見習い暗殺者に戻った
二日でミュンゼンの街に戻った僕はスレイプニルを馬借屋に預けギルドの倉庫に向かった。
途中馬借屋の店長が泥棒がどうのと騒いでたが僕は疲れてたので聞き流し、店長にスレイプニルを預けた。
こんな魔物預かれるかとか何とか言っていたようだがやはり眠気には勝てない。
僕は店長に背を向けて足早にその場を後にした。
「という訳でギルマスからの手紙です。」
「うんご苦労だったな、ギルマスから何かしら言伝てはあったかな?」
「この件に関して以降連絡は不要だそうです。」
「フムご苦労だった。」
僕は二日ぶりの睡眠をとるため自宅に戻った。
2日後
「この前はご苦労だったな7号、大部疲れていたようだが疲れは取れたかな7号、誠に7号は頼りになる。」
ナニこのあからさまなおだては、あ~やだ、聞いただけで逃げ出したくなる。
「今日7号に来て貰ったのは他でもない。この前の王弟殿下の一件じゃ。7号には大部に苦労を掛けた故、特別に聞かせたい話がある。」
聞きたくない、心の底から聞きたくないです。
「此度の一件は王弟殿下とその取り巻き、特にご学友と呼ばれとる貴族の次男坊三男坊が企てた話じゃったよ。」
だから聞きたくないって、この糞爺~
「まったく王弟殿下も困った方じゃ、仮にも和平がなってこれからと云う時に。」
知らね~よそんなん、俺は只の見習いですよ、そうですよね。
「ここらで一度お灸を据えねばならん。」
はぁそうですか・・・
「と言う訳じゃ、済まんが頼む。」
・・・えっ?
あれっ?
ボーっとして大事な所聞き損ねたかな?
「支部長、何を頼むのですか?」
「・・・王弟殿下に灸を据えてくれと言ったのじゃ、察しろ・・・」
「具体的にお願いします。」
「・・・だからお前は何時までも見習いなのだ。」
この爺~言質とられない様にしてるな、
「殺して良いんですか?」
「戯け!貴族のボンボンなら構わんが王弟殿下は駄目だ。お灸だ、お灸。」
「お灸の後が残っても構わないと」
「殿上の方の中には人の痛みに疎い方もいるからな。」
「・・・了解しました。」
こうして僕はまた見習い暗殺者に戻った。




