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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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〜黄巾の乱〜熱と医術と秘密主義

蒼天の覇王をプレイしてて盧稙先生がめっちゃゆるふわな感じの女性でした。

この物語の盧稙先生はゴリです。

盧稙ファンの皆様大変申し訳ありません!

設定変えるのは無理なのでこのまま進めます。

そして重大なミスに気がつきました。

この物語の盧稙先生の真名を包にしてしまいました。

魯粛さんと見間違えてました。(たぶん、酔っ払ってたため)

本当に申し訳ないです。

この物語の盧稙さんと魯粛さんは真名が入れ替わりますので御了承下さい(泣)


  賊討伐が終わり天水に帰って来ました。


 朱霊です。



 実はまだ陳宮の熱が下がってないとの事で、今日はお見舞いに李儒達家族の元へ行く事にしました。



「わざわざお越し頂けるとはありがとう御座います」


「気にしないで下さい。お世話になってる身ですし」



 挨拶もそこそこに出迎えてくれた斗和さんに伴われ陳宮が寝ている寝室へ案内して貰った。


 寝ている陳宮の手を握りながら心配そうに頭を撫でている吹雪さん。


 義理の親子との話だったがその姿は正しく家族なんだと思った。



「吹雪さん、お邪魔します」



 と、小さく声を掛けると



「ああ、志牙か…見舞いに来てくれたのか。すまないな」



 と頭を下げられた。



「気にしないで下さい。それより少し容態を確認させて貰っても良いですか?」


「え?あ、ああ…?構わないが」



 俺の知識が役に立つかもしれないので診察開始。


 高熱を出している様だが咳や鼻水はほぼない。


 軽く衣服をはだけると発疹がある。


 次に口内を確認すると喉に赤みの腫れとイチゴ舌。


 溶連菌感染症に罹っている可能性が大。


 ちょうど陳宮位の年齢の子供が罹りやすい病気だ。



「溶連菌感染症か…」


「よ、ようれ…?」


「あー、陳宮位の年齢の子供が罹りやすい病気ですね」



 と、手短に説明。



 さて、症状がわかれば次は対処。


 この時代には抗生物質なんて物は無いので漢方で代用。


 必要なのは山梔子、金銀花、黄連、露蜂房。


 斗和さんに説明して買って来て貰う事に。



「志牙、お前は医術の心得があったのか…」


「簡単な奴だけですけどね。俺に対処出来る症状で良かったです」



 泣きそうでありながら安堵した様な複雑な顔をしてる吹雪さんに苦笑混じりでそう告げた。


 現代に居た頃、弟が溶連菌感染症に罹ったんでネットで調べた事がこんな所で役に立つとは思わなかったよ。


 暫くして斗和さんが漢方を買って戻って来たのでそれを調合。


 調合した漢方を陳宮に飲ませつつ、様子見の為に暫く李儒邸に泊まり込みする事に。



「うぅ…苦いのです…」



 と陳宮が涙目になってたけど我慢して貰う。


 オブラートなんてないし、合併症を併発したら大変だからね。



「この病気は大人にも感染るので陳宮が使った食器などは良く洗って下さい。後、斗和さんと吹雪さんは手洗いとうがいを小まめにして下さい。病気をばら撒く訳にはいきませんから。他には…」



