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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
2章・歌姫+黄巾=乱
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~黄巾の乱~三人組との遭遇

ようやく黄巾の乱編に突入です。

 ~賊討伐を終えてから数日後~



 賊を討伐に行ったら賊が黄一色でした。


 もう黄巾の乱の予兆が出始めてると理解しましたよ。


 朱霊です。



 あまり時間がないと分かったのであればすぐに動くのがこの俺。


 森羅は賊が出た時に対処して貰うのでお留守番。


 玉蘭は黄色い布を着けた賊の動向に注意をする様に言って貰う為、華琳の所へお使いに出しました。


 烈火は玉蘭の護衛。


 取り敢えず長距離移動になるので白蓮の所へ来て馬を買うことにしました。


 涼州までは遠いからね。



「おーい!白蓮!馬売って!」


「いきなり訪ねてきたかと思えば第一声がそれかよ」



 呆れ顔で苦笑してる。



「悪い悪い。いや、涼州まで行くもんでさ。良い馬が欲しかったんだよね」


「涼州?なんでまた?」


「ちょいと情報集めかな」


「ふーん。まぁ良いけどさ。私のトコの白馬は良く走るぞ」



 自慢げに胸を張る白蓮。


 烈火がいたら大喜びしそうだ。



「それは頼もしいな。少し見せて貰っても良いか?」


「ああ、構わないぞ」



 と、いう訳で試乗してみた所、



「あっはははははははは!」



 と、大笑いの白蓮さん。


 笑い声に釣られたのか桃香も来て、



「ぷっ…。くっ…くくく…」



 と笑い出す始末。



「なぜ笑う!?」



 笑われる意味が分からない。


 初めて馬に乗るわけじゃないし下手くそな訳でもないだろう。


 初陣を騎兵で飾ってるんだから。



「い、いや…、くくく…。まさか…くくく…。こんなに似合わないなんて」


「ぱ…白蓮ちゃん…、くくく…笑っちゃ…失礼だよ…。ぷふっ」


「……………………」



 どうやら俺には白馬が絶望的に似合わないらしい。


 だからってこんなに笑わんでも良いだろうに。


 泣けるぜ…。



「は、白馬はやめて…くく…おいた方が良いかもしれないな…。くくく…」



 という事で白馬は取り止めになりまして、普通に栗毛の馬を買いました。


 解せぬ…。


 さて、馬も購入し桃香と白蓮に別れを告げ出発です。


 南皮→平原→平原の高唐港から船に乗り、濮陽の頓丘港で下船。


(本来は洛陽の孟津港で下船すれば良いのだが船酔いで断念)


 濮陽→陳留へと移動している時だった。



「おい!そこのお前止まれ!」



 と道の脇から黄色い衣装の賊が三人出てきた。


 ヒゲ面のおっさん、チビのおっさん、そしてデブ。



「何か用か?」



 黄色…ねぇ。


 ぶっ飛ばすのは簡単なんだけどいきなりぶっ飛ばしちゃうのも難なので話を聞いてやる事にする。



「痛い目みたくなけりゃ馬と金目の物を置いていきな」



 と、脅してきた。


 なので逆に、



「痛い目みたくなけりゃその黄色い衣装脱ぎな」



 と脅してみた。



「ああ!?なんだとこのガキ!!

 おい!チビ!デク!このガキを痛い目に遭わせてやれ!」


「へい!」


「わ、わかったんだな!」



 と襲いかかってきた。


 が、所詮ポッと出の賊。


 負ける訳が無いので軽く捻ってやった。



「「す、すいやせんでした!!!」」



 と、あっさり降伏するヒゲ、チビ、デブ。


 あ、デブはデクとか呼ばれてたっけ。


 取り敢えずこのままコイツらを放置しておくわけにも行かないので陳留で衛士に引き渡すことにしたんだが、



「旦那!旦那はこれからどこへ行かれるんですかい?」



 と、まぁ懐かれてしまった訳でして。


 このまま衛士に引き渡すのもなんだかなーと言う感じになってしまったので取り敢えず名前を聞いたら、



『鄧艾』、『羊祜』、『杜預』



 とか言われて頭を抱えることになったわけですよ。


 全員が晋が起こる頃に活躍した名将達でした。


 まさかこんなモブみたいな奴らがね…。


 ホントこの世界の状態って色々ぶっ飛んでるわ。


 まぁ、知ってしまった物は仕方がないので賊なんぞやめて貰って朱家で雇う事にしました。


 森羅の部下にでもしておこう。


 因みに真名はヒゲが一鉄、チビが次平、デクが三吉でした。


 真名までモブみたいだった。


 そのまま三人には真名を預け、朱家の屋敷へ直行して貰い森羅によろしく言っておく様に申し付けておいた。




 さて、三人と別れた後、陳留へ向かって進んでいたらまた賊と遭遇しました。


 今回は絡まれたんじゃなくて、こっちから絡みに行ったんだけどね。


 三人の女の子が賊数十人に追われてたので助けに行く事に。


 どうやら女の子達の中で武器を所持しているのは槍を持ったナース服の様な衣装の女の子だけみたいだ。


 他の二人を庇う様に槍を振るいながら後退している。


 賊共は女の子達に気を取られているからか、後方に意識がない様だ。


 なので賊共の背後から騎馬の突進力を以て強襲。



「お邪魔するぜ~!!」


「「!!??」」



 突如乱入した騎馬に驚いたのか慌てて混乱に陥る賊共。


 逃げ出した賊には目もくれず向かってくる賊と女の子達に追い縋ろうとする賊を優先的に排除。


 俺の乱入を好機と取ったのか槍を持った女の子が猛反撃。


 おおおおお!?


