表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界放浪 〜僕の家って何処ですか?〜  作者: 礫(レキ)
第3章 天界編
41/53

ep10-4 浮上都市の謎

「あっ見えて来たよ。」

ミオは興味津々で身を乗り出している。

浮上都市は、想像より巨大だった。

降りることは問題なく出来そうだ。

「黒龍、ちょっと降りてみてくれないか。」

黒龍は降下し、地表に着く直前に異常を感知し、再び浮上した。

「どうしたんだ。黒龍。」

「幻だ。ここに都市なんかはない。」

僕は頷いて、

「そうか、わかった帰ろう。」

黒龍は慌てて、

「どういうことだ、説明しろ!」

と叫んでいるみたいだったが、無視して、風の精霊とミオに帰る様に促した。

当然、全員が怒っていた。

『陰の精霊王。性格がネジ曲がっているにも程がある。』

風の精霊が睨みつけていたが、それよりミオに締め上げられてる方がきつい。

「さっき言ったばっかりでしょ!隠し事はなしって。」

僕は、ミオからの攻撃を逃れて、

「確証がなかったから、確認しないとわからないだろ。不確定な話をするのもね。」

と言った。

浮上都市について、みんなに説明した。

浮上都市とは、そこにはないがそこに存在する。

見えているのは影で、実体は異空間に埋没している。

それを引き出す事ができるのが時の精霊の力。

『待て、話が半分しか解決しないではないか、どうやって浮上都市を消す?』

「僕と一緒に地上に落ちることで因果律が消滅して消えます、そして異空間の扉は閉じる」

風の精霊は頷きながら、

『この地の災いは異空間の来訪者ということか。でも、なんでお前だ?』

「なんでもいいんです。媒体があれば、ただ媒体はその都市が知ってないといけない。」

風の精霊はその場に座って、

『もう、終わるんだな災は…じゃ、さっさと封印してくれ。』

「ありがとう。風の精霊。」

僕は、ミオの方に向き直して、

「じゃ、ミオ。封印を。」

ミオが、震えて拒否した。

「そ、それじゃコースケはどうなるの?いなくなるの?消えちゃうの?」

僕はミオの肩にそっと手を添えて、

「いいかい、ミオ。僕はこの世界の災にしかならない、いてはいけない存在、浮上都市と同じだ。消えないといけない。」

ミオは、頸を大きく振って

「違うよ。ミオにとっては幸せしか運んで来てないよコースケは…災なんかじゃないよ。」

僕は、頸を横に振って、

「もう一つ、君に言わないといけないことがあった…僕は既に死んでいるんだ。」

ミオの顔面から血の気が引いた。

「う、嘘。」

「うん。だから僕は消える事が自然なんだよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