旅の始まり-5
「取り敢えず、ここには用は無くなったから次へ行こうか?・・・次に近いのは・・・武器庫みたいだな?・・・・・・俺達の装備も整えなきゃならないし、コイツ等の装備も揃える必要がある。」
「そうだね?・・・行こっか?」
アニマル達を全部解放し名前を付け終わると、次の行動を艦内マップを参照しつつ決める。
戦闘艦内にいるから安全面は保証されているのは間違いは無い。
だが、「絶対安全」ではない。
時には、艦内に侵入してきたモンスターと戦わなければならない事もありえる。
その時に丸腰で敢えなく死亡という事態は笑い話にもならない。
故に次に向かう場所として最有力候補に上げたのが武器庫という訳だ。
それを含めて、ヒカルへと聞いたのだが何処へ行きたいと希望をいう事なくこちらの意見を聞いてくれた。
理由が、俺と同じ考えに至ったからなのか、このゲームがVRMMOのRPGというジャンルで武器が必要だが、未だに丸腰に不安を感じたからなのか?心情は本人にしか解らない。
俺としては推測するしか無いというのが本音だ。
アニマル達がいた格納庫から艦内マップを参照しながら歩くこと数分。
武器庫へと到着した。
AIは俺からの指示される前に武器庫入り口のロックを解いていたので、入り口前に立つと待つ必要もなく中へと入る事ができた。
「えっと・・・二手に別れて、武器を見て回る?それとも、一緒に回る?」
武器庫に入ると、ヒカルがそう問い掛けてくる。俺は男であるから武器類が整然と並ぶ光景にワクワクする物を感じていたのだが、ヒカルは女の子であるからそんなワクワクは分からないだろうと気付かされた。
それに、武器類がどういった能力やカテゴリーに属する物なのかも分からないだろう。
説明する必要があるだろうし、色気のある代物では無いが見方によってはデートっぽい。
エスコートするべきだろう。
「・・・そうだな・・・説明しなきゃならない武器もあるだろうし、一緒に回ろうか?」
そうヒカルへと笑いかけると、再び輝く様な笑顔を向けてくれた。
武器が納められている棚の間をそぞろ歩きつつ、ヒカルに武器類の説明を求められそれに答える事を暫し続く。
「う~ん・・・メディックって戦闘が苦手な職種なんだよね?・・・どんな武器を装備したら良いのかな?」
一通り見て回ると、そうヒカルが問い掛けてくる。
ヒカルのいう通り、看護師は戦闘向きの職種ではない、だからといって武器が要らないとはならない。
護身用の武器が選択肢として最初に挙げられるが、護身用の武器というのはあくまでも牽制用で、回りに救援者が居ない又は来られない情況
ならば、意味をなさない側面のある武器なのだ。
「護身用のだと、1人で行動しなきゃならない場合は苦しいからなぁ・・・かといって重火器はSTRの都合上持てないだろうし軽いライフル系だと取り回しに難があるからなぁ・・・そうすると・・・サブマシンガン系で、小型の物に絞られるな?・・・・・・と、なると・・・」
ヒカルの問い掛けに、考えを纏める様に呟きつつ、指標になりそうな武器が並ぶ棚へと向かう。無論ヒカルも後を着いてくる。
「軽量で取り回しがし易く、かつ攻撃力に優れたサブマシンガンだと・・・このパースシリーズかな?パルスレーザーを発射するサブマシンガンで取り回し、総弾数に優れた物だな?」
AIがウィンドに標示してくれた、情報を参考にヒカルに向いた武器を選び、棚からそのシリーズの中でも総弾数が多い銃を取り上げレッグホルスターと共に、ヒカルへと渡す。
「うん!ありがとう・・・装備方法はAIに聞くから」
受け取って、礼をのべてくるが装備方法までは俺に聞いてくる事はなかった。
そこまで、俺に世話になるのは心情的に申し訳なく感じるのだろ。
その後は、武器庫内を巡りヒカルが装備出来そうな、近接武器や防具を選んでいく。
一通り揃えると、次はアニマル達の武器防具を選んでその場で装備させていく。
それが終わるとアニマル達をヒカルの元へと行かせ待機を指示する。
最後に俺の装備となる。
武器庫を巡ってある程度目星は着けていたので、決まるのは早かった。
さて、次は何処に向かおうか?
武器防具やキャラクターのステータスは別枠を儲けて記載します。
次は、どうしようか?




