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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
1章・志牙文博+転生=朱霊
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~志牙と愉快な仲間達~朱霊と高覧

軽くサクッと読めるように頑張ってますが、一話辺りの長さはどれくらいが丁度良いんでしょうかね?

私は短めに切り上げて数を出す的にやっていこうかなと思っております。

 ~前回のあらすじ~



 麗羽さんと蓮華さんは怒らせたらいけません。



 さて、今回は南皮に二つの雷が落ちるまでの二ヶ月間を振り返ろうかなと思います。


 朱霊です。


 

 雪蓮と木剣を合わせてから暫く経ったある日の事。


 いつもの様に鍛錬に励んでたんだが、



「よぉ、あんたが朱家のお坊ちゃんかい?」



 と、いきなり声を掛けられた。


 誰だ?と思って振り向いたら同い年位のツンツン頭の茶髪野郎が木剣片手にこっちを見てた。



「ん?そうだけど。何か用か?」



 木剣持ってる所からして一緒に鍛錬、若しくは手合わせってとこかな?



「オレッチは高覧。あんたにいちゃもん付けに来た」



 真っ直ぐか弄れるのかどっちかに絞って欲しい。


 てか、真っ直ぐに弄れてるこいつは希少種かもしれん。


 いちゃもん付けに来たにしては堂々としてるしな。


 そういや、高覧って演義だと許褚と互角に渡り合う位に強い奴じゃなかったか?


 確か張郃と対を為す武将だったと記憶してる。


 なんでそんな奴が俺にいちゃもん付けに来たんだ?



「いちゃもん?お互いに初見だよな?」


「ああ、お互い初見だな。ま、噂は色々聞いてるがな」



 ニヤリと笑って近づいてくる。



「噂…ね。どんな噂だか知らんがいい迷惑だな」


「ウチのお嬢二人と孫家の三姉妹の婿候補だって噂だ」



 おっふ!?そんな噂が流れてんのかよ!?


 あ~、炎蓮さんの『アレ』が噂として広まっちゃったのね…。


 理解した。



「なるほどねー…。てか、なんで袁家まで加わってんの?」


「あ~、袁逢様と炎蓮様がお互いに婿に見込んだんだって言い争いしてたらしい」



 そんな事があったのかよ!?


 俺知らんかったし!



「で、だ。お嬢達や孫家の姉妹に囲まれてキャッキャウフフしてそうなあんたが羨ましいからこうやって直接いちゃもん付けに来たって訳だ」


「…………」



 正直なのは美徳だと思う。


 思うけど此処まで欲望に正直な奴もどうかと思う。


 羨ましいからいちゃもん付けに来たよんって!


 喧嘩売ってんのかコイツ?


 ――ん?喧嘩…?


 あ~…、そういう事か。


 随分回りくどい事しやがる。


 思わずニヤリと笑みが溢れる。


 つまり喧嘩売りに来たって訳だ。


 木剣片手にいちゃもん付けるだけなんて無いもんな。



「んで、本音は?」



 そう言うと高覧もニヤリと笑う。



「本気出したあの孫伯符に勝ったって云う朱文博と本気でヤりてーのさ」



 コイツもバトルジャンキーな訳。


 強い奴と戦いたいってのは武を嗜む人間の性なんだろうな。



「お前さん、雪…孫策とヤった事は?」


「残念ながら一度も無いな」


「意外だな」



 ホントに意外だ。


 こうやって直接喧嘩売りに来るような奴なら雪蓮にも喧嘩売ってそうなんだけどね。



「いや、何。ついこの間まで并州袁家のトコに居たんでね」



 ん?并州袁家?


 なんだそりゃ?


 并州とはわかりやすく某三国志ゲームで言うと上党、晋陽の区画。


 冀州の隣に位置してる州だ。


 が、并州袁家なんて聞いたことがない。


 つまりこれも俺の知ってる歴史とは違う事象って事ね。



「并州袁家?」



 分かんなきゃ聞けば良いのだ!



