異世界交流管理局
なろうは初めてです。
とある異世界。
「ぐぁー!」
この世界の吸血鬼達がたった一人の黒髪の6・4ヘアーの目付きが悪い人間型の姿をした新種の種族である魔物に全員ぶちのめされていた。
その魔物の男は頭に蛾の触覚を生やし背中に鮮やかな淡色の色彩の蝶の羽を持っていた。
そしてその傍にはもう二人付き添いのように人間の姿をした男が立っていた。
一人は特徴的なくせ毛をいくつも立てているくせに全体的にサラサラの髪型をした背の高い20代位の男。
もう一人はカラフルなモップのような髪型のチャラチャラした10代後半くらいの男。
一目見ただけでは後の二人も新種の魔物のように思われるが二人がワザと出している気配から、魔物とは違う、いや魔物も混じっているがそれ以外の様々な異質の種族も混じっていることがなぜか分かった。
「ハイハイ勝負は俺たちが買ったんだから約束通り、この世界の吸血鬼の監視や管理をするメンバーをウチ世界組織から何人か派遣させてもらうからな。」
「これで分かったか、お前等この世界の吸血鬼共が最強でデカい面で来ていたのはさっき説明したように、『完成度の低いこの世界を設計した設計者が、設計のし易さに甘えてお前等吸血鬼を勝手な最強設定で優遇していたからに過ぎなかったこと。』が、本来弱点だらけで倒し方さえ分かれば人間の素人でも倒せるほど情けない種族をベースとした吸血鬼が弱点克服、後付けの能力、強固なパワーなどの最強設定をお前等が馬鹿にしていたお前にお前等と同じの比例で取り付けてやれば俺たちの世界の人狼と吸血鬼の関係のように人狼側の方が圧倒的に強くなるんだよ。」
この二人の話を聞く限りこの世界の吸血鬼はずいぶんとこの世界で傲慢に生き続けていたみたいだ。
それをさらに別の異世界からやってきたこの三人に、完膚なきまでに自尊心をへし折られた。
「お前等みたいな吸血鬼が表の低次元世界でいい気になって増えすぎたせいでその反動で、『俺たちが住んでいる一番完成度の高い無教神話世界』では吸血鬼がかなり下っ端の種族として肩身狭いおもいをする羽目になったんだろうが。
更に自浄作用によってこいつのような吸血鬼に無敵の力を発揮出来る種族もウジャウジャ生まれてこっちの世界に派遣されるようになったんだ。」
三人はこの世界の吸血鬼達を呆れるような目線で見下した。
「ふ…ざけるなるな!ならお前らの無教神話…とか言う世界……の吸血鬼は我々より弱いからだろう………戦えば我々が勝つ………。」
自尊心が高そうな女吸血鬼が満身創痍で弱弱しく三人に吐き出した。
「馬鹿か、例え超高次元超過を解除しても俺達無教神話世界の吸血鬼の方がお前等表の低次元世界の吸血鬼よりずっと強いに決まっている。とっとと自分たちが負け犬になったことを認めるんだな女王様。」
止めの一言を吐かれ、吸血鬼の女王らしき女は直ぐに気を失った。
「さて、そろそろこの世界での仕事も一段落、後は異世界交流管理局から派遣した真祖の吸髄鬼達に任すか。」
カラフルモップ頭が一息付くと新種の魔物の男が不満を言った。
「よく言いますよチューバファイパ様。働いたのはほとんど俺と俺の眷属達でしょうが、あんたたちは肝心なトコの説明をこいつ等に言ってただけじゃないっすか。」
チューバファイパと言うカラフルモップ頭の男はそう言われてもへらへらと笑っていた。
「そう言うな沖島底近俺たちはあくま新入りの吸髄鬼のオメーに単独で仕事ができるように付き添いの監視で居るだけなんだからよ。」
「だからって何も異世界交流管理局住人支部長のガズル・ノケール様まで一緒に付き添いで来なくてもいいじゃないっすか。」
どうやら新種の魔物の男は沖島低近、くせ毛の長身の男はガズル・ノケールという名前らしい。
そしてそこに二人の男女が現れて底近に跪いた。一人はスタイル抜群の長い金髪と青い軍服を着た美女、もう一人は短い灰色の髪をした短い顎先っぽの髭を付けた若い男。
二人は底近に報告をし出した。
「底近様、この世界の人間の退魔機関の問題もたった今終わらせました。」
「ああ、結構所でほかの眷属連中はどうした?」
「チューバファイパ様とっくに多様性の能力で局に帰してしまいました。」
「相変わらず手が早いねー。さてこれでしばらく帰ってのんびりできるか。」
報告を聞いた底近がほっとしたのもつかの間ガズルが低地価の頭に手を置いた。
底近は嫌な予感がした,そしてそれは当たっていた。
「何言ってんだ、帰って一息付いたら次の異世界の仕事に行ってもらうからな、後2,3回ぐらい付きそうで仕事の経験積んでもらうぞ。」
「ギャー、ガズル様の鬼ー!悪魔ー!いや無教神話世界の高度悪で強き者共ー!」
「何言ってんだ,お前の本体にはウチ等も散々迷惑かけられたからな、あいつの責任は分体のお前にも取ってもらうぞ。」
「そんな理不尽だー!殺生なー!俺の魂を作って表世界に解き放った俺の本体イノギリの奴の責任をなんで俺が肩代わりしねーといけないんだ⁉」
こうしてこの五人は自分たちの無教神話世界とやらに帰っていった。
色々と謎が多いプロローグになってしまいました。




