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異世界放浪 〜僕の家って何処ですか?〜  作者: 礫(レキ)
第3章 天界編
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ep10-2 精霊王なんか大嫌い!だ

「精霊様、精霊様、門を開けて欲しいという奴らが来ています。」

風の精霊は、1睨みして、

『カマ!お前はなんだ。門番だろ、門番だったら追い返せよ、いちいち俺に取り次ぐんじゃない。』

「で、でも。俺を捕まえたんですよそいつ。一発て。精霊様みたいに。」

風の精霊は面倒くさそうに。

「大神官のじじいでも来たのか?」

風の精霊は重い腰を上げ、門に向かった。

『違うな。大神官じゃない…のにカマを素手で捕まえる?は?あの顔…ミナ様?!いやちょっと幼いな。誰だ。』

風の精霊はコースケとミオを見て舌打ちをしながら

門を開けた。

『チッ。何か用なのか。ここには俺しかいないぞ。』

「あなたを封印に来ました。」

風の精霊は、ニヤリと笑って

『なるほど、ユニコーンと黒龍がいるということは、精霊王なのかあんたらは!俺は精霊王なんて大嫌いだ!帰ってくれ。』

ミオが大嫌いというワードが気に入らなかった様だ。

「大嫌いってなんで?私あなたに何もしてないし、初対面だよ。なんで大嫌いなの?教えて。」

風の精霊は、面倒くさそうに、

『うるせぇな、大嫌いは大嫌いだ。』

風の精霊が立ち去ろうとすると、ミオが風の精霊の首根っこを掴んだ。

『お、お前、風がつかめるのか?驚いた、俺の体に触れた奴は2人目だ。でも認めねぇ。大嫌いだ。』

ちょっと気になることがある、僕のことは目を見て睨むのに、ミオの目を見ようとしない。

ミオを呼んで耳打ちして、風の精霊の目を見るように言った。

ミオが風の精霊の目を見ようとすると、目を逸らした。

ミオがニヤリと笑って、高速で風の精霊を回り始めた…術ではあるが、こういう用途があるとはね。

風の精霊は膝をつき、

『わかった。話だけは聞いてやる。』

「それは、そうとなぜミオの顔が見れないのですか?」

ミオがニヤと笑って

「照れてるのかな?」

『ふざけるな、私は精霊だし、性別は女だ。お前なんかに興味はない!ただ似すぎている、あの方に。』

コイツもか。

「…ミナ様か?」

『なぜそれを…。』

ミオが笑いながら、

「光の精霊がさ、おいおい泣きながら説明してくれたよ。」

『チッ、ライトの馬鹿が。』

『申し訳ないが、もう関わり合いは御免だ、あの戦いで、仲間がほとんど死んで俺がいなくなれば風は死ぬ…この世から風を無くすわけに行かない。さ、帰ってくれ。』

「ま、待って…。今回は外敵との戦いじゃない、時の精霊の召喚というか出現が目的なんだ。」

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