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キャラクターメイキング-3

種族と職業クラスの説明が終わると、時間が来たらしい。

目の前には、運営(GM )のアバターが音もなくその姿を表していた。


「大変御待たせ致しました・・・それと、我々に代わっての種族及び、職業クラスの説明誠に有り難う御座います・・・」


表れると同時に、謝罪の言葉を延べ頭を下げるGM 。更に、俺が七瀬にしていた説明も聞いていたのであろう、運営に代わっての種族、職業の説明への感謝の言葉が告げられる。


「今回、キャラクターメイキングが遅れた理由とお二人がキャラクターメイキングで別の空間に分けられていない事についてご説明いたします。

遅れた理由からですが・・・」


各種族の上位へと変化する諸条件の変更が行われ、その書き換えが今まで掛かってしまっていた為に、正常なキャラクターメイキングへと移行しなかったとのこと、単純に考えれば緊急のシークレットアップデートに引っ掛かったと言える。ついてないと言い換える事も出来るだろう。


が、俺はソコに微妙な違和感を感じてしまったのも確かだ。しかし、この場でそれを問い質すのはプレイヤーの権限を逸脱している気がする。聞かない方が無難だろう。

そう思い顔に出さない様に出来る範囲で努力していると


「今回の事は、シークレットアップデートを行いその影響を此方が重要視していた為、発生した遅延とお考え戴ければ幸いです。」


そう告げ、再び頭を下げるGM 。顔には申し訳ないという表情が浮かんでいる。のだが、俺に視線を向けると何故か、個人的興味があると言いたげな色が表情に浮かんできたのが分かった。


「・・・ハァ~・・・GM側で聞きたい事が出来たって感じかな?・・・何を聞きたいんだ?」


と、その言葉を受けてGMのアバターが追加登場した。

「え?え?えぇーーーっ!?」

それに驚き叫び声をあげる七瀬。

説明して落ち着かせるべきなのだろうが追加で現れたGMへの対応を優先させないとそれすら出来ない気がする。

最初に現れたGMに視線を向け、七瀬へと視線を巡らせ唇の動きで「落ち着かせてくれ」と音にせず、頼む。読唇術が出来る人であったらしく、七瀬に簡単な説明をして落ち着かせてくれている様だ。読唇術は俺も体得しているので唇の動きである程度会話の中身が分かり、安心して増加したGMのアバターへの対応に移る事にしよう。


後2~3話で終わればいいなぁ(ボソッ

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