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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
1章・志牙文博+転生=朱霊
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〜冀州袁家〜志牙の憂鬱

~冀州袁家~編は今回で終わります。

 ~前回のあらすじ~




 『麗羽と蓮華は芋』





 麗羽と蓮華にメレンゲクッキーの作り方を教えてから早くも2か月経ちました。


 朱霊です。



 あれ以来アメとムチの効果でちびっ子二人は麗羽や蓮華の言う事を素直に聞く様になった様です。


 が、麗羽がメレンゲクッキーの作り方を教えたのが俺だとペロッちゃったらしく最近ちびっ子二人に付き纏われる様になり、真名は交換したと言うより押し付けられ、持っていかれました。


 真名は神聖な云々はどこ行った?


 懐いてくれるのは嬉しいんだけど、この二人の場合は限度がねー。


 買い物行くのにも付いてくる。


 風呂入ってても突撃してくる。


 厠行ったら厠の外で待ってる。


 最近は嫁を自称する様になったし、最近か?


 結構前から自称してるかもしれん。


 まあ、其れくらいは可愛いもんなんだけど何が問題かって、昨夜寝ようと思ったらちびっ子二人が寝台を占拠してました。


 占拠してただけで三人で寝るだけなら問題無かったんだけど、シャオがちょっぴりおませさんだった。


 色気無いのに色気振り撒いて、美羽が対抗する様に色気無いのに色気を振り撒き始めるって言う謎。


 ちびっ子二人にチョップしてなんでこんな事したのか聞いたら炎蓮さんの差し金だった。


 なに考えてんだあの人……。


 焚き付けるにしたって人選酷すぎるだろ!



 てな訳で麗羽と蓮華に泣き付いた。


 雪蓮は論外。


 絶対悪ノリするからね。



「で、斯く斯くで然々なんだよね」



 麗羽と蓮華に相談。



「志牙さん。斯く斯くで然々では何を仰りたいのか分かりませんわ!」



 ……通じなかった。


 取り敢えず一通り説明したら二人共頭を抱えてた。



「母様には私から話をしておくわ」



 と蓮華さん。



「わたくしは御母様にお願いしておきますわ」



 と麗羽さん。



「二人共ありがとー!これで夜もゆっくり寝れそうだよ」






 なーんて思ってたんだけどなぁ…。


 これが更なる悪夢の始まりだったなんて麗羽も蓮華も俺も考えてもいなかった。




 つまり悪化した。


 何があったかって言うと、麗羽と蓮華が話をしに行ったら袁逢様が炎蓮さんの所へ突撃。


 元々、袁逢様と炎蓮さんはライバル関係だったらしい。


 で、袁逢様が炎蓮さんに俺が迷惑してるから控える様に言ったらしいんだけど、其処は炎蓮さん。


 更にシャオを焚き付けて



「あっはっは!良し、もっと行け!ガンガン攻めろ!美羽様に負けるなよ!」



 とか言い出したらしく、ライバル心を煽られちゃった袁逢様。



「美羽さん!小蓮さんに負けてはいけませんわ!今以上に奮起なさいな!」



 と美羽を焚き付けたらしい。


 そして再開されるちびっ子二人の襲撃。


 麗羽と蓮華が申し訳無さそうにしてた。


 別に二人が悪い訳じゃない。


 しかし、炎蓮さん。


 雪蓮の母親なだけあって明らかに遊んでるな。


 取り敢えず麗羽と蓮華が防波堤になってくれてるので被害は軽微。


 夜はぐっすり寝れる様になったんだけど、問題は風呂。


 思春期入ってる麗羽と蓮華は未然に防ぐ事が出来れば御の字。


 未然に防げなかったら何も出来ません。



 ――だからこれは最悪だった。



 炎蓮さんから話を聞いたんだろう。


 風呂入ってたらちびっ子二人と雪蓮が入って来やがった!



