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異世界放浪 〜僕の家って何処ですか?〜  作者: 礫(レキ)
第3章 天界編
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ep11-3 八大精霊出現

浮遊都市ってこんなに瘴気が濃いんだな、意識を強く持ってないとあっという間に持っていかれそうだ。

しかし、なんでこんなに禍々しい瘴気が維持出来るんだ。

コースケが船首まで辿り着くとその原因が分かった気がした。

幼い子供達や少年、少女と思われる人達の死体の山が築かれていた。

その山の上で黒衣の男がニヤニヤしながらコースケを見ている。

「あんた、やっぱり凄いね。この瘴気の中を歩けるんだ。」

コースケは、幼い子供達の亡骸に呪の魔法の浄化術を施した。

「これは、貴様の仕業か!」

「あ〜、怒っでもダメだよ。おれを殺っても何も解決しないし…こいつらだって行き場がなくてここでのたれじんでるだけだから。」

僕の怒りは頂点に達した、こいつは何を言っているんだ聞こえないのか嘆き苦しみ、後悔、助けを呼ぶ声、このどこにも諦めなんかないし、あったとしても救わないといけないはず。

僕はまた人としての意識をなくすようだ。

御免、みんなあんなに僕を叱ってくれたのに…僕はダメな奴だ。

僕は黒い塊となり黒衣の男を一撃でチリのように消した。

地上では、ジルが激昂していた。

「時間がねえんだ。なんとかならねえのか!」

ミナも大神官も頸を振るばかりで何の策も無さそうだ。

「霊獣!なんか裏技とかねえーのか!」

チキは、頸を振って、

「そんなモノあったらとっくにやってる。」

土竜が、

「精霊様だったら何かアイデアがあるかもだけど僕等じゃなんともだね。」

ジルが突然指差して、

「それだ!それしかないだろ。封印を今すぐ解いて、あいつを取り戻すんだ。」

サラがボソッと呟いた。

「でも、どうやってやるんでしょうか?」

ミオが突然立ち上がって、

「ミナ!出来るんでしょう?」

ミナは頷いたが、

「出来るけど…、精霊達の力でも無理だと思うわ。」

ミオがミナに詰め寄って、

「出来ることは何でもやるの可能性何かどうでもいいの、やるしかないの!!」

ミナは、ミオの勢いにオサレ、もっていた杖を天高く振り上げると、眩い光を発し、7つの方向へと飛び散って行った。

最初に現れたのは、シルフ。

シルフは浮上都市ニホンを見上げるなり、頸を振って、

「もう手遅れだ。人の形を失っている。」

と言って、助けたところで何のメリットもない、やめた方がいいと言って救出には反対した。

次に現れたのは闇、天、地の精霊だったが同じいけんだった。

更に遅れて火、水の精霊が現れたがやはり同じ意見で世界が救われるなら仕方ない犠牲と言った。

最後に現れた呪の精霊は、現れるなり、

「私の魂に換えても救い出す」

と言って浮上都市に向かって行ってしまった。

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