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見習い尋問官になる


・・・ゥゥン・・・ここは何処だ。

俺が目を醒まして周りを見回すと殺風景な部屋に一人座らされていた?

一寸待て!何で縛られてんだ!

「クソッ何なんだチクショウ」

俺が一人掛けの椅子から脱け出そうと必死でもがいていると、

"ガチャ"とドアが開き中から見覚えのある若造が顔を出した。


「あっ、起きられましたか、良かった~もしまだお休みでしたら無理やりでも起こそうかと思いました。」

こいつ何処かで・・・!

「貴様、あの店の店員じゃないか!何なんだこれは早くこのロープをほどけ!」

「あぁ申し訳ありません。でもほどいちゃ駄目って言われてるんです。本当にすいません。」

そう言うと若造は本当に済まなそうに頭を下げた。

「誰だ誰に言われた!良いからこの縄を外せ」

俺がこいつを説得しようとしていると壁の向こうから凄まじい悲鳴が聞こえた。

あの声は!


"ギャ~ヤメデ~ヤメデグダザイオネガイダカラヤメテ~ヒィ~"


「貴様隣の部屋で何をしている!言え!」

「ふ~隣の部屋ではお客さんと一緒に飲んでいた方が尋問されてます。」

尋問だとあれが尋問の声か、あれじゃまるで拷問・・・

「酷いですよね、いくら国に逆らう犯罪者とは云え。」

「違う!それは違うぞ!我々は国を救う為に立ち上がるのだ。」

「でも尋問官の人の話だと・・・」

「嘘だ!奴等は嘘を付いている、頼むこの紐を解いてくれ。」

「ですが貴殿方は王家の方々を殺そうとしてるって。」

「違う!我々は売国奴の宰相を取り除き新たな王を頂く!これは王弟殿下のご意志なのだ!」

「・・・そうですか、それって王弟殿下はご存知何ですか。」

「当然だ!我々は直接・・・」

「直接何ですか?」

「・・・嫌、何でもない。」


「ふ~そこまでお話になったなら最後まで話されたら以下がですか、元騎士ロベール殿」

「貴様、貴様は一体・・・」

「私はただの見習いです。今は見習い尋問官です、できれば拷問官に成らずに済ませたい者です。」


この様子だと見習い尋問官ではいられないようです。




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