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見習い城壁修理の仕事につく


 王国第三の都市ミュンゼン城壁


「おーい、休憩にしよう、新入りお前さんもこっちに来て休みな!」


「あっはーい、ここの壁の穴防いだら直ぐに行きます。」


「あの坊ずは拾い物だったな、」

「それにしてもこの暑い中で坊やはよく働くな、」

「まったくだ、ウチのガキ共にも見習わせたいもんだ。」


皆様こんにちは、

僕は現在左官見習いとして額に汗して働いております。

元暗殺者見習いの7号です。

ギルドが解散して早いもの三ヶ月が経ちました。

一時はどうして良いかも分からず、このままでは盗人にでもなるしかないと思っておりましたが、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったものです。

長かった戦争で男手の足りないこの国では探せば結構仕事がありました。

勿論キツイ汚い危険な仕事が大半ですが、それでも殺し殺されるよりは余程ましです。

ただ少々、本当に少々刺激が足りないような・・・ハッ!

危ない危ない何を考えてんだか、平和が一番、安全第一・・・


「さーて休憩終わりだ、この後は城壁の外側から穴防いで貰う、一寸危険だが誰か頼めんか。」


「はいっ僕が殺ります!」


「まったく坊ずは働き者だなぁ。」

「本当に、危ない場所は殆どあの子に任せちまってる。」

「まったく良い若い者が来てくれたな。」


こうして僕の就職は成功したかに思えた。



半年後

 「皆今日までご苦労様でした、城壁の修理も無事終わり今日を持ってこの現場を解散します、お疲れ様でした。」

「「「お疲れ様でした。」」」


・・・えっ?


「あの監督さん、皆さんこの後はどうなさるんですか?」

「ん?まぁ皆季節労働者だからな、村に帰って百姓するだろうな。」

「え~とじゃあ監督も?」

「おう!これから帰って麦の種蒔きだなぁ、本当にお前さんのお陰で種蒔き迄に仕事が終わった、ありがとうよ。また来年何処かの現場で会おう!」


そう言って現場監督は笑顔を残して去って行きました。


こうして僕はまた無職になりました。




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