見習いテイマーになる
ん~無理~無理だから~ハゲ~ヤ~メ~ロ~ムニャムニャ・・・キャサリンさん迄らめぇ~・・・あ~よく寝た。
僕はギルド本部にたどり着き手紙を渡すとその場で意識を失ったらしい。
僕がボーっとしてると目の前のドアが開いて、
「おっ!目覚めたか、ギルマスがお前さんを呼んでる、起きれるか?」
そう訊ねて来た人に思わず尋問ですか?と聞きそうになったが、辛うじてこう答えた。
「はい。」
暗殺者はべらべら喋らない、本当は疲れてて面倒臭いからなんだけど。
「手紙の配達ご苦労だった。良くこの短期間でやり遂げてくれた。」
挨拶をする間もなくギルマスは僕にこう言うと、聞こえる様に支部長の愚痴を言い出した。
「それにしてもあ奴め今回の件は全て任すと言っておいたのに、ターゲットが王弟殿下と解った途端、保険を掛けて来おった。まぁ臆病者ゆえあの年迄、暗殺者ギルドの長を勤められたのかも知れんがな。」
悪口ですか?支部長の悪口なら最も言ってやって下さい、お願いします。
僕がギルマスに心からのエールを送っていると、ギルマスから声をかけられた。
「若いの疲れてる所を済まんがワシの書いた返事を届けて貰いたい。」
悪いと思ったらヤメテよ、思わず口に出しそうな言葉を飲み込み、僕はただ一言
「はい。」と伝えた。
僕は受け取った手紙をしまいその場を後にしようとドアに手を掛けた時、ギルマスに止められた。
「まぁお待ち、特殊公務員出は動きが速いのう。良いか、ギルドの前に馬が繋いであるそれをお使い。それとな支部長に伝えておくれ、この件に関しては以降連絡は不要じゃとな。」
あぁこの人も支部長と同じ穴の狢だと僕は思ったが死ぬほど急がせないだけまだましかな何て思いました。
玄関に繋いである馬を見るまでは。
門の所には一頭の馬が繋がれていた。
スレイプニル・・・八本脚の魔物じゃん。確かに乗りこなせれば三日と掛からず帰れるけど一寸でも隙を見せたら乗り手を襲ってくるよね。
流石にギルマスだあのハゲよりえげつない。
僕はスレイプニルに飛び乗ると嫌がる魔物を無理やり走らせた。
こうして僕は見習いテイマーになった。




