見習いウェイターになる
日が沈み一日の疲れを癒す時間帯僕の活動は始まる。
「お兄ちゃんこっちにエール大ジョッキで3つね。」
「はーい、エール大3ですね、ありがとうございます。」
「お~い、こっちも注文取りこいや、」
「はーい、お待たせしました。ご注文どうぞ!」
僕がここで酒を運び始めてそろそろ一週間になるのか・・・
「7号お前さんの初仕事が決まったぞ。」
数日振りに呼び出されて冒険者ギルドに来た僕に支部長(ギルマスと呼ぶと嫌がる、ちなみにハゲと呼ぶと怒る)は開口一番こう言った。
「見習いでも出来そうな依頼が入った、お前さんは明日から飲み屋でウェイターをして貰う。」
「了解。」
「追って指示は出す。」
こうしてウェイターとして仕事をしてみると・・・このままウェイターでも良いんじゃねって気がしてくる・・・何もあんな怪しげなハゲの下で不安定な仕事してなくても・・・そういえばここの店長さんが今度カクテルの作り方とか教えてくれるって言ってたし。
僕がほんの少し物思いに耽っていると
「ウェイターさん注文良いかね?」と呼ぶ声がした。
慌てて振り返って見るとそこにはハゲとキャサリンさんが座ってた。
相も変わらず気配を消すのが上手いなクソッ。
「すいません、気付きませんで、ご注文をどうぞ。」
「ワシはエールをグラスで貰おうかの。キャサリンちゃんはどうする?」
「私はテキーラをショットで」
「畏まりました。」
僕がエールとテキーラを渡すとその手に支部長から紙に包まれた薬を握らされた。
「そいつを後で飲んだくれている三人組に振る舞え。」
「了解。」
二人は僕の返事を聞くと何事もなかったかの様に飲み始めた。
僕の見習いウェイターは今日迄らしい