 症状が治るまでの間に必要な指示も出しその日は陳宮の側に居た。


 お見舞いに恋や月達がきていたけど感染力が強い病気なので遠慮して貰いました。


 みんなすまぬ。



 陳宮の症状は軽かった様で、あれから5日後には症状も治り、将来的に賢炎にならない様にお茶を多めに摂取させて利尿を促す。


 その後、経過を診るために14日間は李儒邸に滞在。


 経過は順調で軽めの食事ならペロリと平らげる位には回復してる様だ。


 寝台で横になりうつらうつらとしてる陳宮の頭を撫でていたら



「…あ…にうぇ…うみゅ…」



 って呟いた。


 いつの間にか兄ポジに収まってたらしい。



 陳宮。字は公台。真名を音々音。


 正史や演義では曹操に仕えた後、呂布に帰順した軍師。


 彼の生涯は何がしたかったのか分からない。


 俺が彼に抱いた印象は子供っぽい感じだったのだが、この世界に来たら文字通り子供だった。


 んで、看病したら兄ポジかぁ…。


 完治したと思われる頃には普通に兄上と呼ばれ、陳宮を真名で呼ぶのが当たり前になってたよ。


 病気に関しては、幸いにぶり返す事も無く元気になったので斗和さんと吹雪さんも安心した様だ。



「本当にねねがお世話になりました。有難う御座います」


「すまなかったな。これだけ世話になったんだ。何か礼がしたかったんだが、生憎何が礼になるか分からなくてなあ…」


「いやいや、困った時はお互い様って事で。それに俺も看病して貰ったじゃないですか」


「あれはねねがやらかした所為でもあるんですけどね」


「それは違いない」


「あぅー」


「「「ははは!」」」



 お礼を言われ、謙遜して笑いあう。


 俺は斗和さん、吹雪さん、ねねと確かな信頼関係を築けたと思う。


 お礼がしたいと言われ続け、今度みんなで食事に行くと言う事で落ち着いた。



 尚、今回の事で李儒邸に入り浸っていたせいで風を放置してた為淋しかったのか、少し拗ねてたっぽい風のご機嫌取りが大変だった。


 いつも飄々としてるから見落としてたけど、風は結構なヤキモチ焼きだったらしい。


 頭では理解してるけど複雑だとかなんとか。


 女の子って難しい…。



 後日、溶連菌感染症と俺にわかるだけの病気や怪我の対処法を月達に伝授。


 俺や周りが健康だったから気付かなかったが、この時代の医療は御粗末なんてレベルじゃなかった。


 出来る限り書簡に書き写す作業に月、詠、斗和さん、ねね、風に協力を要請。


 みんな知らない医療情報の量に目を白黒させてたけど、これで救われる命があるのだと奮起してた。


 今度、華琳や袁逢様にも伝授しておこう。






 ~程昱視点~


 お兄さんに教えて貰った医術情報を書簡に書き写す作業をしていたのですが、お昼時と言う事で一時休憩を摂る事になりましてー。


 お兄さんは斗和さんやねねちゃんとお約束があるとの事で風は置いてけぼりです。


 風は放置されて喜ぶような性癖は持ってませんよ、お兄さん?


 まあ、お店を予約したのは吹雪さんらしいのでお兄さんのせいではないのですがー。


 それにしても、これだけの医術知識をどこで身に付けたんでしょうか?


 病気や怪我だけでなく、疫病の対策まで知っているなんて不思議ですねー。



「ねえ、風」


「はいー、なんでしょう?」



 考え事をしていたら詠ちゃんが話し掛けてきました。



「志牙って何者なの?これだけの医術知識や疫病対策の知識を持ってるなんて…」



 詠ちゃんの疑問はもっともですねー。


 でも風も知らないのですよ?



「えっとですねー。実は風も知らないのですよ。お兄さんは自分のことはあまり喋りませんのでー」


「へ?だって風はお嫁さんみたいなものって言ってたじゃない?」


「そう言った方が色々と都合がよかったからと言うかなんと言うかー」


「では、風さんも志牙さんがどういった方なのか御存知ないのですね」



 月さんも興味深々といった感じですねー。


 お兄さんは罪作りなのですよー。



「えっとですねー。予測はついていますが恐らくと言うかー、間違いなく朱儁将軍の御子息かとー」


「うぇっ!?」


「!?」



 あー、やっぱり驚いちゃいましたねー。


 風も洛陽の邸宅を見て驚きましたからー。



「ちょっと!それホントなの!?」


「へぅぅ…」


「間違いないかと思いますよー」


「それなら早く言ってくれたら私達だってちゃんとした対応をしたのに!」


「それはお兄さんが望まないかとー」


「そうだよ詠ちゃん。もし、志牙さんがそれを望んでいたら玉座の間で対面した時に教えてくれたと思う」


「た、たしかに言われてみればそうね。はぁ…、思わず心臓が止まるかと思ったわ…」



 詠ちゃんの気持ちはよくわかりますよー。


 でも、秘密主義なお兄さんだからこそ風はもっと知りたいと思ってしまうのです。


 月ちゃんや詠ちゃんもお兄さんに興味を持ってしまったみたいですし、風もうかうかしてられませんねー。


 ふふふー。

涼州でのお話は後1~2話で終わらせる予定です。

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