 超強い!!


 と言うか疾い!


 槍の刺突だからと言うのもあるのだろうがその疾さは白蓮並。


 きっと他の二人の女の子が一緒じゃなかったら助ける必要がない位に強いわ。


 不利を悟ったのか賊共は散り散りになって逃げ出した。


 追撃しようかとも思ったんだが、流石に逃げ散った賊数十人は俺一人じゃ追えないのでそのまま放置。


 陳留に寄ったら報告しておこう。


 俺は下馬して女の子達に近付いて行く。



「大丈夫だったか?」



 声を掛けるとナース服の女の子は槍に着いた血を払う様に一閃。



「いや~、かたじけない。助かり申した。流石に女子を二人を庇いながら賊を打払うのは一苦労でしたのでな。ハッハッハ」


 カラカラと笑うナース服の女の子。


 もう衣装とか突っ込む気は起きない。


 そういう世界なのだと思うことにしている。



「いやいや、凄かったよ。賊共の顔が引きつってたぞ」



 なんてやり取りをしてたら他の二人も近付いてきた。


 一人は肩口から袖のないビジネススーツの様な衣装にメガネの女の子。


 もう一人はこの世界の文官服に頭の上に人形を乗せてペロキャン咥えてる女の子。


 ペロキャンもあるのかよ…。



「ありがとうございます。助かりました」


「風たちの貞操を守って頂いてありがとうございます~」



 真面目そうなメガネの子に対して、ペロキャンの子は若干ズレてる気がする。


 捕まってたら貞操どころか生命の危機だろうに。



「おいおい、にーちゃん。女の貞操は命と同じくらい重いんだぜ?」



 俺の考えてることを読んだかの様に…?


 …人形が喋った…筈は無いので腹話術か?


 が、この人形、なんか動いてる様な…。


 気のせいだろうか…?気のせいだな!うん!



「そ、そうか。ごめん」



 謝る必要があったのかは分からないが何故か謝ってしまう。



「あ~、気を取り直して。俺は朱霊。涼州への旅の途中だ」



 と、簡単に自己紹介。



「それがしは趙雲と申す」


「程立と申します~」


「私は戯志才と名乗っています」



 まじかよ……。


 一人は趙雲。字を子龍。


 蜀の五虎大将の一人だ。


 そりゃ強いわけだわ。



 もう一人は程立。字を仲徳。


 日輪を掲げる夢を見た後、程昱と名を改め曹操に仕えた策士。


 身長は191cmとの事だったが目の前にいるのはちっこい。


 ついでにペロキャン。



 もう一人は戯志才、と名乗ってるんだったな。


 戯志才は曹操に仕えた策士で早年に死去している。


 名乗っていると言う事は偽名。


 そして戯志才は存在しない。


 恐らくだが、本名は郭嘉ではなかろうか。


 何故かと言うと戯志才の死後、荀彧によって曹操に推挙されたのが郭嘉だからだ。


 故に戯志才を偽名で名乗れる策士は郭嘉しかいない。


 ま、いきなり名を当てる様な真似はしないが。



「お兄さんどうしたんですか?」



 程立が不思議そうに俺を見上げる様に覗き込んできた。


 どうやら思考に耽って棒立ちになっていたようだ。



「いや、ちょっと考え事をしててな。取り敢えずこの辺りは賊が多いみたいだから陳留まで移動しないか?」


「そうですね。私達も少し落ち着ける所に移動しようとしていましたので」



 賛同を得られたので馬に跨り移動開始と思ったら、



「よいしょ」



 と、よじ登るように程立が俺の前にちょこんと乗ってくる。



「これは楽ちんですね」



 いたずらっぽく笑う程立。


 下ろす理由も特に無いのでそのままほっとく事にした。


 本音を言うと、ちょっとドキッとしたのは内緒。




 しばらく四人で陳留への道を進んでいたら陳留側から兵馬の一団が近づいて来るのが見えた。


 掲げられているのは曹の旗。


 先頭には見慣れた金髪ツインドリル。


 どうやら華琳は順調に力を蓄えているようだ。


 趙雲達は兵馬の一団に警戒していたが、



「大丈夫。あれは俺の知り合いだ」



 の一言で安堵したようだ。


 華琳達との距離が小さくなる中で



「アイツがお前の掲げる日輪だ」



 と程立の耳元で囁いた。


 程立が驚いたように俺を見つめ口をパクパクさせているのを見て俺は僅かに笑った。


因みに筆者は華琳、桂花、風、思春、紫苑推しです。

尚、今回の南皮→平原→の描写は三国志11を参考にしています。

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