「やほー!来ちゃった♪」


「来ちゃったのじゃ♪」


「来ちゃった♪」


「ちょ!?おまっ!何で入ってくんだよ!?」



 来ちゃったじゃねーよ!?


 ちびっ子二人はともかく雪蓮は不味い!


 慌てて後ろを向く。



「えー、面白そうだったから?」


「お前には恥じらいってもんがないのか!?シャオや美羽と同じ事して何やってんだよ!」


「別にいーじゃない。減る訳でもないんだし」


「減るわ!」


「何が減るのー?」



 主に俺のSAN値が!


 頑張れ!俺の理性!



「志牙は私の婿候補なんだし、どうせそのうち飽きるほど見る事になるんだから今更でしょー?」


「そーゆー問題じゃないわい!」


「どういう問題なのじゃ?」



 もう俺のSAN値はピンチです。



「もー。志牙ってば初心なんだから」



 とか言いながら背後から手を回し抱き締めてきた。



「雪蓮姉様だいたーん!」



 ムニッと2つの柔らかいものが……。



「あああああぁぁぁぁぁ!!!」



 俺は両手でムスコを保護してダッシュで風呂場から逃走した。


 その後の事は正直良く覚えてない。







 後日、麗羽と蓮華に泣き付いたらまた二人共頭を抱えてた。


 んで、袁家と孫家+俺で合同家族会議がおこなわれた。



「美羽さん?志牙さんが困っていますの。今後こういった事は慎んで頂きませんと。おわかりですか?」



 美羽に対し諭すように行動を慎むよう促す麗羽。



「姉様、シャオ!二人共反省してください!なんでいつも面倒事ばかり起こすのよ!?」



 と、今回の行き過ぎた行動対し咎める蓮華。


 雪蓮やシャオは今に始まった事じゃないらしい。



「えー?志牙だって満更でもないと思うんだけどなぁ?」


「シャオは志牙のお嫁さんになるんだから別にいーじゃない!」


「むぅ…志牙は本当に困ってたのかや…?」



 美羽はともかく雪蓮とシャオは反省とかしなさそうだなぁ…。



「御母様も何故炎蓮さんの思惑に乗ってしまいましたの?お二人の関係は存じておりますが、志牙さんを巻き込むのは宜しくないですわ!」


「母様も姉様とシャオを焚きつけるのは止めて!二人は調子に乗ると手が付けられなくなるんだから!」



 序でに袁逢様と炎蓮さんにも焚き付けない様に釘を刺す二人。



「あらあら、ごめんなさいね」


「なんだ!いーじゃないか?権は少し硬すぎるんじゃないか?」



 袁家と孫家の母も対照的だなー。


 苦労度数は蓮華の方が圧倒的に高そうだ。


 孫家の暴走を一人で食い止めてる蓮華はマジ苦労人。


 実際には止められてないんだけどね……。


 止められないから、



「そんなことじゃ麗羽も蓮華も行き遅れるわよ?」


「そーよそーよ!唯でさえ二人共頭が固いんだから!」


「はっはっは!麗羽様も権も男には縁遠そうだしな!」



 懲りない孫家の母娘達。


 ピシッと空気が凍った。



 ……何て言うか、鬼だ。鬼が二匹。



 麗羽は常に理知的且つ、冷静であろうとするタイプ。


 蓮華は自分を押さえ込み、色々我慢しちゃうタイプ。


 そんな二人の箍が外れたようです。


 俯きながらプルプル震えてる。


 噴火寸前だなこりゃ…。



「麗羽と蓮華の婚期は遠いわね」



 と、雪蓮がトドメを刺した。空気読もうぜ!?


 俺はその場から静かに退場。




 次の瞬間、




「「全員そこに直れえええええええ!!!!」」







 その日、南皮に超特大の雷が二つ落ちました。


 その日を境に俺には平穏が訪れた。


 後日、麗羽と蓮華にお礼も兼ねてミルククッキー作ってあげました。



 とても喜んでくれたよ。


次回から~志牙と愉快な仲間達~編になります。

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