第一話 春休みの出来事~キャンプ~(1)
今は、春休み真っ只中......爽やかな風が僕の髪を揺らす。
僕は、今..家でゆっくりと過ごしている...筈だった。
「ここら辺で良いかな~?」
こちらに見えますのが、天然度MAXのおさななじみ~幼馴染でございます。
「何言ってるの?ひー君」
続きまして......
「だから!なんで車掌さんの真似してるの?」
僕の幼馴染は心が読める能力でもあるのか?...
全く、16年一緒に過ごしてきて聞いてないぞ!ぷんぷん!
‘緊急です。3割の男子がこちらに乗り込んできます’
よしっ!僕が出る。(ここからは少しの間、日向の脳内でのやり取りをお楽しみください)
日向「ふっ、お前達は何度いっても同じことを繰り返す....何とかしろ!」
男子A「上の者出せ!お前は、引っ込んでろ!」
男子B「僕は...17年間、父親と2人で暮らしてきたんだぞ!」
もうこいつら、どうでもいいや...特にBの奴、個人情報言わんでええ!
男子C「僕を....○号機に乗せてください!」
危ない、危ない、もう少しで著作権の侵害だった。○入れといて良かった。
男子D「何で...なん..で....お前だけなんだ...蓄しょーーー」
微妙に、漢字とひらがな分けるのやめよう?な?な?
日向「お前らの意見は分かった。仕方ないけど...無視します」
3割男子全員「全く分かって無いだろ!この、変態!魔女に弱いくせに!」
ブチッ!もー今ので相当、頭きましたよ。ねえ、秘書さん。
‘さあー私には、さっぱり分かりませんね’
何でそんな反応?頭こないの?あなたは。
ちなみに、説明しよう。秘書さんとは、脳内警報の担当であります。
えっと......本名は...
‘マスター、それ以上喋りますと....私、我慢が出来ないですよ’
分かりました、気をつけます。それに、僕のことは‘マスター’って呼んでくれます。
それから、声は綺麗です....皆さんにもお聞かせしたいくらい。
‘マスター無駄話は終わりましたか?なら....解散の号令を’
日向「ぜーいん、解散!!!」
これで、脳内でのやり取りは終了です。ご愛読、ありがとうございました。
「なんで~?終わっちゃうの?」
いえいえ、これからですとも。
そんで......今は、春休み。僕は、ゆっくりと......
「それはもう聞いたよ?ひー君」
少しは僕にも、「」つけて喋らせてよ!....それでは、今の状況説明を。
舞台は、とある山にある川辺......へ行くための道、そして車の中
車は、五人乗りで乗員は
僕・月見・花見姉さん(月見の姉)・月見ママである。
運転は、月見ママ。助手席に花見姉さん。そしてその後ろに僕と月見。
ちなみに、何で姉さんと呼んでいるかは....殺気を感じるから。
以上で状況説明は終わります。ご苦労さまでした。
「昨日は何で来てくれなかったの?ひー君」
うわっ、ママさんその喋り方ダメですよ。
「私、2人だったから全然物足りなかったの....」
これ以上ママさんに話をさせてはいけない。こうなったら......
「ママさん?それは、家に帰ってからにしましょう」
「別に、ひー君なら冬魅って呼んでもいいのよ?」
「遠慮しておきます」
ここできっぱり言わないとねちねちしつこいからな...ママさん。
「だから、ママさんはダーメ。ふ・ゆ・みって呼んで」
なんで、神代家の人は心が読めるのだろうか?....気のせいか。
「姉さん、何か一発芸でも」
「いやだ、私はやらない」
畜生、この魔女め!少しくらいやったって良いだろう。
「なんつった?お前、殴られてーか?」
「こらこら、そんな汚い言葉使わないの。体は綺麗なんだから」
「ちょっとママ!」
ふぇー、親には弱いっとメモしとこ。
「何かやってくれるよね?じゃないと、あの映像流しちゃおっかなぁ~。ひー君に」
「ダメ!絶対ダメ!」
親には、恥ずかしい秘密を握られているっとメモメモ。
「分かった。着いたらやるから」
ふぁっふぁっふぁっ、これで着くまで平和だ。
「月見?」
さっきから全く、喋らない....なんだ、寝てるのか
こんな感じで車は無事、目的地に着いた。魔女の弱点も分かったし今回は収穫多かったなぁ。
でも、ママさんとだけは組まないでおこう...なんか、危ないから
どうでしたか?毎日更新したいと思います。






