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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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~黄巾の乱~中華を憂う者達

今回はちょっと趣向を変えました。

上手く書けてればいいのですが…

間違いなく駄文だと思うのでご容赦下さい。

 ~某所~



 此処では今の漢の有り様に反発を覚えた者達が集まっていた。



「波才よ。今の朝廷は民を蔑ろにしすぎている。このままではこの国は衰退の一歩を辿る事になろうぞ」



 長く美しい髭をしごきながら円月刀を片手に語る男。



「兄者の言うとおりだ!民百姓は飢え、汚吏官吏が蔓延っている!我らが立ち上がらねば一体誰が立ち上がるというのだ!?」



 勇ましく吠えたのは無精髭に蛇矛を抱える男。



「………………」



 波才と呼ばれた男は腕を組み目を閉じたまま沈黙を守っている。



「まぁ、そう怒鳴りなさんな。波才の旦那が困っちまうよ」


「韓忠!お前はもっと真剣に議論したらどうなんだ!!」


「おおぅ!怖い怖い。そんなんじゃモテないぜ?」



 と、韓忠と言われた男は苦笑しながら軽口を叩く。



「韓忠よ。お前はまだ子が小さかったはず。無理をして我らに付き合う必要はない」


「ん?璃々の事を言ってるのか?なら気にする必要はないぜ?嫁さんがしっかり面倒見てくれてるしな。丁遠志の旦那は硬いぜ?もちっと柔軟に行こうや」


「むぅ…硬い…のか?」



 丁遠志と呼ばれた男は長い髭を撫で付けながら疑問顔だ。



「ええ、硬いですよ。鄧茂さんも落ち着いてくださいね。声が大きいと外に漏れちゃいますから」



 目の細い優しげな男が鄧茂と呼ばれた男を宥める。



「ちっ!張曼成!てめえはスカしてんじゃねーよ!」



 どうやら鄧茂と張曼成は仲が悪いらしい。



「お前ら。そこまでだ。俺らが立ち上がるにしたって人が集まるとは思えねえ。なにかしら切っ掛けがないとどうにも出来ねえだろうよ」



 と、思案していたであろう波才が声を投げた。



「それに関しては少し考えがあります。皆さんは数え役満姉妹という子達をご存知で?」



 張曼成が声を投げるものの、



「「知らん」」



 の一言で切られた。



「その子達は最近名が売れ始めた子達でして、歌と踊りで中華で一番になりたいそうです」


「まさかとは思うがね。その子達を利用しようってんじゃないだろうな?」



 怒気と共に殺気を放ち張曼成を睨む韓忠。



「そのまさかですよ。人を集めるには最適な子達だと思ってますから」



 ニコニコと優しげな笑顔を浮かべているものの、利用出来そうな物は利用するべきだと主張する張曼成。



「それだとこちらの義が立たぬまい。張曼成よ。我らが匪賊に成り下がる様な策は容認出来んぞ」


「兄者の言う通りだ!そんなクソッタレな事を俺様達にやれっていうのか!?」


「………………」



 容認出来ないと反対する丁遠志と鄧茂。


 そしてまた腕を組み目を閉じて沈黙する破才。



「そう怒らないで下さい。別に私だって好き好んでこの様な事を言っている訳ではないのですから」



 その言葉に波才以外の視線が張曼成に集中する。



「ここ最近、黄色い衣装に身を包んだ賊が跋扈していますが、そのほとんどが件の子達に魅了された者達です。彼女達の活動を支援する為に財の無い者達が賊徒化しているのでしょう。

 ま、中には意味もなく彼らの真似をして黄色を掲げてる賊も少なくはないでしょうが」



 と、張曼成は一度話を区切り一つの書簡を取り出す。



「この書簡はある筋から入手した物ですが、此度の賊を扇動している首謀者を探し出し誅殺する様に発せられた物です。

 此の儘では何も知らずに賊を扇動した者として彼女達は誅殺されるでしょう。波才殿如何なさいますか?」



 沈黙していた波才はゆっくりと目を開け、



「その子達を俺達が保護し、賊徒化した信奉者を纏めろと言いたい訳か。その信奉者の数はどれくらいなんだ?」


「およそ、中華全土で40万前後と言った所でしょうかね」



 張曼成の発したその数に一同目を剥く。



「な!?そんなにか!?」


「おいおい、そりゃすげーな」


「野郎はみんな可愛い女の子に弱いってか」


「……………」



 全員の反応に満足したのか張曼成はニコリと微笑む。


 カタリと小さな音を立てて波才が立ち上がった。



「先ずはその子達に会ってみようか」













 ここから黄巾は加速していく――。



この物語の黄巾の将の皆さんは格好良く書いて行きたいなと思ってます。

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