジ達がおふくろ、俺が風や妹二人に翻弄されてるうちに料理が次々と運ばれて来ていたらしく、宅の上がいつの間にか満漢全席みたいな感じになっていた。


 俺とオヤジ達がなんとかそれぞれの相手を落ち着かせることに成功したら全員揃って宴の始まり。


 ここで改めて風と朱家のメンツで挨拶を交わし顔合わせ終了。


 風の嫁ポジ就任を未然に防げなかった俺。


 一応、許嫁という立ち位置で妥協して貰い一安心。



「甲斐性無しですねー」



 と、風は少し不満そうな顔してた。


 知り合って二ヶ月も経たない内に嫁ポジに収まろうとしないで欲しい。


 コレが袁逢様や炎蓮さんにバレたらややこしい事になるに決まってるんだから!


 顔合わせが終わった後は、俺が洛陽で何進と協力関係になった事、冀州袁家に協力を要請しに行く事を伝え、今後の方策を打ち合わせそこで解散。


 俺と風は冀州への帰路に着いた。



 一度華琳の所にも行っておいた方がいいな。



次回は陳留でのお話です。

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