「あー、袁基のバカを担ぎ上げてる旧体制派の連中の事さ」


「つまり袁家は二分されてるって事か?」


「ああ。袁基のバカとその親父の袁成ってタヌキ野郎の本拠地さ。」



 どうやら袁逢、袁紹派と袁成、袁基派で分裂してるらしい。


 これって袁紹が死んだ後の袁譚と袁尚の後継者争いの構図に似てるな…。


 袁譚が袁基、袁尚が袁紹、袁煕が袁術って感じだろうか?



「そいつは厄介な話だな。聞かなきゃ良かったぜ」



 なんて駄弁りつつもお互いに間合いを計り合う。



「他にも知りたいんだったら教えてやっても良いんだが…先ずはヤろうか!」


「良いぜ!ヤろうか。俺は志牙!」


「ククッ…烈火だ!」



 闘気がぶつかり合う。



「「いざ!参る!!!」」



 弾かれる様、互いに急接近。


 突き出される高覧の突きは雪蓮のそれと比べても遜色無い程。


 それを払い除け一閃するが躱される。


 躱した高覧はそのまま身を捻り回し蹴りを放ってくる。


 蹴りをバックステップで躱し一足で踏み込み…


 蹴りの勢いそのままに斬り上げて来る高覧。


 背後に回り込む様に躱し一閃。


 高覧は斬り上げた木剣を振り向き様にそのまま打ち下ろしてくる。


 鍔競り状態になった。


 此処で俺は白蓮のワザを借りる。


 交わる木剣を軸にその場で一回転し横薙ぎに一閃、勢いそのままに屈み込み足を払う。


 木剣で横薙ぎの一閃を受けた高覧は俺を見失う。


 後は足を払われ転倒した高覧の首筋に木剣を添えて試合終了。


 白蓮に感謝だ。



「おいおい…もう終わりかよ…油断してた訳じゃねーんだけどなぁ…」



 悔しそうに呟いている高覧。


 いや、白蓮のこの技って初見で見切れる程単純な技じゃない。



『ミスディレクション』



 意識と視線を故意に誘導する超高等技術。


 某バスケ漫画で影のうっすい主人公が使ってた奴だ。


 コレを自分で考えた白蓮さんパネェっす。



「さっきの最後の技、公孫賛って俺のダチが使ってた技なのさ。

 実は俺も引っ掛かったんだよな。

 さっきのは見よう見まねだな。公孫賛の技は俺よりもっと疾い」



 因みに本能全開の雪蓮には躱された。


 ……勘で。


 アイツの勘はNT属性だと思う。


 白蓮と雪蓮が対戦したらどうなるんだろうなぁ……?



「はー……。負けちまうとはなぁ…。んで、その公孫賛って奴はつえーのか?」


「ああ。つえーよ。疾さだけなら俺や孫伯符を上回ってるからな」


「バケモンじゃねーか…」



 未来の白馬長史は伊達じゃない。



「ま、気が向いたらまたヤろうぜ」



 手を貸して立たせてやる。



「だな。んじゃ、改めて。オレッチは高覧。字は奉節。真名を烈火だ」


「俺は朱霊。字は文博。真名を志牙だ。よろしくな烈火」


「おうよ。んで、志牙。物は相談なんだがよ、孫伯符と渡り付けてくんねーか?」


「ははは!お前さんも好きだねえ。良いぜ。橋渡ししてやるよ。たまには人の試合を見るのも悪くない」





 こうして俺は烈火と友人となった。






 尚、~孫策vs高覧~は、烈火がかなり強かったのもあって雪蓮がヒートアップ。


 負けじと食いついた烈火も凄かったけど、最終的にボコボコにされてました。




 その後、収まりが効かない雪蓮が襲って来て僅差で俺も負けた。


高覧さんの字は不明だったので適当に付けました。

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